どうも、スマホとタブレットとPCを結局全部カバンに突っ込んで移動しているタケイ(@pcefancom)です。
折りたたみスマホのフラグシップ
「Galaxy Z Fold8 Ultra」
が発表されました。
無印が「コンテンツを楽しむための折りたたみ」だとすれば、こっちは真逆の思想。「大画面で仕事とクリエイションをどこまで詰め込めるか」を突き詰めたモデルです。
予約は7月23日9時から、発売は8月7日。価格は無印より一段高い水準になります。

開けば約8.0インチ、これは実質ミニタブレット
まず画面の話から。Fold8 Ultraは開くと約8.0インチのメインディスプレイになります。
無印Fold8の約7.6インチと比べても0.4インチ大きく、前モデルのFold7からも約0.4インチの拡大。数字だけ見ると小さな差に思えますが、8インチという大台に乗ったのは体感でかなり効いてきます。
iPad miniが8.3インチなので、あれがそのまま折りたためると考えると想像しやすいはずです。

そしてこの画面、One UI 9で2画面・3画面の分割表示に対応しています。上の画像みたいに、左でブラウザを開きながら右でメッセージを返す、みたいな使い方が普通にできる。私が普段PCでやっている「調べ物しながらメモを取る」作業がスマホ単体で完結するなら、移動中の生産性はかなり上がります。カバー画面も約6.5インチと普通のスマホ並みにあるので、閉じたままでも一通りの操作が困らないのが地味に重要なポイントです。
厚さ約4.1mm、Foldシリーズ史上最薄なのに5,000mAh
ここが一番驚いたところです。
開いた状態の厚さが約4.1mm。前モデルFold7の約4.2mmからさらに薄くなり、Foldシリーズ史上最薄を更新しました。重さは約215gで、これはFold7と同じ。つまり「軽さは据え置きで、より薄くなった」という進化です。

さらに感心したのが、これだけ薄くなったのにバッテリーは4,400mAhから5,000mAhへ増量している点。薄型化とバッテリー増量は本来トレードオフになりがちなので、両立してきたのは素直にすごいと思います。動画再生は最大約27時間で、Fold7の約24時間から3時間伸びています。
45W急速充電にも対応しました。
この点は超便利なので本当に素晴らしいアップデートです。


カメラは2億画素+8K撮影、無印との一番の差はここ
無印Fold8とUltraで最も分かれるのがカメラです。
Ultraは約2億画素の広角メインに、約5,000万画素の超広角、そして約1,000万画素の光学3倍望遠という3眼構成。無印Fold8には望遠がなく、広角も約5,000万画素なので、ここは完全に別物です。

前モデルFold7と比べても、超広角が約1,200万画素から約5,000万画素へと大幅アップグレードされ、8K動画撮影に対応しました。
超広角のF値が1.9になったことで、Fold7比で明るさが約34%向上しているとのこと。暗所やナイトグラフィーを推してくるあたり、キャンプやグランピングみたいなアウトドアシーンでの夜間撮影を意識しているのが分かります。

正直、スマホで8K撮影が本当に必要な人は限られると思います。ただ、約2億画素の高解像度で撮ってあとから好きな部分を切り出す、みたいな運用は日常的に効いてくるので、写真をよく撮る人にはこの差は大きいです。
スペックまとめ表
| 項目 | Galaxy Z Fold8 Ultra |
|---|---|
| カバー画面 | 約6.5インチ |
| メインディスプレイ | 約8.0インチ(反射防止加工) |
| ピーク輝度 | 3,000 nits(Fold7比 約15%明るい) |
| 厚さ | 約4.1mm(開いた状態・シリーズ最薄) |
| 重さ | 約215g |
| プロセッサ | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy |
| メモリ/ストレージ | 12GB+256GB/512GB、16GB+1TB |
| バッテリー | 5,000mAh(動画再生 最大約27時間/45W急速充電) |
| 広角カメラ | 約2億画素(光学相当2倍ズーム) |
| 超広角カメラ | 約5,000万画素(F1.9・8K対応) |
| 望遠カメラ | 約1,000万画素(光学3倍ズーム) |
| インカメラ | 約1,000万画素(カバー/メイン各) |
| 防水防塵 | IP48 |
| OS | One UI 9(Android 17ベース)/最大7世代アップデート |
| カラー | バイオレットシャドウ/グラファイト/クリーム/グリーンシャドウ(限定) |
| 発売日 | 2026年8月7日(予約7月23日9時〜) |
無印Fold8とどっちを買うべきか
ここが一番聞かれるところなので、はっきり書きます。私の結論は、コンテンツを消費する時間が長い人は無印Fold8、作って発信する側の人はUltra、です。
| 項目 | Galaxy Z Fold8 | Galaxy Z Fold8 Ultra |
|---|---|---|
| カバー画面 | 約5.5インチ(10:16) | 約6.5インチ |
| メインディスプレイ | 約7.6インチ(4:3) | 約8.0インチ |
| 重さ | 約201g | 約215g |
| バッテリー | 4,800mAh | 5,000mAh |
| 広角カメラ | 約5,000万画素 | 約2億画素 |
| 望遠カメラ | なし | 約1,000万画素(光学3倍) |
| 動画撮影 | ─ | 8K対応 |
| 向いている人 | 読書・動画・軽さ重視 | カメラ・大画面・生産性重視 |
無印Fold8は約201gと軽く、10:16のカバー画面と4:3のメインで漫画や動画が読みやすい設計。
対してUltraは14g重くなる代わりに、8インチの大画面・3眼カメラ・8K撮影という「盛り」を手に入れます。この14gと価格差をどう見るか。SNSやブログに写真・動画を頻繁にアップする私のような使い方だと、カメラと大画面の恩恵が日々効いてくるのでUltra寄りの判断になります。逆に通勤中に漫画を読むのがメインなら、無印で十分どころか無印の方が快適です。
AI機能「Now Nudge」が大画面と噛み合っている
見落としがちですが、Ultraで面白いのがAIの「Now Nudge」という機能です。メッセージで「7月22日空いてる?」と聞かれたときに、AIが「カレンダーを表示」と提案してくれて、タップすると自動でメッセージとカレンダーが分割表示で並ぶ、というもの。
大画面折りたたみとAIの相性の良さがよく分かる例で、アプリを手動で切り替える手間が減ります。この手の機能は結局「大きな画面で複数アプリを同時に見られる」からこそ活きるので、8インチのUltraとは特に噛み合っています。
実際どんな人におすすめか
正直に言うと、Fold8 Ultraは万人向けの端末ではありません。価格は無印よりさらに高く、海外の価格帯から見ても日本では相当な金額になる見込みです。ここは誤魔化しません。
それでも私が勧めたいのは、スマホ・タブレット・軽作業用PCを別々に持ち歩いていて、それを1台に集約したい人。
写真や動画をよく撮って発信する人。そして移動中にがっつり作業をこなす人です。この3つに当てはまるなら、約4.1mmの薄さで8インチと3眼カメラが手に入るこの端末は、かなり現実的な「全部入り」の選択肢になります。
逆に、コンテンツを見る時間が長い人・とにかく軽さと価格を優先したい人には無印Fold8を勧めます。カメラにこだわりがなく、折りたたみ自体に興味がないなら、素直に普通のフラッグシップを買った方が幸せです。
私自身は、店頭で8インチの分割表示の実用性と、ヒンジの開き心地、中央の折り目の見え方を確かめてから最終判断するつもりです。カタログの薄さと実際の握り心地は別物なので。触ってきたら改めてレポートします。