電撃PCエンジン94年10月号から「読者の知り得ない再販事情」です。
これは、今(2014年)でそうなのかわかりませんが販売事情の裏側が、岩崎さんによって語られていて非常に興味深い記事です。
ゲームは発売日に買うのが大事。ゲームの質と販売数は無関係って事がよくわかります(笑)
マジカルチェイスは希有な例だったのだなーと感心しました。以下記事の要約です。どこからか削除指示が来たら消します。
「読者の知り得ない再販事情」
中:人気があるのに再販されないゲーとかあるけど、あれって版権とかの絡みなの?
岩:ゲームの売れる数は「そのデキ」「ほしがっているユーザの数」には関係ないよ。メーカーが要望受けてもユーザーに届ける方法はないし。在庫があったら別だけど。ユーザーが欲しいと思っているソフトがなければそれで終わり!
一同:え~、そうなんですかぁ?
岩:どうやっているかというとね、大手の問屋の人がショートかで30秒とか1分プレイしてパンフ見て、雑誌の前人気をみて「はい○本」って決めちゃっているの。
ユーザーの気持ちなんて関係なし!それじゃ、何を見るのに時間を割いているかと言えば有名大作ゲームは15分くらいプレイしてあげるわけ。
でも、有名ゲームって極端に言えば発売されることがわかれば売れるのが明らかなわけだから、むしろ無名のゲームこそデキを見てあげるべきなの。でも現実はそうじゃない。
だから今のゲームっていくら良いソフトが出ても、デキとかは関係なくて、結局売れないわけさ。
松:え、じゃあユーザー働きかける再販の道ってないんですか。
岩:うん、ない(きっぱり)
白:でも、「ときめき」は再販が出ましたよね。
岩:欲しい人に対して、あまりに量が少なすぎた時はね。店→問屋のルートでまだ売れるなって情報が問屋の目にとまったら注文出してくれるの。
こうやって最初の発売本数を3ヶ月とか前に決めてるわけね。僕らのレビューは問屋に影響を及ぼしていないって事。
シビアに言うと、ゲーム流通そのものが悪いからゲーム業界は○○っている。
城:それなら絶対欲しいソフトはしっかりチェックして発売日にキープする必要がありますね。
松:口コミで評判聞いたときに探したら、どこにも売っていないって話聞きますからね。読者はレビューで発売前のゲームの出来をチェックしておかないと。
中:そのためにも我々のレビューを作者には積極的に利用してほしいよね。それだけに我々レビュアー4人は全員がプライド持って書いていかないといけないしね。
以上。
当時、中学生の私は問屋の判断で全てが決まるという事実に驚がくしながら、PCエンジンソフトは発売日に買わないといけないと思うようになりました。
で、リンダキューブでは初回バグに当たったり、天外3目的でアーケードカードProを購入したけど結局、餓狼伝説用だったとかは良い想い出です。。
地元ショップでのPCエンジンソフトの94年頃は入荷本数が2本、その上再入荷無しだったので、思い返すと問屋が「PCエンジンは売れない」と判断していたんでしょうね。
2014年時点での流通状況はどうなんでしょうか。
amazonなどネット流通は問屋を通さずやっているのかな。リアル店舗は変わってなさそうですね。
良く人気ソフトと抱き合わせで仕入れしないと問屋が本数を回してくれないなんてつぶやきを見ますし。
なんにせよ、消費者たる我々は、気になるソフトは発売に買う!これが大事です!
口コミで評判を聞く頃には手遅れ。なんてことにならないよう、気になるゲームはとりあえず買いましょう(笑)
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2 件のコメント
わたしのPCエンジンベスト10のリストの写真が光の反射でよく見えないところがございますが、教えて頂けますでしょうか?
左上のならず者戦闘部隊ブラッディウルフから下が見えないです。やはりレビューアの順位なので気になりますね。
コメントありがとうございます。
順位ですが、
サイレントデバッガーズ
スナッチャー
悪魔城ドラキュラX
グラディウス2
ウィンズオブサンダー
ときめきメモリアル
究極タイガー
ホークF123
ベイビー・ジョー
になっていますね~。
最後の3本って岩崎さんならではだなーっと感じですw