スマートウォッチ・スマートリング レビュー

Ultrahuman Ring Air 実機レビュー|マットな見た目がいい!サブスク不要で睡眠・運動が測れるスマートリング

どうも、気づけば右手も左手もスマートリングだらけになっているタケイ(@pcefancom)です。

今回はUltrahuman(ウルトラヒューマン)の「Ring Air」を、提供いただいてから1か月みっちりつけっぱなしにして使い込んでみました。スマートリングって、数日つけただけだと「なんとなく数値が出るガジェット」で終わりがちなんですよね。ただこのRing Airは、つけ続けてキャリブレーションが進むほど分析が深くなるタイプなので、あえて1か月という長めのスパンでガッツリ検証しています。

正直に白状すると、使い始める前は「ウルトラヒューマンって、どこのメーカーだ…?」というレベルで名前を知りませんでした。調べてみるとアメリカやインドではかなり有名で、リング以外にも血液検査キットや据え置きの健康ガジェットまで手広く出しているメーカーなんですね。

そんな私が事前に調べていて一番ひっかかったのが、「Ultrahumanのリングは運動・運動負荷の計測がやたら強いらしい」という情報でした。それなら普段の睡眠計測だけじゃなく、ウォーキングやジョギングのときもあえて外さずにつけっぱなしにして、運動用デバイスとしてどこまで使えるか試してみよう、ということで今回はこの1か月、運動シーンでも使い倒しています。

選んだカラーはマットグレー。マット仕上げのおかげで指の上でギラつかず、仕事の打ち合わせでも浮かないので、この見た目はかなり気に入りました。

注意

製品は提供されていますが、評価には影響しません

Ultrahuman Ring Air とは|薄くて軽い、サブスク不要のウェアラブルリング

Ultrahuman Ring Airは、外側チタン・内側エポキシ樹脂でできた重さ約2.4g〜3.6gのスマートリングです。

指にはめておくだけで、睡眠・運動・心拍数(HR)・心拍変動(HRV)・皮膚温度といった主要な健康指標を手軽にモニターできます。無料の専用アプリはサブスク費用が不要で、長く使うほどデータが蓄積され、自分に合わせたパーソナライズ分析が受け取れる仕組みです。

回復スコアなどをトラッキングするRing Airは、昼夜を問わず快適な着け心地を狙って設計されていて、最小モデルで重さ約2.4g、最小厚み2.45mmというコンパクトさを実現しています。この超軽量・薄型の形状のおかげで、睡眠中も日中の活動時も、かさばるフィットネスデバイスより邪魔にならず、あらゆる場面で快適につけていられます。

リングの外側は、タングステンカーバイドでコーティングした戦闘機グレードのチタンを使っていて、毎日の着用にも耐える高い耐久性を持っています。内側は医療グレードで低刺激性のエポキシ樹脂コーティング。

入浴や洗い物といった水回りでも使える100mまでの防水も備えています。

先に主要スペックを表でまとめておきます。

UltraHuman Ring Airのスペック

項目内容
素材(外側/内側)チタン(タングステンカーバイドコーティング)/エポキシ樹脂
重さ約2.4g〜3.6g(サイズにより変動)
厚み2.45〜2.8mm
直径16.17mm〜24.9mm
バッテリー駆動約6日
フル充電時間約1.5〜2時間
バッテリーリチウムイオンポリマー 24mAh
防水性能最大100m・最長12時間
使用環境温度-10℃〜60℃
データ保存期間6日間(アプリと同期)
サブスク不要(主要機能は追加課金なし)
対応OSiOS / Android
希望小売価格59,800円(税込)
サイズ展開05〜14(全10サイズ)

チタン外装で約2.4gという軽さは、一般的なスマートウォッチのだいたい10分の1くらい。

防水は水深100mまで対応しているので、シャワーはもちろん、プールくらいなら気にせずつけっぱなしでいけます。1か月つけっぱなしにしていても、外装に目立つ傷はつきませんでした。

購入先は公式・Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングに加え、最近はヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店でも買えます。

Ultrahuman Ring Air|実際に使ったシチュエーション

この1か月で試した使い方は、大きく分けて3つです。

まず一番ベーシックな使い方として、日常生活でつけっぱなしのスマートリングとして使いました。

これまでRingConnやOura Ringもつけてきましたが、装着感はほぼ同じ感覚。マット仕上げなので日常にもすっと馴染んで、外し忘れるくらい自然でした。

2つ目が睡眠時間の計測デバイスとしての利用です。
Ultrahuman Ring Airのすごそうなところは、しっかりキャリブレーションすると睡眠に対して深い洞察を返してくれる点。なのでここはあえて入念に、1か月間がっつりつけっぱなしにして測りました。結論から書くと、日を追うごとにアドバイスの精度が上がっていく感じがあって、睡眠計測はかなりしっかり取れていた印象です。

3つ目が本命の運動負荷計測デバイスとしての使い方です。
普段は運動のときにリングを外すことが多いんですが、今回はあえてウォーキングやジョギング中もつけたまま。「運動に強い」という前評判がどんな数値に表れるのかを、1か月かけて確かめてみました。

Ultrahuman Ring Air|使ってよかった点

使い始めるまでが本当に楽

まず感心したのが、セットアップの分かりやすさです。日本語のマニュアルが付いていて、その通りに進めれば十数分で使い始められました。

流れとしては、リングを箱から出して充電ドックに接続し、LEDが紫に光れば充電準備OK。

そのあとスマホにUltrahumanアプリを入れると、すぐにリングが検索されるので「Ring AIR」を選んでアクティベーション。身長・体重を入力すれば、もう使い始められます。

以下は実際のマニュアルです。

充電ドックのLEDが紫になったら準備完了、というのはアプリ側でも同じ案内が出るので、初めてでも迷いません。

ひとつだけ覚えておきたいのが、Ultrahuman Ring Airはつけ続けることでキャリブレーションが進む、という点。

公式には最長14日ほどかけて自分の身体パターンを学習し、ベースラインを作ってくれるとされています。だから「接続したらしばらくつけっぱなし」が前提になります。実際、私も最初の2週間を過ぎたあたりから、アドバイスの中身がぐっと自分向けにチューニングされてきた実感がありました。アプリ側にも「あなたのRingは学習中です」ときちんと表示が出るので、放置しておけば勝手に精度が上がっていく感覚です。

このあたりのセットアップで全く迷わない作りは、最初に触って「お、丁寧だな」と思ったポイントでした。

つけ心地は快適

リングって、メーカーや人の指によって微妙に装着感が変わるんですよね。

私の場合、これまでのRingConnやOura Ringと比べてもほぼ差はなく、快適につけられました。1か月間ほぼ外さずつけていても締めつけてくる感じはなく、サイズ感も他社と共通なので違和感ゼロ。総じてつけ心地は文句なしです。

健康管理の測定結果が見やすい

アプリのトップに睡眠や運動といったよく見る数値が並ぶので、「とりあえず今日のコンディションどうだった?」がひと目で分かります。

スマートリングでチェックしたい主要数値をファースト画面でパッと確認できるのは、地味だけど毎日効いてくる使いやすさです。

カフェインを摂っていい時間の表示がありがたい

使っていて一番おもしろかったのが、カフェインを摂っていい時間を表示してくれる機能です。

普段の数値だけじゃなく、「この時間までならコーヒーOK」といったアドバイスまで出してくれる。

私はコーヒーをよく飲むので、これは想像以上に助かりました。

しかもドリンクの種類ごとにカフェイン量と摂取可能な時間まで細かく出してくれるので、「じゃあ午後は浅めのブレンドにしとくか」みたいな判断ができます。他社リングのアプリだとここまでは出してくれないので、体調まわりのアドバイスが豊富なのはUltrahumanの明確な強みだと感じました。

フィットネス関連の測定がとにかく強い

事前に聞いていた通り、運動系の計測はやっぱり強かったです。

睡眠ステージ、皮膚温度、そして心拍変動(HRV)まで取ってくれるので、VO2max的な数値まで分かるんですよね。単なる歩数やカロリーだけじゃなく、脈拍や心拍がどう動いているかまで拾ってくれる。

ワークアウト頻度やアクティブ時間、アクティビティスコアも週ごとに前週比で表示されるので、「先週より頑張れてるな」が数字で見えるのがモチベーションになります。1か月使うと、この週ごとの推移がたまってきて振り返りが楽しくなってきました。

リングをつける目的は人それぞれだと思いますが、運動量や運動負荷をしっかり数値で残したい人にはかなり刺さるはずです。

家電量販店で実機を試せる

これは購入検討中の人にとって大きいポイントです。

ヨドバシカメラの店頭にはカラーサンプルやサイジングキットが置いてあって、実際に指にはめてサイズを確認できました。

サイジングキットは05〜14までのサンプルリングが入っていて、二晩つけてサイズを決める「Two-Night Sizing Test」まで案内されています。

店頭で試してサイズを確認して、あとはAmazonで買う、なんて買い方もできるので、リングのサイズ選びが不安な人はまず店頭に足を運ぶのがおすすめです。

Ultrahuman Ring Air|使って気になった点

アプリ内に日本では使えない機能がある

Ultrahumanは本来、リングだけでなく血液検査キット(Blood Vision)や据え置き型の健康モニター(Home)、血糖管理のM1など、総合的に健康を測れるラインナップを持っています。ところが日本で発売されているのはRing Airだけ。

そのためアプリ上にはホーム、M1、ビジョンといったメニューが並んでいるのに、日本ではほぼロックがかかっていて使えません。使えるのはRing AIRのみ、という状態です。

機能として見えているのに触れない、というのは正直ちょっと寂しいところ。ここはこれから、という感じなので、リング以外のトータルソリューションも日本にどんどん来てくれたらな、と期待しています。

保証などの支払いがドル建て

もうひとつの注意点が、サブスク(追加サービス)やリング保証の支払いがアプリ内だとドル建てになっている点です。買うときに少しとっつきにくさがあって、「この保証にドルで入って、ちゃんと日本国内で保証が受けられるのか」「やり取りが英語になるんじゃないか」と、正直ちょっと不安になりました。

ヨドバシカメラなど国内でも売っているので日本でのサポートは受けられるはずですが、決済がドルになる場面がある点は頭に入れておくといいと思います。

Ultrahuman Ring Airと主要スマートリングを比較

ここで、ヨドバシカメラの店頭に貼ってあった「YODOBASHI SMART RING COLLECTION」の比較表をベースに、各社の最新スペックを確認して整理し直したものを載せておきます。

強みや弱みがひと目で分かるので、他社と迷っている人はぜひ参考にしてください。

メーカー・モデル素材(外/内)厚み重さ連続稼働防水
Ultrahuman Ring Airチタン/エポキシ樹脂2.45〜2.8mm約2.4〜3.6g約6日100m/10ATM
Oura Ring 5チタン/チタン2.28mm約2.0〜2.69g最大9日IP68/10ATM
Oura Ring 4チタン/チタン約2.88mm約3.3〜5.2g最大8日IP68/10ATM
RingConn Gen3チタン/エポキシ樹脂2.3mm約2.5〜3.5g最大14日IP68/10ATM
SOXAI Ring 2チタン合金/合成樹脂2.7mm約2.1〜2.7g最大14日IP68/10ATM
Galaxy Ringチタン/エポキシ樹脂2.6mm約2.3〜3.0g最大7日IP68/10ATM
Amazfit Helio Ringチタン合金/樹脂2.6mm約3.65〜3.82g最大4日-/10ATM
SHARP カラダメイト Ringチタン/樹脂2.8mm約2.1〜3.1g最大14日IP68/10ATM
EVERING ZCシリーズセラミック/セラミック2.9mm約3g充電不要-/5ATM

こうして並べると、Ultrahuman Ring Airのバッテリーは約6日でRingConnやSOXAIの14日には及びません。ただ重さは最軽量クラスで、防水は水深100m(10ATM)と十分。この表からも分かる通り、Ultrahumanはスペックの数字で殴るタイプというより、アプリの分析力(HRV、VO2max、カフェイン管理、回復スコア)で差別化しているモデルだと言えます。

公式が出しているApple・Garmin・Ouraとの比較で見ても、Ultrahuman Ring Airの独自性が分かりやすいのでポイントだけ表にしておきます。

機能Ultrahuman Ring Air一般的なスマートウォッチ
重さ2.4〜3.6g35〜53g
心拍変動(HRV)24時間モニタリング一日中
VO2max対応対応
カフェイン管理対応非対応が多い
温度ベースの排卵予測対応非対応が多い
サブスク不要機種による

なお、セットアップ時には性別・活動量・親かどうか、身長といったプロフィールを入力していく流れになります。女性向けには温度ベースの排卵・月経周期の予測機能も用意されているので、この点はスマートウォッチにはない差別化ポイントです。

Ultrahuman Ring Air|こんな人におすすめ

1か月使ってみて、Ultrahuman Ring Airは「アクティブに動く人のためのスマートリング」だと感じました。具体的には、次のような人におすすめです。

睡眠の質や日々のコンディションを数値で可視化したい人。
キャリブレーション期間をかけて自分なりのベースラインを作ってくれるので、じっくり分析したい人にも向いています。

ランニングやトレーニング後の回復状態を把握したい人、特にHRVやVO2maxまで追いたい人にはドンピシャです。
スマートウォッチより軽く自然につけられるウェアラブルを探している人、健康管理を習慣化したい人、女性向けの健康トラッキングに興味がある人にもフィットします。

そして最後に、サブスク不要でスマートリングを使いたい人。
Oura Ringだと計測を続けるのにサブスク(月5.99ドル/年69.99ドル)が必要ですが、Ultrahuman Ring Airは主要機能が追加課金なし。買い切りで支払いをすっきりさせたい人には、これがかなり効いてきます。

まとめ|運動する人に刺さる、買い切りスマートリング

Ultrahuman Ring Airは、正直レビュー前はメーカー名すら知らなくて申し訳なかったんですが、1か月使ってみて印象がガラッと変わりました。

チタン外装で耐久性も高く、水深100mまで防水なので日常でもスポーツでもガンガン使える。HRVやVO2maxまで拾ってくれるので、運動する人ほど価値を感じるはずです。

長く使うほど分析が自分向けに育っていくので、「買って終わり」じゃなく育てるガジェットとして楽しめました。

日本ではまだリング単体の展開ですが、今後、血圧測定や据え置き機まで来てくれたら、もっとおもしろいスマートリングになると思います。
まずは指輪から、これからに期待したいメーカーです。

購入はAmazonのほか、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でもOK。
サイジングキットが店頭に置いてあるので、実際に触ってサイズを確かめてからAmazonで買う、という手も使えます。気になっている人は、ぜひ一度店頭で指にはめてみてください。

以上、Ultrahuman Ring Airの1か月レビューでした。総じて使いやすい、いいスマートリングだったと思います。

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