どうも、毎日の打ち合わせ後に議事録とフォローアップメールを書くのが地味にしんどいタケイ(@pcefancom)です。
会議が終わったあと、「録音はしたけど、まとめる時間がない」と感じていませんか?
2026年10月21日、AIボイスレコーダーでおなじみのPlaudが「Plaud 新製品&最新AI機能 体験発表会」を東京・四谷で開催しました。私も現地で参加してきました。
今回の目玉は、イヤホン型の会話型ウェアラブルAI「Plaud One」。そしてカード型の人気モデルがアップデートされた「Plaud Note Pro Flow Edition」です。さらにアプリ側の「Plaud Intelligence」が、要約するAIから「仕事を最後までやり遂げるAIエージェント」へと大きく進化します。
この記事では、発表会で語られた内容と、Plaud Note Proを日常的に使っている私の視点から感じたことをまとめていきます。

この記事でわかること
- 新製品「Plaud One」「Plaud Note Pro Flow Edition」の価格・発売日・特徴
- 新しい「Plaud Intelligence」で何ができるようになるのか
- 法人向けサービス「Plaud Team」の最新状況
- Plaud Oneの実機を触ってわかったサイズ感とAIエージェントの反応
- 実際に使っている立場から見た期待とちょっと気になる点
発表内容のまとめ|Plaud One・Flow Edition・新Plaud Intelligence
まずは、今回発表された内容を一覧で整理しておきます。
| 発表内容 | 概要 | 価格(税込) | 時期 |
|---|---|---|---|
| Plaud One | eSIM内蔵の会話型ウェアラブルAI(イヤホン+ケース) | 44,000円 | 2026年内発売(数量限定)/10月21日19時から事前登録 |
| Plaud Note Pro Flow Edition | 自動転送・自動要約に対応したカード型AIボイスレコーダー | 29,700円 | 2026年10月29日(木)発売 |
| 新Plaud Intelligence | アーティファクト・コネクタ・スキル・ルーティンなどのエージェント機能 | ー | 順次展開 |
| Plaud Team | 組織単位で管理できる法人向けサービス | ー | 提供中(一部機能は今後提供) |
ハードウェア2機種とソフトウェア、そして法人向けサービスまで、かなり盛りだくさんの発表会でした。順番に見ていきます。
Plaudは世界300万ユーザー突破、国内1,000店舗で展開
発表会の冒頭では、PLAUD株式会社の鈴木氏から、Plaudのビジネス状況が紹介されました。

印象に残った数字をまとめるとこんな感じです。
- 全世界の累計ユーザー数は300万人を突破(2026年9月30日時点)
- 100万→200万ユーザーは約9ヶ月、200万→300万ユーザーはわずか5ヶ月
- 国内の取扱店舗は1,000店舗を突破(2026年8月18日時点)
- a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)が発表した、売上ベースのコンシューマー向けAIアプリTop50で16位
鈴木氏は「会話を記録し、AIに活かすという体験が、一部の先進的なユーザーだけではなく、仕事の当たり前になりつつある」と話していました。
ChatGPTやClaudeといったソフトウェア中心のランキングに、ハードウェアを持つPlaudが入っているのは面白いところです。
そして今後の方向性として示されたのが、「記録するツール」から「仕事を完遂するAIエージェント」への進化でした。今回の新製品は、まさにその方向性を形にしたものです。
Plaud One|話すだけで仕事が終わる会話型ウェアラブルAI
今回いちばんのサプライズが「Plaud One」です。キャッチコピーは「話すだけで、ミッション完了。」

Plaud Oneは、イヤホンと充電ケースの2つで構成されています。役割分担はこんな感じです。
- イヤホン:通話やオンライン会議を録音。その場でAIに質問もできる
- ケース:対面の会議や商談を、最大5m先まで録音
つまり、オンラインでも対面でも、Plaud One 1台で会話を記録できるわけです。

eSIM内蔵でスマホなしでもAIエージェントが使える
個人的にいちばん驚いたのが、ケースにeSIMを内蔵している点です。
- 4G LTEに対応し、日本を含む80以上の国と地域で利用可能
- キャリア契約や設定は不要
- Wi-Fiやスマホがなくても、録音データのアップロードやAIエージェントの利用ができる
発表会では「デバイスを買っていただければ、追加の契約なしでそのまま通信できる」と説明がありました。海外出張でもそのまま使えるのは、ビジネス用途だとかなり大きいと思います。
エージェントボタンと「Hey Plaud」で仕事を頼める
Plaud Oneの真骨頂は、録音したあとの使い方です。ケースのエージェントボタンを長押しして話しかけると、Plaudエージェントが仕事を進めてくれます。
発表会で紹介された使い方は次の2つでした。
- ケースに「今日の会議をまとめて、チーム向けのフォローアップを作成して」と話しかけると、その日の複数の会話から決定事項や担当者を整理。確認後に送信できる
- イヤホンに「Hey Plaud、次の会議についてブリーフィングして」と話しかけると、過去の通話や記録から関連情報を集めてイヤホンで読み上げてくれる
移動中に画面を見ずに会議の準備ができる、というのは理想的な使い方だと感じました。私も客先に向かう電車の中で、前回の打ち合わせメモを慌ててスマホで探すことがよくあるので、これは刺さります。

Plaud Oneの主なスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 構成 | イヤホン+eSIM内蔵充電ケース |
| イヤホンのマイク | マイク3基+VPU1基 |
| イヤホンの形状 | ハーフインナーイヤー型 |
| ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
| ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応 |
| コーデック / Bluetooth | LDAC対応 / Bluetooth 5.4 |
| 操作 | 感圧センサー |
| ケースのマイク | MEMSマイク4基(最大5m先の音声に対応) |
| ケースの操作 | エージェントボタンでAI起動、録音ボタン短押しでハイライト記録、長押しで録音開始 |
| 通信 | eSIM内蔵、4G LTE、80以上の国と地域で利用可能 |
| 連続録音時間 | イヤホン最大6時間、ケース最大25時間 |
| 価格 | 44,000円(税込) |
| 発売 | 2026年内(数量限定) |
LDACに対応した12mmドライバー搭載ということで、普段使いのワイヤレスイヤホンとしても期待できそうです。
事前登録は10月21日19時から。特典は3,520円相当のクレジット
Plaud Oneは2026年内に日本で発売予定です。10月21日(水)19時から公式サイトで事前登録がスタートしています。
事前登録の特典として、3,520円相当のクレジットがもらえるとのこと(詳細は公式ページを確認してください)。数量限定とアナウンスされているので、気になる人は早めに登録しておくのがよさそうです。
なお、一部機能は今後のアップデートで対応予定で、エージェント機能の一部はクレジットを消費する場合があるとのことです。
Plaud Oneを実際に触ってみた|普通のワイヤレスイヤホンと変わらないサイズ感
発表会のあとのタッチ&トライで、Plaud Oneの実機を触ってきました。

eSIM内蔵とは思えないほどコンパクト
まず驚いたのが、そのコンパクトさです。eSIMや4つのマイク、スピーカーまで詰め込んでいるので、もっと大きなケースを想像していました。
ところが実際に手に取ると、普通のワイヤレスイヤホンのケースとほとんど変わりません。手のひらにすっぽり収まり、ポケットに入れて持ち歩くのも苦にならないサイズです。

天面にはPlaud Note Proと同じ波状のテクスチャ加工が施されていて、ひと目でPlaudの製品だとわかるデザインです。
ケース側面にボタンとスピーカー。ケース単体が録音機になる
ケースの側面には、録音ボタン・エージェントボタンとスピーカーが並んでいます。


個人的に欠かせない魅力だと感じたのが、このケース自体がこれまでのPlaud Noteのような録音機になっている点です。
イヤホンを耳に着けていないときでも、ケースをテーブルに置けば対面の会議を録音できます。イヤホンとレコーダーを別々に持ち歩く必要がなくなるのは、荷物を減らしたいサラリーマンとしてはありがたいところです。

イヤホンは見た目もサイズも普通のワイヤレスイヤホン
イヤホン本体も、見た目は普通のワイヤレスイヤホンそのものです。録音デバイスっぽさはまったくありません。

それでいて、Web会議でイヤホンを使っていてもしっかり文字起こしできるのが素晴らしいところです。
これまでのPlaud Note Proでは、オンライン会議を録るときにデバイスの置き場所やモードを気にする必要がありました。Plaud Oneなら、いつものようにイヤホンを着けて会議に出るだけで記録が残ります。

スマホなしでAIに指示できるのが最大のインパクト
そして何よりすごいと感じたのが、eSIMを内蔵していて、購入すればそのまま通信できる点です。追加の通信契約は必要ありません。
スマホがなくても、録音データはPlaudアプリへ自動でアップロードされます。さらにクラウドのAIに対して、録音した内容をもとに指示を出したり、情報を聞いたりできます。
実際に会場でAIエージェントを使わせてもらいましたが、eSIMの通信速度もなかなかで、反応が速かったのが好印象でした。話しかけてから待たされる感覚がほとんどなく、これなら日常的に使えそうです。
スマホを取り出さずにAIに仕事を頼める。この体験は、Plaud Note ProやNotePinにはなかったものです。かなり使い勝手のいい製品になりそうだと感じました。
Plaud Note Pro Flow Edition|録音を止めるだけで要約まで完成
もう1つの新製品が「Plaud Note Pro Flow Edition」です。人気のカード型モデル「Plaud Note Pro」のバージョンアップ版という位置付けです。

ポイントは2つ。録音性能の進化と、録音後の手間をなくす「フロー」体験です。
S/N比68dBのSuper Micを4基搭載
録音性能では、S/N比68dBの「Super Mic」を4基搭載し、AI指向性収音技術を採用しています。音声強化モードでは最大5m先の音声に対応します。
PLAUD株式会社によると、従来機のPlaud Note Proよりも高精度なマイクになり、文字起こしと要約の精度も上がっているとのことです。騒がしいカフェでの打ち合わせなど、これまで聞き取りにくかった場面での改善に期待したいところです。
スマホに近づくだけで自動転送→自動要約
Flow Editionという名前の由来が、この新しい体験です。流れはとてもシンプルです。
- 会議が終わったら録音停止ボタンを押す
- Bluetoothでスマホの接近を検知し、バックグラウンドでPlaudアプリへ録音データを自動転送
- アプリに届いた瞬間、文字起こしと要約を自動で実行
鈴木氏いわく「あなたがデスクに戻る頃には、すでに要約が出来上がっている」。アプリを開く必要も、転送ボタンを押す必要もありません。
実はここ、Plaud Note Proユーザーとしていちばんうれしいポイントです。今のPlaud Note Proでは、アプリを開いて転送して、文字起こしを開始して……という手順がどうしても発生します。この数ステップが地味に面倒で、私も録音したまま放置してしまうことがありました。
ただし、自動転送は現時点でiPhoneのみ対応です。位置情報へのアクセス許可も必要になります(位置情報は保存・他目的に利用しないと記載されています)。Androidユーザーとしては、早めの対応を期待したいところです。
Plaud Note Pro Flow Editionの主なスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ感 | クレジットカードサイズ |
| 薄さ / 重さ | 2.99mm / 30g |
| デザイン | 3D波状テクスチャ加工 |
| ディスプレイ | AMOLEDディスプレイ |
| マイク | Super Mic×4基(S/N比68dB)、AI指向性収音 |
| 録音モード | スマートデュアルモード録音(通話録音/対面録音) |
| 最大録音時間 | 50時間 |
| スタンバイ時間 | 60日間 |
| 紛失対策 | Apple「探す」機能に対応 |
| 新機能 | 自動転送(現時点でiPhoneのみ)、自動要約 |
| カラー | ブラック、シルバー |
| 価格 | 29,700円(税込) |
| 発売日 | 2026年10月29日(木) |
公式サイトのほか、Amazon、楽天市場、エディオン、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラなどで販売されます(店舗により取り扱い状況は異なります)。
新しいPlaud Intelligence|要約するAIから「仕事をやり遂げるAI」へ
後半は、プリンシパルプロダクトマネージャーの加納智之氏が、新しい「Plaud Intelligence」を紹介しました。ちなみに加納氏は、この発表そのものをPlaud Oneで録音しながらプレゼンしていました。

加納氏が語っていた課題意識は、多くの人が共感するはずです。会議や取材のあとに、メモをまとめて、資料を作って、次の打ち合わせを設定して……と、人と会うほど作業が増えていく。
「答えるだけのAIは増えている。でも、仕事を最後までやり遂げるAIとは何か」。その答えとして提案されたのが新しいPlaud Intelligenceです。
「記録→把握→実行→進化」の4ステップ
新しいPlaud Intelligenceは、次の4段階で仕事を進めます。
- 記録:音声に加えて、資料の写真やホワイトボードの画像も一緒に保存
- 把握:案件・プロジェクトごとに会話や資料をまとめて整理
- 実行:資料作成やタスクの自動化
- 進化:メモリー機能で役割や好み、過去の決定事項を覚えて最適化
アプリのUIも大きく変わります。これまでは録音ファイルが時系列で積み上がっていく形でしたが、今後は商談やクライアントごとに情報がまとまる「スペース」のような形になります。

新機能1:アーティファクト(資料をAIが作る)
自然言語で「この商談をもとに提案資料を作成して」と頼むと、PowerPointの構成を考えて、タイムラインや見積もり、ネクストアクションまで盛り込んだ資料を作ってくれます。

新機能2:コネクタ(外部サービスと連携)
Googleカレンダー、Slack、Notionなどと連携できるようになります。作った資料を担当者にDMで送ったり、メールを送ったりといった「共有」の部分まで、エージェントがやってくれるイメージです。

新機能3:スキルと新機能4:ルーティン
スキルは、業務の段取りをPlaudに覚えさせる機能です。「商談記録はこのテンプレートで、この人たちに共有して、このフォルダに置く」といった一連の流れを登録できます。
ルーティンは、そのスキルを条件に応じて自動実行する機能です。たとえば「毎朝9時に今日の商談の準備をする」「社内打ち合わせが終わったら関係者に送る」といった設定ができます。

加納氏はこの1ヶ月ほど、Plaud IntelligenceとPlaud Oneを使っているそうです。「本当にハンズフリーで会議に出て、自分は会議に集中して、いいアイデアを出して情報を集めるだけでいい」という言葉が印象的でした。
新しいPlaud Intelligenceは本日から順次展開とのこと。一部のエージェント機能はPlaud Credits(クレジット)を消費する場合がある点は押さえておきたいところです。
法人向け「Plaud Team」|国内16,000社以上が導入
最後に紹介されたのが、法人向けサービスの「Plaud Team」です。

国内でPlaudを利用している企業・団体は16,000社以上。加納氏によると、これは個人が職場で使っている数ではなく、法人として購入・登録した会社の数とのことです。数人規模から数百人・数千人規模まで導入が進んでいるそうです。
Plaud Teamの主なポイントは次のとおりです。
- 組織・ユーザー・デバイスを一元管理
- 「マイファイル」と「チームファイル」を分離。個人ファイルは管理者にも自動では共有されない
- 共有したい記録だけをチームファイルに移して、営業会議や経営会議などトピック別に共有
- データは日本リージョンで保管、AIの学習には利用しない
- SSO、データ保持ポリシー管理、組織管理APIなどのエンタープライズ機能(大規模導入向けに個別提供)
個人の頭の中や録音ファイルに眠っていた商談の経緯が、チームの知識として積み上がる。営業組織にとっては、かなり魅力的な仕組みだと感じました。
発表会に参加して感じた期待と、気になったところ
ここからは、私の個人的な感想です。
期待:Plaudが「録音機」から「秘書」に近づいた
正直、これまでのPlaudは「優秀なAIボイスレコーダー」という印象でした。録音、文字起こし、要約まではやってくれる。でも、その先の資料作成や共有は自分でやる必要がありました。
今回の発表で、その「その先」にまで踏み込んできたのが大きな変化です。Plaud Oneで話しかけて、Plaud Intelligenceが資料を作って、Slackで共有する。ここまでつながると、もはや秘書に近い存在になります。
私も仕事柄お客様との打ち合わせが多く、フォローアップのメールや社内共有に毎回それなりの時間を使っています。ここが自動化されるなら、40代サラリーマンの残業はかなり減らせるはずです。
しかも実機を触ってみると、ハードウェアとしての完成度も高い。普通のワイヤレスイヤホンと変わらないサイズに、eSIMとレコーダー機能まで入っているのは、正直びっくりしました。
気になる点:価格とクレジット、Android対応
一方で、気になった点も正直に書いておきます。
- Plaud Oneの44,000円は、ハイエンドのワイヤレスイヤホンと同じかそれ以上の価格帯
- エージェント機能の一部はクレジットを消費するため、ランニングコストがどのくらいになるかはまだ見えない
- Flow Editionの自動転送は現時点でiPhoneのみ。Androidユーザーは恩恵を受けられない
- イヤホンで通話を録音する以上、相手への録音の告知など運用ルールは自分で決める必要がある
特にクレジットの消費量は、日常的に使うかどうかを左右するポイントです。製品版を試せたら、このあたりも実際に検証してみたいと思います。
まとめ|Plaudは「仕事を終わらせるAI」へ進化する
Plaudの新製品発表会の内容をまとめます。
- Plaud One:eSIM内蔵の会話型ウェアラブルAI。44,000円、2026年内発売。10月21日19時から事前登録開始
- Plaud Note Pro Flow Edition:録音停止だけで自動転送・自動要約。29,700円、10月29日発売
- 新Plaud Intelligence:アーティファクト・コネクタ・スキル・ルーティンでタスクを実行するAIエージェントへ
- Plaud Team:国内16,000社以上が導入する法人向けサービス
こんな人におすすめ
- Plaud One:オンライン会議・通話・対面打ち合わせがすべて多く、移動中も含めてハンズフリーで仕事を進めたい人
- Plaud Note Pro Flow Edition:会議後の転送・要約作業を完全に自動化したいiPhoneユーザー
- Plaud Team:営業チームなどで商談記録の共有を仕組み化したい企業
「話すだけで、ミッション完了。」というキャッチコピーどおり、会話がそのまま仕事の成果物になる時代が見えてきました。Plaud Oneの実機を試せる日が今から楽しみです。
Plaud Oneの事前登録はこちらから。
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