どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
Chromebookを買うときに気になるのがCPU性能です。
どれだけの速いのか気になりますよね。
わたしも気になるので、ベンチマークスコアをまとめてみました。
測定したのは
「Octane2.0」
「CrXPRT 2」
「JetStream2.0 」
「Sppedometer」
の4つです。
ベンチマーク
・Octane2.0
ウェブ版のJavascriptベンチマークソフト。
ブラウジングの性能をスコア形式で計測ができる。
・CrXPRT2
ChromeOSに対応したベンチマークアプリ WebXPRTで計測される写真エフェクト、顔認識、オフラインノート、株式のダッシュボード表示、DNAシーケンス分析、WebGLによる3D表示、写真コラージュという3つのベンチマークが行える。
・Jetstream2.0
JavaScriptの統合ベンチマークソフトウェア。
JavaScript技術を使った場合のベンチマークが取れるようになっている。
・Speedmeter2.0
Webブラウザー向けのベンチマークソフトウェア。 ユーザによるブラウザ操作をシミュレート。
実際の操作感を測る。
ベンチマークスコアは実際の使い勝手に結構連動しています。
Chromebook選びで迷ったときの参考にしてみてください!
機種別ベンチマーク結果一覧
機種別のベンチマークの結果一覧からです。
手元にあるものから採ってみました。
持っていないものでも、店頭などで確認でき次第、追加していきます。
機種名 | CPU名 | Ontane2.0 | CrXPRT 2 | JetStream2.0 | Speedmeter2.0 |
HP Elite DragonFly Chromebook | Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) | 77,000 | 150 | 182.844 | |
ASUS Vibe CX55 Flip (CX5501) | Intel Core i5-1135G7 | 62,000 | − | − | − |
Lenovo IdeaPad Slim 560i | Intel Pentium Gold 7505 | 47,826 | − | − | − |
HP Chromebook x360 13c | Intel Core i7 10510U | 38,924 | 99 | 110.674 | 94 |
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook ※電源あり |
AMD Ryzen 5 3500C | 38,075 | 100 | − | − |
ASUS Chromebook C425TA | Intell Core m3-8100Y | 32,000 | − | − | − |
Samsung Galaxy Chromebook | Intel Core i5-10210U | 30,980 | 90 | 91.527 | 92.3 |
HP Chromebook x360 14b HP Chromebook 14a |
Pentium Silver N6000 | 24,000 | − | − | − |
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook ※電源なし |
AMD Ryzen 5 3500C | 22,971 | 71 | − | − |
Google Pixelbook | Intel Core i5-7Y57 | 21,301 | 72 | 64.325 | 36.3 |
ASUS Chromebook Flip CM1 | AMD 3015Ce | 21,699 | − | − | − |
Lenovo IdeaPad Duet560 Chromebook | Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 | 21,125 | − | − | − |
Lenovo IdeaPad Duet560 Chromebook | Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 | 21,125 | − | − | − |
Lenovo IdaPad Flex 550i | Intel Celeron 6305 | 19,518 | − | − | − |
ASUS CHromebook Flip CM3 | MediaTek Kompanio 820(MT8192) | 19,514 | − | − | − |
HP Chromebook x360 12b | Intel Pentium N5030 | 19,484 | − | − | − |
Lenovo IdaPad Flex 550i | Intel Celeron 5205U | 15,516 | − | − | − |
ASUS Chromebook Flip C213MA | Intel Celeron N3350 | 12,134 | 37 | 39.681 | 29.44 |
ASUS CHromebook Detachable CM3 | MediaTek MT8183 | 10,986 | − | ||
Lenovo Chromebook 500e(2018) | Intel Celeron N4100 | 10,386 | − | 36.558 | 27.6 |
Lenovo IdeaPad Slim360 | MediaTek MT8183 | 9,000 | 37 | 35.531 | 27 |
こう見ると、やはり最新世代になると早いですね。
第11世代のCore i5は10世代よりも倍近いスコアになりました。
他にもPentium Goldが第10世代のCore i7よりも早かったのにびっくり。
さらに第12世代になると20%増しといったところ。
1年経つだけで1.2倍〜1.5倍。
2年経つと2倍と時の流れの速さを感じられずにはいられません。
意外に弱いなと感じたのが「MediaTek MT8183」。
2018年のCeleronと同等だったのには驚きました。
Octane2.0のスコア比較
Octane2.0は、ウェブ版のJavascriptベンチマークソフト。
ブラウジングの性能をスコア形式で計測が可能です。
開発は止まっていますが、Chromebookではおなじみのベンチマークです。
CPU名 | Ontane2.0 |
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) | 77,000 |
Intel Core i5-1135G7 | 62,000 |
Intel Pentium Gold 7505 | 47,826 |
Intel Core i7 10510U | 38,924 |
AMD Ryzen 5 3500C | 38,075 |
Intell Core m3-8100Y | 32,000 |
Intel Core i5-10210U | 30,980 |
Pentium Silver N6000 | 24,000 |
AMD Ryzen 5 3500C | 22,971 |
Intel Core i5-7Y57 | 21,301 |
AMD 3015Ce | 21,699 |
Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 | 21,125 |
Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 | 21,125 |
Intel Celeron 6305 | 19,518 |
MediaTek Kompanio 820(MT8192) | 19,514 |
Intel Pentium N5030 | 19,484 |
Intel Celeron 5205U | 15,516 |
Intel Celeron N3350 | 12,134 |
MediaTek MT8183 | 10,986 |
Intel Celeron N4100 | 10,386 |
MediaTek MT8183 | 9,000 |
PRT 2のスコア比較
CrXPRT2は、ChromeOSに対応したベンチマークアプリ WebXPRTで計測される写真エフェクト、顔認識、オフラインノート、株式のダッシュボード表示、DNAシーケンス分析、WebGLによる3D表示、写真コラージュという3つのベンチマークが行えます。
CPU名 | CrXPRT 2 |
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) | 150 |
AMD Ryzen 5 3500C | 100 |
Intel Core i7 10510U | 99 |
Intel Core i5-10210U | 90 |
Intel Core i5-7Y57 | 72 |
AMD Ryzen 5 3500C | 71 |
Intel Celeron N3350 | 37 |
MediaTek MT8183 | 37 |
Intel Celeron N4100 | 未計測 |
JetStream2.0のスコア比較
Jetstream2.0は、JavaScriptの統合ベンチマークソフトウェア。
JavaScript技術を使った場合のベンチマークが取れるようになっています。
CPU名 | JetStream2.0 |
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) | 182.844 |
Intel Core i7 10510U | 110.674 |
Intel Core i5-10210U | 91.527 |
Intel Core i5-7Y57 | 64.325 |
Intel Celeron N3350 | 39.681 |
Intel Celeron N4100 | 36.558 |
MediaTek MT8183 | 35.531 |
AMD Ryzen 5 3500C | 計測不可 |
AMD Ryzen 5 3500C | 計測不可 |
Speedmeter2.0のスコア比較
Speedmeter2.0は、Webブラウザー向けのベンチマークソフトウェア。 ユーザによるブラウザ操作をシミュレート。
実際の操作感を測るのに適しています。
CPU名 | Speedmeter2.0 |
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) | 28.5 |
Intel Core i7 10510U | 94 |
Intel Core i5-10210U | 92.3 |
Intel Core i5-7Y57 | 36.3 |
Intel Celeron N3350 | 29.44 |
Intel Celeron N4100 | 27.6 |
MediaTek MT8183 | 27 |
AMD Ryzen 5 3500C | 計測不可 |
AMD Ryzen 5 3500C | 計測不可 |
印象に残ったこと① Ryzen 3500cは電源の有無で数値に違いがでる
ベンチマークで面白かったのは「ThinkPad C13 Yoga(Ryzen 3500c)」ですね。
こちらは電源の有無によってスコアが変わっています。
電源につないでいるときは、第10世代のCore i5並の数値。
しかしバッテリー駆動のときは、第7世代のPixelbook並という結果になりました。
スコアにして40%減くらいな感じです。
これはおそらくですが、
- Ryzenで電源の有無を判断
- 電源接続時はファンを回してブースト
- バッテリー駆動時は節電
する仕組みになっているのかなと思います。
実際、使っていての体感では違いを感じます。
体感としては、
・電源接続時=Core i5なChromebook
・バッテリー=CeleronなChromebook
な感じです。
正直、バッテリー接続のときはもっさりに感じてしまいますね。
現状は電源接続してしか使う気がなくなってしまいました(苦笑)。
ここらへんの制御はぜひ改善していただきたいなと思います。
印象に残ったこと② CPUは2世代古くなると型落ち感が強くなる
2つ目に印象的だったのが、第10世代のベンチマークの速さ。
Octane2.0に限って言えば、
- Pixelbook(第7世代Core i5):23000
- Galaxy Chromebook(第10世代Core i5):33000
と2世代アップしただけで、1.5倍以上数値を叩き出す結果となりました。
さらに言えば次世代の
HP Chromebook x360 14ha(Core i3):19000
ともほとんど変わりません。
こう見てみると
「Core i5」「Core i7」だからむやみに早いわけではない。
というのがよくわかります。
古いのは買っても1世代前までにしておくのが無難だなと、今回ベンチマークして実感しました。
性能を知るには「モデル名 ベンチマーク」での検索がおすすめ
以上、Chromebook 機種別ベンチマーク結果の紹介でした!
ChromebookでもCPUはIntelだけでなくAMD、MediaTel、Qualcommと増えてきました。
CPUの名前だけでは性能を一概にわからなくなってきています。
そんなときでも「ベンチマーク」の数値を知っておけば、おおよその性能は把握できます。
これからChromebookの性能が気になったら
「モデル名 ベンチマーク」
で検索して、性能をチェックすることをオススメします!
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