
非常にスムーズ。戦闘も早い。天外2譲り。天使の詩、天外シリーズに次ぐ良さ。名作です。
リンダキューブ 【PCエンジン】 | ||||
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定価 | 7,800円 |
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実勢価格 | 2,480円 |
ジャンル | RPG |
媒体 | スーパーCDロムロム |
発売日 | 1995年10月13日 |
メーカー | NECホームエレクトロニクス |
PCエンジン終末期に発売された傑作RPG。
主な作者は天外魔境2の中心的人物の「桝田省治氏」とイース1,2で有名な「岩崎啓真氏」。
ストーリーは3つ。すべて登場人物は一緒だが人物の性格設定などが変わっているパラレル方式となっている。
共通するのはストーリーは、8年後に隕石が主人公の住む星に衝突する。そのためハンターである主人公のケンは隕石が衝突するまでの8年の間にできるだけ星の動物を助けること。
時間が限定された中での緊迫したストーリーと動物集めが楽しめるゲームとなっている。
このソフトの特筆すべき点は、まずそのゲームシステムにある。何かというとふつうのRPGだったら、モンスター=悪という構図が見て取れるのだが、このゲームは違う。
モンスター(このソフトの場合は動物)は助ける対象であり、また生活の糧(鎧を作ったり、飯にしたり)でもあるなどリアルな関わり合いを楽しめるようになっている。
また、季節感や、年月の流れもリアル。ゲームの中の1分が現実の1分とまではいかないが、15分で1季節1時間で1年というとてもわかりやすい時間の流れになっていて、季節の移ろいがわかりやすく感じられるようになっている。
このゲームでは季節が変わるごとにモンスターの行動、地形などが変化するのでもたもたやっているとモンスターを助けることがドンドン大変になってしまうのもユニークで良い。
この時間の流れがシナリオなどにも非常によく機能しており、またプレイヤーにも適度な緊張感を全般を通して与えてくれるので最初から最後まで一度もだれることなくプレイすることができる。
(緊張感(集中力)の点から言えば天外2より集中できまる。)
もう、この辺はさすがはPCエンジンビックプロデューサー桝田省治、岩崎啓真氏、アルファシステムといったところ。
演出、音楽、シナリオどれをとってもPCエンジン史上5本の指にはいれるとおもうし、シナリオのエグさは日本一。
ビジュアルもPCの中では最高品質。特にケンとリンダのキスシーンは力が入っている。
もし、エンジンユーザでもっていなかったらちょっと高くても是非プレイしてしい一本である。
リンダキューブ 【PCエンジン】 | ||||
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