どうも、Amazfitの新作が出るたびに「これで最後にしよう」と思いながら結局買ってしまうタケイ(@pcefancom)です。
Zepp Health Corporationから、HYROX公式ウェアラブルパートナーの「Amazfit Balance 3」が2026年7月10日(木)に発売されます。メーカー希望小売価格は63,800円(税込)で、まずはステンレススチール版から。チタニウムブラック版は近日発売予定とのこと。
先に感想から言ってしまうと、これは仕事の場面でも普通に着けられるデザインだなあというのが第一印象。リューズがちゃんとついていて、ゴツいだけのスポーツウォッチというより、時計としての存在感がある。私は普段の仕事とジム通いを1本で済ませたい派なので、この方向性はかなり刺さります。

63,800円で買えるものを先に把握しておく
まず何ができるウォッチなのか、ざっくり全体像を押さえておきます。
プレスリリースを読んだ限り、Balance 3は「HYROXレースにガチで使える競技モード」と「日常のコンディション管理」を1台に詰め込んだハイブリッド仕様。21日間持つバッテリーと64GBの内蔵ストレージ、170種以上のスポーツモードで、通勤からトレーニング、レース本番までカバーする設計になっています。

主要スペックを表で整理
細かい仕様は文章で読んでも頭に入らないので、まず表にまとめます。
| 項目 | Amazfit Balance 3 |
|---|---|
| サイズ | 約44.8×44.8×14.6mm(心拍ベース含む) |
| 重量 | 約62g(バンド除く) |
| ボディ素材 | ステンレススチール、繊維強化樹脂/シリコン |
| バンド | シリコン/22mm |
| ディスプレイ | 1.5インチ HD AMOLED |
| 解像度/PPI/輝度 | 480×480/323/最大3,000nit |
| タッチパネル | サファイアガラス(指紋コーティング) |
| バッテリー | 658mAh/最大21日間/GPS最大41時間 |
| 通信 | Bluetooth 5.2 BLE、Wi-Fi 2.4GHz |
| 測位 | 6衛星測位(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSSみちびき/NavIC) |
| センサー | 加速度、ジャイロ、温度、環境光、地磁気、気圧高度 |
| 健康センサー | BioTracker 6.0 PPG(5PD+2LED) |
| OS/アプリ | Zepp OS 6.0/Zeppアプリ |
| 対応OS | Android 8.0以上/iOS 17.0以上 |
| ストレージ | 64GB(音楽・オフラインマップ保存可) |
| スポーツモード | 170種以上、HYROXモード、Zepp Coach対応 |
| AIアシスタント | Zepp Flow(OpenAI搭載) |
| 価格 | 63,800円(税込) |
3,000nitの輝度はかなり明るい部類で、真夏の屋外ランでも視認性は問題ないはず。私が普段使っている別ブランドのウォッチが1,000nit台なので、単純計算で3倍。太陽下でスマホの画面が見えなくなるあの現象、Balance 3では起きにくいと思います。
HYROXモードは「運動会の応援」じゃなく「本番用の武器」
Amazfit Balance 3の一番の売りが、HYROX公式ウェアラブルパートナーとしての5つの強みです。
ここは他社ウォッチには真似できないところなので、しっかり見ていきます。
HYROXレースモードでは、種目別のラップタイム計測ができて、レース中の進行状況が手元でわかる。終わったあとは詳細データを振り返れます。さらにVirtual Pace機能で会場情報を取り込んでレースPLANを作り、当日はそのPLANとの差を見ながらペースを微調整できる仕組み。競技中に「今何秒遅れているか」が見えるのは、配分ミスで後半潰れるタイプの人にはかなり効くと思います。
ちなみに会場情報の取り込みについては、HYROX側の大会ページ更新が直前になるため、選択できても情報が取り込めないケースがあるとの注釈がプレスリリースに明記されていました。この正直な書き方は好感が持てます。買ってから「聞いてないよ」となりにくいですね。
レース後の分析は、自分のパフォーマンスを多角的に見返せて、他選手との比較で改善ポイントを洗い出せる。市民ランナー的にはここが一番テンション上がる部分だと思います。
HybridChargeが従来のBioChargeから何を変えたのか
Amazfitユーザーにはおなじみだった体調スコア「BioCharge」が、Balance 3から「HybridCharge」に進化しています。
違いは、単純な回復度スコアから、睡眠・回復・日常ストレス・トレーニング負荷を統合的に分析する仕組みに切り替わった点。LifeLoad機能と組み合わせて、「今日はどこまで追い込めるか」「休むべきか」の判断材料を出してくれます。
私自身、AGA治療とダイエットを並行している都合で、睡眠の質とトレーニング負荷のバランスにはかなり敏感になっていて、この統合スコア方式は実生活で効いてくる予感がします。
ざっくり言うと、Whoop的な発想をAmazfitがやり始めた、という理解でいます。
170種以上のスポーツモードとオフラインマップ
スポーツモードは170種類以上。ランニング、ウォーキング、サイクリング、登山、ジムトレーニングまで一通り揃っていて、HYROXモードも当然含まれます。筋トレ動作25種+スポーツ動作8種のスマート認識にも対応。
ナビゲーション周りが個人的にはかなり気になっていて、64GBストレージにオフラインマップを丸ごと入れておけるので、山に入ってスマホの電波が切れても地図が見られる。ターンバイターンナビゲーションはリアルタイム更新で処理効率2.5倍、更新頻度は12倍高速化されているそうです。

自動リルートも搭載されているので、ルートを外れても勝手に再計算してくれる。POI検索で近くの店舗や目的地をウォッチから直接探せるのも便利。トレランをやる人には強い装備です。
なお、GPX形式のルートファイルはZeppアプリ経由でインポートできる仕様。既にYAMAPやRunTripでルートを作っている人はそのまま流し込めます。
StravaやRuntripとの連携が本気モード
Amazfit Balance 3のもう一つの推しポイントが、外部フィットネスアプリとの連携。Strava、adidas Running、TrainingPeaks、Intervals.icuあたりに対応していて、日本最大級のランニングコミュニティ「Runtrip」との連携もOK。
特に面白いのがStravaとの新しい関係で、ウェイトトレーニングのデータ(種目名、セット数、回数、重量、筋肉マップ)までStrava上に立体的に可視化されるようになりました。持久系スポーツだけじゃなく筋トレも1億人のグローバルコミュニティで共有できる、というのは今までのランニングウォッチにはなかった発想ですね。

スマート機能はLINE通話が両OS対応
普段使いのスマート機能もひと通り揃っていて、iPhone/Androidの両対応。着信、メッセージ、アプリ通知をウォッチで確認できます。
LINE通話はiPhone・Androidどちらでも着信確認と通話操作ができる仕様。ここは実用性が高い。ただしメッセージ返信機能はAndroid限定で、Zeppアプリに登録した定型文を使う形です。iPhoneには対応してません。
Balance 2との違いは「素材の格」と「指紋コート」
前モデルBalance 2から何が変わったのか、実質的な違いを表にまとめます。
| 項目 | Balance 2 | Balance 3 |
|---|---|---|
| ボディ素材 | アルミニウム合金 | ステンレススチール/チタン(近日発売) |
| サイズ | 約47.4×47.4×12.3mm | 約44.8×44.8×14.6mm |
| 重量(バンド除く) | 約43g | 約62g |
| ディスプレイ | 1.5インチ HD AMOLED | 1.5インチ HD AMOLED(3,000nit) |
| バッテリー容量 | 658mAh | 658mAh |
| ガラス | サファイアガラス | サファイアガラス+指紋コーティング |
| HYROXモード | 非搭載 | 搭載(公式パートナー) |
| ストレージ | – | 64GB |
| 体調管理 | BioCharge | HybridCharge |
| 対応OS | Android 7.0/iOS 14.0以上 | Android 8.0/iOS 17.0以上 |
Balance 2のアルミからBalance 3のステンレススチールへ、素材が一段格上げされています。重量は43g→62gと20g近く重くなっていますが、これは高級感とのトレードオフ。実際に手に取ると、この重さが「時計をつけている」満足感につながるはずです。
サファイアガラスに指紋コーティングが追加された点も見逃せないです。私は仕事中に何度もウォッチを触るタイプなので、指紋の付きにくさは地味に効く進化ポイント。
写真映えも良くなるので、ブログのレビュー用画像を撮る側としても嬉しい仕様です。



63,800円という価格をどう見るか
正直、Amazfitといえば「価格破壊」のイメージが強かったので、63,800円という値付けを見た時は「ついにAmazfitもここまで来たか」と思いました。ただ、Garmin fēnix 7シリーズが10万円超え、Apple Watch Ultra 2が14万円台という現状を踏まえると、この価格帯で21日間バッテリー・サファイアガラス・64GBストレージ・6衛星測位・HYROX公式対応が揃うのは、むしろ戦闘力が高い。
競合機と横並びで見ると、Balance 3の立ち位置が見えてきます。
| モデル | 参考価格 | バッテリー | ストレージ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Amazfit Balance 3 | 63,800円 | 21日間 | 64GB | HYROX公式、Zepp Flow |
| Garmin fēnix 7 | 約10万円〜 | 18日間 | 16GB | 老舗の信頼感 |
| Apple Watch Ultra 2 | 約13万円〜 | 36時間 | 64GB | iOSとの親和性 |
| HUAWEI WATCH GT 5 Pro | 約6万円〜 | 14日間 | 4GB | ゴルフ機能が強い |
コスパで見ると、Balance 3はGarminの主要機能を押さえつつ4万円近く安く、Apple Watch Ultra 2の半額以下。
しかもバッテリー持ちは他を圧倒しています。「充電の頻度を減らしたい」「ジムもレースも1本で済ませたい」というニーズには相当刺さるはずです。
まとめ
Amazfit Balance 3は、Amazfitが「本気で上位モデルと殴り合う」姿勢を明確にした1本だなあと感じます。
HYROX公式パートナーという肩書きは飾りではなく、レースPLAN作成からリアルタイムペース修正、レース後分析まで一気通貫でカバーする仕様。日常はHybridChargeでコンディションを見て、週末はHYROXやマラソンで攻める、というハイブリッドな使い方が想定されています。
発売は2026年7月10日、ステンレススチール版が63,800円(税込)。チタニウムブラック版は近日発売予定とのことなので、素材の質感にこだわる派はそちらを待つのもアリだと思います。

関連記事|あわせて読みたいAmazfitシリーズのレビュー
Balance 3が気になっている方は、他のAmazfitモデルとの棲み分けも押さえておくと選びやすくなります。
自身が実機レビューしたモデルを紹介しておくので、Balance 3と迷ったときの判断材料にどうぞ。
Amazfit Cheetah 2 Ultra|ランニング特化のフラグシップ、GPS性能が最強
希望小売価格99,800円のランニング・ウォーキング特化フラグシップ。デュアルバンド6衛星GPS+円偏波アンテナで補足がとにかく速く、通常使用で30日、GPSモードでも60時間持つ怪物級のバッテリー。1.5インチAMOLED+3,000nitの視認性はBalance 3と同じで、より走りに全振りしたのがCheetah 2 Ultraです。HYROXよりウルトラマラソンやロングトレイル志向ならこちらが向いています。
👉 Amazfit Cheetah 2 Ultraを実機レビュー|ランニング・ウォーキング用スマートウォッチのフラグシップモデル、日常使いも快適!
Amazfit Cheetah 2 Pro|74,800円のコスパ最強ランナー向け
Cheetah 2 Ultraから軍事規格認証と画面サイズを削り、価格を約2万5,000円下げたモデル。Balance 3(63,800円)とちょうど1万円差の価格帯で、ランニング機能の深さで選ぶならCheetah 2 Pro、HYROXやハイブリッド運用ならBalance 3、という棲み分けになります。デュアルバンドGPSと32GBストレージ、20日間バッテリーとサファイアガラス+チタン合金はしっかり継承。
👉 Amazfit Cheetah 2 Proを実機レビュー|ランニング・ウォーキング機能が強い!日常使いもできる74,800円のスマートウォッチ
Amazfit Active 3 Premium|28,900円で乳酸閾値まで測れる薄型ランナー向け
2026年2月発売の28,900円モデル。乳酸閾値、ランニングパワー、接地時間、VO2maxといったGarmin Forerunner級の指標が3万円以下で手に入るのが強み。38g(ストラップなし)/厚み11mmと軽くて薄いので、24時間つけっぱなしにする派にはこちらのほうが快適です。Balance 3のHYROXモードや3,000nitの明るさ、ステンレススチール素材は不要、まずランニング指標を測って走りを改善したい人向け。
👉 Amazfit Active 3 Premiumレビュー|Active Max・T-Rex Ultra 2と比較してわかった!日常使いもOKなランナー向けスマートウォッチ【28,900円】
Amazfit Active Max|28,900円で25日バッテリー、Maxシリーズの原点
Amazon新製品ランキング1位を取ったMaxシリーズ第1弾。1.5インチAMOLED+3,000nit+25日間バッテリーで28,900円という価格破壊モデルです。Balance 3と同じ丸型デザインですが、素材はアルミ+ポリマー、GPSはシングルバンドと割り切った作り。HYROXやハイブリッド運用は不要で「バッテリー最優先+大画面+ChatGPT音声操作」を安く手に入れたい人はこっちが正解。
👉 Amazfit Active Maxレビュー|画面の大きさとバッテリーがマックス!音声AIも使いやすい高コスパスマートウォッチ
Amazfit Bip Max|2万円切りでAI音声操作&20日間バッテリー
エントリー価格帯の2.07インチスクエア型モデル、18,980円。Apple Watchライクなデザインで20日間バッテリーとGPT-4o搭載のZepp Flow、4GBストレージまで載っています。Balance 3を検討していて「HYROXは出ないし、そこまで機能はいらない、でもAmazfitの世界観は試してみたい」という人の入口として最適。丸型が好みならActive Max、四角が好みならBip Maxという選び方でOKです。