どうもPCエンジン大好きなタケイ(@pcefancom)です。
ファミコン、PCエンジンが好きな方にはお馴染みすぎるメーカー「ハドソン」の特化イベント、「ハドソンナイト50th」に行ってきました!
ハドソンの歴史、営業、後期のソフトの裏話がいろいろ聞けた神イベントでした!
本当に良かったので、イベントの流れ、参加感想をレポートします!
目次
ハドソンナイト 50thの概要
今回のイベント概要は以下のとおりです。
おなじみロフトで行われました。
OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥3000/当日 ¥3500(※ドリンク代別途必要になります)
伝説のゲーム会社『株式会社ハドソン』
ハドソンの歴史を振り返りながら当時のゲーム史を振り返るトークイベント『ハドソン・ナイト!』ファミコンでゲームを学びPCエンジンに
没頭し全国キャラバンに参加したあの時代…
ハドソン
それは僕らの青春であり憧れだった・・・
ハドソンは無くなっちゃったけど・・・
でも忘れない!もう一度あの頃の思い出を辿り・・・ハドソンを語ります!!
祝!ハドソン50周年ってな訳でハドソンナイトを開催します
ハドソンを語るに相応しい方々によるハドソン思い出話にロフトプラスワンで一夜限りの誰がハドソン夢まつり
【出演】
岩崎 啓眞(プログラム)
長山 豊 (シナリオ)
梶野 竜太郎 (プランナー)
竹下 功一(ディレクター)
国本 剛章 (サウンド)
【MC】
福丸 伯爵 (ファミコン伯爵)
ハドソンとしては4回目の特化イベントです。
初回、2回目は2013年3回目は2023年10月に開催されいずれも大人気。
待望4回目の開催となりました!
ハドソンナイト 50thで登壇された方
国本 剛章 さん
国本さんは、ファミコン、PCエンジンの音楽家としておなじみの方ですね。
最近はスターガニアン、HABITの作曲家としても知られています。
ハドソンナイト3に続いてのご登壇でした!
Twitter
@kinokowakame
公式サイト
https://sites.google.com/view/kinoko-kunimoto/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
梶野竜太郎さん
当初はハドソンにてゲームクリエイターとしてご活動。
数作品にてプランナー、ディレクターを務めた後に宣伝へ移動、桃太郎電鉄事業部などに所属された方です。
ハドソンナイト2以来のご登壇!
今回もプロモーション関連でいろいろな裏話を披露いただけました!
Twitter
@MENTAIMAN2009
facebook
https://www.facebook.com/ryutaro.kajino
公式ブログ
http://ameblo.jp/ryutarokajino/
TikTok
https://www.tiktok.com/@ryutarokajino
岩崎啓眞さん
ハドソンナイトといえば岩崎さん!
イース1&2、天外魔境2のメインプログラマーであり、リンダキューブ、エメラルドドラゴンなどPCエンジンでたくさんの名作を産んだレジェンドです。
4回目もご登壇してくれました!
Twitter
@snapwith
FACEBOOK
https://www.facebook.com/hiromasa.iwasaki
公式サイト
http://www.highriskrevolution.com/gamelife/
長山豊さん
PCエンジン、1999年頃までののハドソンタイトル、てくてくエンジェルを作成された方です。
ハドソンに1988年に入社。
以来シナリオライターをされており、現在はスクエア・エニックスのご在籍されています。
ハドソンナイトには初のご登壇でした!
てくてくエンジェルや北へ!の裏話をたくさんいただけました!
Twitter
@y_nagayama
Note
https://note.com/hudson_note4622/
竹下 功一さん
竹下さんは、ハドソン最後の新卒入社!以来、完全にコナミになった1年半後くらいまでハドソンにご在籍。
長山さんとともに北へ!を作成されました。
現在はG-MODEの代表取締役社長をされている方です。
Twitter
@takexxxx
公式サイト
https://gmodecorp.com/gmodearchives/
YouTube
https://www.youtube.com/@GmodePR
4回目のハドソンナイトもこんな豪華なメンバーで開催されました!
第一部:ファミコンのハドソン前の歴史を岩崎さんが解説
今回のイベントでは最初に披露されたのが、岩崎さんが調べ上げた「ハドソンが産まれてからファミコン前(1984年)までの歴史」、その後、国本さんのBGM作成裏話という構成でした。
一夜限定!ハドソン創業、ファミコン参入までの歴史講座が貴重すぎた!
プレゼン形式で関係者から集めたであろう貴重な写真や資料を披露いただきました。
ハドソンはもともと販売からスタートしてるのは有名ですが、
- どういった形で創業したのか?
- ファミコン前にやっていた業務は何だったのか?
- どうしてファミコンに行き着くようになったのか?
本当に事細かに、それこと当事者しか知らないような裏話満載で貴重な時間でした。
もはや日本の家庭用ゲーム機の歴史学を学んでいるような気分になりましたね。
ファミコンの参入する前のマイコンで作っていたゲーム(野球拳)はちょっと衝撃でしたw
ファミコン参入の話を聞くたびに、ハドソンは縁の下の力持ち、創業した方々がいなければずいぶんとファミコンの歴史も変わったのだと思います。
ファミコン参入後からは、国本さんのハドソンでの仕事裏話がたっぷりでした!
MSXで作っていてからのファミコンでのBGM作成苦労話、社員さんとの秘話もあったりで、ファミコン全盛期のお話を聞くことができました。
国本さんが作成された、スターソルジャー、チャレンジャー、ハットリくんなどのBGMは本当に良すぎですよね。
40年経ってもいまだに聞いています。
偉大な方だなあと思います。
第二部:PCエンジン、ハドソン後期(拓銀破たん)、てくてくエンジェル、北へ。裏話
休憩を挟んで、第二部はファミコン時代以降、PCのエンジン、ハドソン後期(拓銀破たん)、てくてくエンジェル、北へ!がメインの構成でした。
ハードすぎ!梶野さんのハドソン、レッドカンパニー仕事裏話にびっくり!
梶野さんの入社からのハドソンブラック企業的なエピソードからスタート!
聞いてびっくりしたのが、入社直後にいきなり「イース3」を任されて、その後は「天外魔境2」の進行管理を任されたとのこと。
ハドソン最初の新卒入社なのだそうですが、そこからいきなり大作を任されるところがすごいですよね。
今で言えばAAAタイトル、御本人も言っていましたがそんな進行管理のプレッシャーは半端なかったようですw
なんといっても相手が岩崎さん、桝田さん、そして広井王子さんですからね・・・。
特にレッドカンパニーは凄まじかったようで、営業で苦労したエピソードには会場大爆笑でしたね。
※令和の今やったら大炎上は確実な内容(笑)
良くも悪くもタフで勢いのある時代だったのだと思います。
超貴重!てくてくエンジェル、北へ。の裏話
後半はハドソン後期の話がスタート!
長山さんからは主に「てくてくエンジェル」の作成きっかけ、どれくらい売れたのか?、売れた後の展開について、業界裏話がこれでもか!というくらいに満載でした。
話を聞いて、改めて感じたのがハドソンの実行力、長山さんの着眼点の良さですよね。
「万歩計+ゲーム」の組み合わせで製品、今のポケモンGoやピクミンブルームに通じるものがありますよね。
てくてくエンジェルは、今スマホアプリで出してもいけるのではないでしょうか。
てくてくエンジェルのあとは「北へ。」についてでした!
そういえば会場のBGMも「北へ。」の音楽がずっと流れていて、ハドソンナイト自体が「北へ。」成分が高かったですね。
竹下さんのトークでは、主にロケの裏話がたくさんでユーザとしては興味深かったです。
- なんであのスポットなのか?
- どうやってスポットを決めたのか?
- 実写を組み合わせて作ったのはなぜだったのか?
- 駐車料金がかかる仕様になった理由は>
など、作った中の人の真意を聞けた、とーっても貴重な時間でしたね。
ゲームショーのときに裏エピソードもあったり。
これまでのハドソンナイトでは「北へ。」関連はなかったので、新鮮かつ貴重でした!
貴重な話ばかり!3時間があっという間の神イベント!ハドソンナイト5に期待!
以上、ハドソンナイト50thのイベント感想レポートでした!
今回4回目でしたが、話しは1〜3回目と被らないものばかり!
新鮮で貴重すぎる話ばかりで「楽しい」以外の言葉が見つからない、素晴らしすぎるイベントでしたね。
メーカーの中の方のお話を聞けるのって、当時ユーザだった者にとってはありがたい以外の何者でもないです。
どうやって遊んでいたゲームができたのか、どういうプロモーションをしていたのか、内部のリアルな社風というのはわかり得ないところですし、書籍などにまとまっているものでもありません。
「一言一言が実は歴史的にも大事な貴重な一時だ!」と毎回、聴講していて思います。
こんな素晴らしいイベントは、長くいろいろな形で続いていってほしいなと感じました。
主催者である「秘密組織サードパーティー」から頼もしいTweetもありましたし!
ハドソンナイト5に期待したいです!
ハドソンナイト5!?
— タケイマコト (@pcefancom) May 18, 2024
嬉しいです! https://t.co/OWH2lDy03l
本当に登壇された方々、司会の福丸伯爵さん、「秘密組織サードパーティー」さん、どうもありがとうございました!