どうも、Rokid スマートAIグラスをほぼ毎日かけているタケイ(@pcefancom)です。
スマートグラスを買ったはいいものの、「買ったときの機能のまま止まってるな」と感じていませんか?
私も過去にいろんなガジェットで経験がありますが、この手のデバイスはアップデートが止まった瞬間にただの高い置物になります。その点、Rokidは購入から数ヶ月経ってもコンスタントに機能追加を投げてくるので、正直かなり安心して使えています。
そんなRokidの専用アプリ「Hi Rokid」が、バージョン1.10.0にアップデートされました。今回は追加要素がなかなか多いので、変更点を1つずつ見ていきます。
Hi Rokid 1.10.0の変更点は7つ
まずは全体像から。アップデート内容は以下の7項目です。
| No. | 変更内容 |
|---|---|
| 1 | アプリのホーム画面を刷新。ビジュアルデザインと操作体験を改善 |
| 2 | Agent Store機能を追加。興味のあるエージェントを追加してグラス上で呼び出せる |
| 3 | Navigationにグラス側表示の切り替えを追加。よく使う住所を素早く追加可能に |
| 4 | Helmet Modeを追加。ヘルメット着用時・ライディング時向けに起動と操作を最適化 |
| 5 | オンボーディングプロセスを改善。初回ユーザー向けにグラス側の新ガイダンスを追加 |
| 6 | アカウント登録とログインのプロセスを最適化 |
| 7 | 各種不具合を修正し、全体的な体験を改善 |
ざっと眺めると、1・5・6は「使い始めのつまずきを減らす」系の改善、2・3・4は明確な新機能という整理になります。個人的に気になったのは、やはりAgent StoreとHelmet Modeの2つですね。
注目①:Agent Storeでグラスに“得意分野”を足せる
今回の目玉はAgent Storeでしょう。
リリースノートの表現を借りると、興味のあるエージェントを追加すると、グラス上から呼び出せるようになる、という機能です。
スマホでいうところのアプリストアに近い発想で、グラス側の機能をユーザーが選んで増やせるようになりました。
Rokid スマートAIグラスはもともとChatGPTとGeminiを切り替えて使える「オープンAIエコシステム」を掲げていて、私が3週間使い込んだレビューでも、この使い分けの自由度は大きな評価ポイントでした。
そこにエージェントの追加という選択肢が乗ってくるので、方向性としては一貫しています。
汎用AIに「何でも聞く」のではなく、目的別のエージェントを呼び出す形になると、視界に出てくる情報の精度も変わってくるはず。
私はブログ執筆中の言い換え相談でAIチャットを使うことが多いので、そのへんに刺さるエージェントがあるかどうかをまず見てみたいところです。
以下な感じでエージェントストア鳴るものが増えていました。

注目②:Helmet Mode──バイク乗りにはかなり大きい追加
4つめのHelmet Modeも、地味に見えて影響が大きい追加です。
ヘルメット着用時やライディング時のシナリオ向けに、起動および操作体験を再学習・最適化した、という説明になっています。
設定 > Helmet mode から有効化できます。
ヘルメットをかぶった状態だと音声の反響や風切り音で「Hi Rokid」の呼びかけが通りにくくなるとのこと。
走行中は当然タッチ操作もしづらい。
そこを専用のモードで補正してくれるなら、バイク・自転車ユーザーにとってはナビ用途の実用度が一段上がります。
しかも今回は3番のNavigation改善とセットになっていて、グラス側にナビを表示するかどうかの切り替えと、よく使う住所の登録が素早くできるようになりました。
「ヘルメットをかぶる → Helmet Modeを有効化 → 登録済みの自宅を呼び出してナビ開始」
という流れが素直に繋がる設計です。
なお、走行中の使用については各自治体・道路交通法のルールを確認したうえで、安全を最優先にしてください。
視界に情報が出る機器なので、ここは慎重に使いましょう
注目③:ホーム画面刷新とオンボーディング改善
残りの1・5・6は、まとめて「初心者向けの導線整備」と捉えるとわかりやすいと思います。
- アプリのホーム画面のビジュアルと操作体験を刷新
- 初めて使うユーザー向けに、グラス側の新ガイダンスを追加
- アカウント登録とログインの案内をわかりやすく改善
私が購入直後に書いた開封記事でも、ペアリング自体はスムーズだった一方で、アカウント登録やファームウェア更新の待ち時間で「今なにが起きてるんだろう」と手が止まる場面がありました。
グラス側にもガイダンスが出るようになったのは、これから買う人にとってはありがたい変更です。
言い換えると、Rokidが「ガジェット好きの実験機」から「普通の人が買うデバイス」へ寄せにきている、という読み方もできます。
アップデート前に:グラス側のシステムバージョンを先に確認
ここが今回いちばん大事な注意点です。
このバージョンを動作させるには、YodaOS-Sprite System「1.22.009-20260710-151201」が必要と明記されています。つまりアプリだけを最新にしても、グラス本体のシステムが古いままだと新機能は使えません。
Hi RokidアプリはBluetoothでグラスと連携してOTAアップデートを配信する仕組みなので、手順としては次の順番が安全です。
- Hi Rokidアプリをストアで1.10.0に更新する
- アプリからグラス本体のシステム更新(OTA)を実行する
- グラス側のバージョンが上記に達しているか確認する
- 設定からHelmet ModeやAgent Storeを開いて反映を確認する
私の経験上、この手のOTAは10分前後かかります。グラスは外して、充電しながら放置しておくのが無難です。移動前や外出直前に始めると確実に泣きます。
まとめ:買ったあとに育っていくデバイスは、やっぱり強い
今回のHi Rokid 1.10.0を整理すると、こうなります。
- Agent Storeでグラス側の機能をユーザーが選んで増やせるようになった
- Helmet Modeでバイク・自転車シーンの実用度が上がった
- ナビのグラス側表示切り替えと住所登録で、日常の移動が使いやすくなった
- ホーム画面・オンボーディング・ログイン周りは初心者向けに整理された
- 動作にはグラス本体のシステム更新が必須
4万〜5万円台のガジェットを買うとき、私がいちばん気にするのは「1年後もメーカーが面倒を見てくれるか」です。教育費と戦っている40代としては、買い切りで放置される端末に何度も出せる余裕はありません。
その意味で、Rokidが定期的に機能を足してくる姿勢は評価しています。
買ったときより今のほうが便利になっている、というのはガジェットとして正しい進化の仕方だと思います。
Agent StoreとHelmet Modeは実際に触ってみて、あらためて使用感を追記します。