どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
2020年は「Chromebookが世界で大人気だった」というニュースをお送りします。
シンガポールの調査会社「Canalys」の調査によると「Chromebook」は記録的な出荷台数を記録。
第四四半期に「1,120万台」に達したとのことです。これは2019年第4四半期に比べて287%の大幅な増加を意味しています。
2020年通年の合計でも過去最高の「3,060万台」。2019年通年の出荷台数と比べて4倍の出荷となりました。
Chromebookベンダーの首位は「HP」、2位は「Lenovo」
調査ではベンダー毎の出荷台数も明らかにされています。
首位は「HP」。出荷台数が前年比235%増の350万台で、市場でトップの座を維持しました。
2位は「Lenovo」。生産を大幅に増やして280万台に達し、なんと前年比「1766%」の成長を遂げたとのことです。
なお「Acer」と「Dell」も第4四半期にその地位を維持。それぞれが約150万台を出荷しました。またサムスンはAsusを抜いて5位を獲得し、1年前より630%多い100万台強を出荷しているとしています。
Chromebookベンダーの出荷別順位
- 1位:HP
- 2位:Lenovo
- 3位:Acer
- 4位:Dell
- 5位:Samsung
- 6位:ASUS
需要は頭打ちも、2021年もChromebookの需要は高い
なお、調査では来期の分析もされています。
CanalysのリサーチディレクターであるRushabhDoshi氏によると「Chromebookの需要は頭打ちになっています」となっているものの「追加のロックダウンを受けて多くの国がデジタル教育計画の加速を余儀なくされているため、ソリューションの導入が容易なGoogleの教育向けデジタル製品は、特に米国と西ヨーロッパで、ライバルのプラットフォームよりも非常に人気がある 」とのべています。
多くの国の政府が、デバイスと学生の比率が1:1になることを目指して競争しているため「Chromebookの教育に対する需要は2021年まで引き続き強い」と予想しています。
▶Chromebookのシェアが急増中!出荷台数は前年から10倍、2021年には24%のシェアに(MM総研調べ)
▶日本エイサー、Chromebookを5万台増産 “子供1人にPC1台”施策での需要を見込む - ITmedia NEW
なお、今回のニュースのソースは、以下のサイトで読めます。
英語が読める方はぜひソースサイトもご覧ください。
Canalys Newsroom- Canalys: Tablets and Chromebooks set all-time high shipment records in Q4 2020
https://www.canalys.com/newsroom/tablets-chromebooks-q4-2020