使ってみた・体験記

【ジンバルカメラ】Insta360 Luna Ultra 使い込み日記|ゆりかもめの前面展望を4K60fpsで撮ったら、乗り物撮影が一気に楽しくなった

どうも、東京ビッグサイトに行く用事をカメラのテスト日に変えてしまったタケイ(@pcefancom)です。

6月に発売日買いしたInsta360 Luna Ultra、購入から少し時間が経って、ようやく本命の使い道を試してきました。それが乗り物からの風景撮影です。私は昔から電車やバスの車窓を撮るのが好きで、走っている景色がそのまま流れていく映像を見ていると、なんだかずっと眺めていられるんですよね。

今回はゆりかもめに乗って、東京ビッグサイトまでの区間を前面展望で撮ってきました。結論としては、乗り物の記録動画を撮るなら、これ以上ないくらいハマるガジェットでした。

ゆりかもめの窓辺に置くだけで撮影スタート

車内に入って、窓のサッシ部分にLuna Ultraをポンと置く。やったのはそれだけです。

ゆりかもめは無人運転なので、先頭車両の前面がまるごと展望席になっています。今回は側面寄りの窓から線路を見下ろすアングルにしました。手前に高架の分岐が広がって、奥にはお台場の高層ビルとレインボーブリッジ。
天気もよくて、被写体としてはかなり贅沢な条件でしたね。

実際に撮れた映像がこちらです。

実際に撮れた映像がこちらです。

見てもらうと分かるんですが、ピントは終始バッチリ。60fpsで撮っているので、線路が流れていく感じがとにかく滑らかでした。

Insta360 Luna Ultraの撮影設定

項目設定・条件
撮影機材Insta360 Luna Ultra(コズミックブラック 標準版)
解像度・フレームレート4K 60fps(16:9)
ズーム1倍(メインレンズ 20mm相当)
固定方法本体内蔵の三脚脚で窓サッシに直置き
撮影場所ゆりかもめ 車内(東京ビッグサイト方面)
天候晴れ・日中
追加アクセサリなし(本体のみ)

三脚もクランプも使っていません。カバンから出して、置いて、録画ボタンを押す。

撮影準備にかかったのは10秒ちょっとでした。

使ってよかった点は大きく3つ

乗り物からの撮影で「これは効いたな」と感じたポイントを、順に書いていきます。

三脚脚で自立するから、窓辺に置くだけで撮れる

まず一番助かったのが、グリップの下に三脚脚が付いていて本体だけで自立してくれることです。

電車の中で三脚を広げるなんて、周りの目を考えたら現実的じゃありません。
かといって手持ちだと、30分近い乗車時間ずっと同じ画角をキープするのは無理があるし、腕もパンパンになります。Luna Ultraは窓のサッシみたいな平らな場所があれば、そこに立てるだけで完全にハンズフリー。

しかも自立させたあとは着脱式の2インチスクリーンで映像を確認できるので、カメラに触らずに構図チェックまで済みます。
この身軽さは、思いついた瞬間に撮り始められるという意味でかなり大きいです。

ゆりかもめの車内は思ったより揺れるんですが、233gという重さがちょうど良いアンカーになって、置いたまま倒れることもありませんでした。

フォーカスが進行方向から外れない

次に感心したのがフォーカスの安定っぷりです。

ゆりかもめって、レインボーブリッジのループ線をはじめ、とにかくカーブが多い路線なんですよね。
車体が傾いて、窓の外の景色は左右にグワッと振られます。普通のカメラなら、こういう場面でフォーカスが手前の防音壁や架線柱に持っていかれて、画面が一瞬ボケる。これが車窓動画で一番萎える瞬間です。

ところがLuna Ultraは、常に進行方向の奥、線路の消失点あたりを掴んで離しませんでした。
急に左右のガードレールに引っ張られることもなく、カーブを抜けたあともスッと奥にピントが戻る。

トリプルAIチップとDeep Track 5.0のおかげなのか、Insta360のフォーカスエンジンが賢いのか、理屈はさておき結果が明確に出ていました。

3軸機械式ジンバルが車体の揺れを吸ってくれるので、傾いても水平が保たれるのも効いていると思います。

スマホを窓に立てかけて撮るのとは、そもそも土俵が違うなあと痛感しました。

4K60fpsのおかげで映像がヌルヌル動く

3つ目は、フレームレートです。

車窓みたいに画面全体が横に流れ続ける映像は、30fpsで撮るとどうしてもカクつきます。

線路の枕木やフェンスが等間隔で流れていくと、パラパラ漫画みたいなストロボ感が出て、肉眼で見たときの気持ちよさが再現できないんですよね。ここは長年の悩みどころでした。

Luna Ultraは4Kなら60fpsで回せます。
今回もそれで撮ったんですが、仕上がった映像は本当に滑らか。
流れる線路が実際に目で見ていた感覚に近くて、これだけで撮影のモチベーションが変わりました。

8K30fpsという上のモードもありますが、正直そこまでの視聴環境が私の手元にない。4K60fpsがしっかり選べることのほうが、乗り物撮影では圧倒的に実用的です。

モード解像度・fps乗り物撮影での向き
8K7680×4320 30fps静止画的に切り出したいとき。動きの多い車窓には不向き
4K3840×2160 60fps今回のベスト。滑らかさと画質のバランスが最良
4K スロー3840×2160 120fpsすれ違いや通過シーンの演出向け
PureVideo 4K3840×2160 60fpsトンネル・夜間の車窓に
1080p スロー1920×1080 240fps一瞬の通過シーンを引き伸ばしたいとき

気になった点は窓の映り込み

いいことばかり書いてきましたが、不満がないわけではありません。

窓ガラス越しの撮影なので、車内の反射がどうしても映り込みます。これはカメラのせいではなく物理の問題で、レンズをできるだけガラスに寄せる、明るい色の服を避ける、といった撮影者側の工夫が必要でした。

次はレンズ周りに黒い布を巻いて試してみます。

あとは日差しの強い日中に4K60fpsで長回しすると、本体がそれなりに熱を持ちます。

今回の30分程度では止まりませんでしたが、真夏の炎天下で1時間回すとどうなるかは、これから検証したいところです。

まとめ|動いている記録を残すなら、Luna Ultraは強い

ゆりかもめで実際に撮ってみて、Luna Ultraは「動きながら記録する」用途でいちばん輝くカメラだと確信しました。電車でも、車の助手席でも、船でも同じことが言えると思います。

置くだけで自立してくれる手軽さ、進行方向を外さないフォーカス、4K60fpsの滑らかさ。この3つが揃うと、車窓撮影のハードルが一気に下がります。特に「撮ろうと思った瞬間に撮り始められる」という体験は、機材が重装備になるほど失われていくものなので、11万円のカメラでそこを取り戻せたのは素直に嬉しいです。

これから夏本番で、旅行やお出かけの予定を立てている人も多い時期です。窓辺にポンと置くだけで、その移動時間がまるごと作品になります。乗り物の景色を残したい人に、Insta360 Luna Ultraはかなり真剣におすすめできる一台でした。

今回はゆりかもめに乗って、東京ビッグサイトまでの区間を前面展望で撮ってきました。結論としては、乗り物の記録動画を撮るなら、これ以上ないくらいハマるガジェットでした。

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