どうもChromebookマニアのタケイです。
今回は「Chromebookの出荷台数が急激に増加している」というニュースをお送りします。
MM総研がICT市場調査コンサルティングのMM総研(略称 MMRI、東京都港区、関口和一所長)は、国内Chromebookの市場規模調査を実施。その結果を発表しました。
ココがポイント
- Chromebookの稼働台数は、2022年に600万台を超えると予想
(2019年は24.5万台) - 2020年出荷台数は157万1000台で前年から約10倍増となる見込み
- 2021年の国内ノートパソコン出荷台数の24%を占めると予測
以下、MM総研調べによるChromebookの出荷台数について紹介します。
2021年に出荷されるノートパソコンの24%はChromebook
MM総研じゃ、教育市場での好調な需要を背景にChromebookの稼働台数は、2019年末の24万5000台から2022年末には616万6000台に拡大すると予測しました。
2020年年末までには157万1000台となり、2019年の15万台から10倍以上に増加する見込み。
国内のノートパソコン市場全体に占める割合も2019年の1%から2020年には13%となり、2021年にはなんと24%にまで達するとのことです。
Chromebook出荷台数の大きな要因は「GIGAスクール」
この出荷台数の大きな要因は「GIGAスクール」構想とのこと。
全国の公立小中学校に1人1台端末の配備が進んでいる。この動きの中で、多くの自治体がChromebookを採用したことが、出荷台数の急増につながっています。
2021年にピークを迎え、出荷台数は281万5000台。
2018年から比べると30倍超と驚異的な伸びとなっています。
Chromebookの「クラウドファースト」が教育現場にマッチ
ここまでChromebookの出荷台数が急拡大する要因には「クラウド活用本格化と高速通信の整備にある」と分析しています。
そこにはコストはもちろんですが、ネットワーク、インフラ環境の要因も大きいとのこと。
政府がGIGAスクール構想の中で、学校の全ての教室に高速無線インターネット接続環境の100%整備を支援。
結果、ローカル環境でリッチな作業を得意とするWindowsやmacOSの置き換えではなく「クラウドファースト」なChromebookが選ばれているとのことです。
GIGAスクール構想でChromebookの稼働台数が急増 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=457
これからの若者はパソコン=Chromebookになるかも
以上、MM総研さんによる「国内Chromebookの市場規模調査」についての紹介でした!
Chromebook好きにとっては非常に喜ばしいニュースでしたね。
2018年の出荷台数の少なさには驚きましたが(笑)。
(そりゃ量販店では売れないね、、、というレベル)
それ以上に、伸び率にビックリしました。
これからは「パソコン=Chromebook」という世代も生まれてきそう。
どうしても中年以降は「パソコン=Windows、Mac」がスタートで、視点もレガシーなパソコンとの比較が中心です。
しかし、今後は違った見方も生まれそうですね。
パソコンに対する捉え方がどう変わってくるのか、そこが非常に楽しみです。
今回幸いにも許諾をいただいたので、出典明記の上掲載しました。
非常に興味深い調査ですので、ぜひ、気になる方は原典もお読みください!
GIGAスクール構想でChromebookの稼働台数が急増 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=457