PCエンジンスーパーCDロムロムの代名詞的ソフトともいえる、名作「天外魔境2」の続編。舞台はジパング九州地方。しかしストーリーまではできあがっていたが開発が進むことはなかった(リンダキューブ説明書参照)。
桝田版はかなり前に1994年には制作発表されたのだが未だに発売されていないで現在に至っている。桝田版は最初の発表でこそ対応機種はスーパーCDロムロムだったのだが、その後アーケードカード専用になり、その後不振のPC-FXを活性させるため(かどうかは知らないが)に、まもなくPC-FX専用ソフトとなった。(後期PCエンジンにはよくあった現象でもある)
ちなみに筆者は媒体がスーパーCDロムロムからアーケードカードに移ったときまっさきにアーケードカードを買ってしまった。(14600円)。このような被害(爆)に合われた方はかなりの数に上るのではないだろうか?
結局、桝田版天外3が発売されなくなってしまった理由として第一に考えられるのはやはりPC-FXの市場の不振にあったといえよう。 発売されなかったのは天外2を越える物をつくるとしたら制作費に対してPC-FXでは採算がとれず有耶無耶のうちに霧散してしまった印象が強い。
付け加えて制作者サイド(ハドソン)にもつくる気力が見られない。 私的にはPCエンジン12周年記念として PCエンジン専用としてだしてもらいたい。(本気)
・・・と2000年には書いていましたが、2008年になって桝田氏執筆の小説
「ハルカ 天空の邪馬台国」
にて一部ではありますが、お蔵入りとなっていた世界を垣間見ることが出来るようになった。
ハルカでは火の一族も出演。合わせ鏡で異なる時代を行き来しつつ進む物語は、正に天外魔境3のアイデアだろう。
幻のNAMIDAの一端をぜひハルカを読んで味わって欲しい。