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Chromebook Chromebook使い方・活用法

Chromebookの機種・CPU別ベンチマーク結果一覧【Octane2.0 plus】【2024年版】

どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。

Chromebookを買うときに気になるのがCPU性能です。

どれくらいの性能なのか?

ベンチマークスコアをまとめてみました。

ぜひ、購入の際の参考にしてみてください。

スコア測定はシングルコア、マルチコアスコアが測定できる「Octane2.0Plus」を利用しました。

なお、Chromebookのベンチマークツールは以下が利用可能です。

Chromebookで使えるベンチマークツール

Octane2.0Plus
ウェブ版のJavascriptベンチマークソフト。
ブラウジングの性能をスコア形式で計測ができる。
シングルコア、マルチコアスコアを測定できるようになった

Octane2.0
ウェブ版のJavascriptベンチマークソフト。
ブラウジングの性能をスコア形式で計測ができる。
2024年時点で更新停止

CrXPRT2
ChromeOSに対応したベンチマークアプリ WebXPRTで計測される写真エフェクト、顔認識、オフラインノート、株式のダッシュボード表示、DNAシーケンス分析、WebGLによる3D表示、写真コラージュという3つのベンチマークが行える。

Jetstream2.0
JavaScriptの統合ベンチマークソフトウェア。
JavaScript技術を使った場合のベンチマークが取れるようになっている。

Speedmeter2.0
Webブラウザー向けのベンチマークソフトウェア。 ユーザによるブラウザ操作をシミュレート。
実際の操作感を測る。

ChromebookのCPU/機種別ベンチマーク結果 2024年版

機種別のベンチマークの結果一覧からです。

手元にあるものから採ってみました。
持っていないものでも、店頭などで確認でき次第、追加していきます。

機種名 CPU名 マルチコア シングルコア
Acer Chromebook 516GE Intel Core i5-1240P 550,000 85,000
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus Enterprise (CX5403) Intel Core Ultra 5 115U 398,954 73,055
HP Elite DragonFly Chromebook Intel Core i7-1265U 353,764 80,214
HP Elite DragonFly Chromebook Intel Core i5-1245U 320,000 77,000
ASUS Chromebook Plus CM34 Flip (CM3401) AMD Ryzen 5 7520 314,855 50,145
ASUS Chromebook Plus CX34 (CX3402CBA) Intel Core i3-1215U 302,814 81,949
ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500) Intel Core i3-1115G4 257,792 62,512
HP Chromebook x360 13c Intel Core i7-10510U 232,315 37,614
Lenovo IdeaPad Duet560 Chromebook Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 175,497 29,383
Acer Chromebook 315 Intel N100 164,232 39,324
ASUS Chromebook CX1 CX1102 Intel Pentium N5100 154,339 30,382
ASUS Chromebook CM30 Detachable MediaTek Kompanio 520 149,299 22,208
HP Chromebook x360 14b Pentium Silver N6000 126,543 24,000
HP Chromebook 14a Pentium Silver N6000 126,543 24,000
Samsung Galaxy Chromebook Intel Core i5-10210U 120,900 30,980
Google Pixelbook Intel Core i5-7Y57 91,760 12,668
ASUS Vibe CX55 Flip (CX5501) Intel Core i5-1135G7 0 62,000
Lenovo IdeaPad Slim 560i Intel Pentium Gold 7505 0 47,826
HP Chromebook x360 13c Intel Core i7 10510U 0 38,924
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook
※電源あり
AMD Ryzen 5 3500C 0 38,075
ASUS Chromebook C425TA Intell Core m3-8100Y 0 32,000
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook
※電源なし
AMD Ryzen 5 3500C 0 22,971
ASUS Chromebook Flip CM1 AMD 3015Ce 0 21,699
Lenovo IdaPad Flex 550i Intel Celeron 6305 0 19,518
ASUS CHromebook Flip CM3 MediaTek Kompanio 820(MT8192) 0 19,514
HP Chromebook x360 12b Intel Pentium N5030 0 19,484
Lenovo IdaPad Flex 550i Intel Celeron 5205U 0 15,516
ASUS Chromebook Flip C213MA Intel Celeron N3350 0 12,134
ASUS CHromebook Detachable CM3 MediaTek MT8183 0 10,986
Lenovo Chromebook 500e(2018) Intel Celeron N4100 0 10,386
Lenovo IdeaPad Slim360 MediaTek MT8183 0 9,000

2024年5月:最強は「Acer Chromebook 516GE」、マルチタスクスコアが重要かも?

2024年になってから、ベンチマークツールは「Octane2.0Plus」にしてみました。

Chromebookにも正式対応しているからです。

色々測定して驚いたのが「Acer Chromebook 516GE」のマルチコアがダントツでトップ。
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus Enterprise (CX5403)」よりも高かったことですね。

シングルだと最新世代のCPUが強いですが、マルチコアだとスレッドの数が影響してくるのでしょうか。
ダントツでIntel Core Ultraは高性能と思っていただけに意外でした。
※Uプロセッサか、P系とかのほうが影響が大きいのでしょうね。

体感としても、シングルコアよりもマルチコアのスコアの方が作業の快適度にマッチしている気がします。

同じ第12世代のCore iを搭載した「Acer Chromebook 516GE」と「HP Elite DragonFly Chromebook」でも、数十枚のタブを開いて作業、Meetしながら画面共有するとき「HP Elite DragonFly Chromebook」なら固まるような場面でも「Acer Chromebook 516GE」ならへっちゃらなときがあります。

リアルな使い勝手の部分で「Acer Chromebook 516GE」のほうが快適です。

他の機種も同じで「マルチコアのスコア=ブラウザ操作のサクサク度」な気がします。

ベンチマークは色々ありますが、マルチコアのスコアを見てリアルな性能の良さを判断するのがいいのかもしれません。

Acer Chromebook 516GEのベンチマークスコア。第12世代Core i5(P)

Intel Core Ultra 5 115Uのスコア。マルチタスクは第12世代のP系より低い

2023年以前の測定結果はこちら

なお、2023年以前に、Ocgtane2.0屋他のツールで測定した結果は以下の通りです。

こちらも参考になさってください。

機種名 CPU名 Ontane2.0 CrXPRT 2 JetStream2.0 Speedmeter2.0
HP Elite DragonFly Chromebook Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) 77,000 150 182.844
ASUS Vibe CX55 Flip (CX5501) Intel Core i5-1135G7 62,000
Lenovo IdeaPad Slim 560i Intel Pentium Gold 7505 47,826
HP Chromebook x360 13c Intel Core i7 10510U 38,924 99 110.674 94
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook
※電源あり
AMD Ryzen 5 3500C 38,075 100
ASUS Chromebook C425TA Intell Core m3-8100Y 32,000
Samsung Galaxy Chromebook Intel Core i5-10210U 30,980 90 91.527 92.3
HP Chromebook x360 14b
HP Chromebook 14a
Pentium Silver N6000 24,000
Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook
※電源なし
AMD Ryzen 5 3500C 22,971 71
Google Pixelbook Intel Core i5-7Y57 21,301 72 64.325 36.3
ASUS Chromebook Flip CM1 AMD 3015Ce 21,699
Lenovo IdeaPad Duet560 Chromebook Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 21,125
Lenovo IdeaPad Duet560 Chromebook Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 21,125
Lenovo IdaPad Flex 550i Intel Celeron 6305 19,518
ASUS CHromebook Flip CM3 MediaTek Kompanio 820(MT8192) 19,514
HP Chromebook x360 12b Intel Pentium N5030 19,484
Lenovo IdaPad Flex 550i Intel Celeron 5205U 15,516
ASUS Chromebook Flip C213MA Intel Celeron N3350 12,134 37 39.681 29.44
ASUS CHromebook Detachable CM3 MediaTek MT8183 10,986
Lenovo Chromebook 500e(2018) Intel Celeron N4100 10,386 36.558 27.6
Lenovo IdeaPad Slim360 MediaTek MT8183 9,000 37 35.531 27

こう見ると、やはり最新世代になると早いですね。

第11世代のCore i5は10世代よりも倍近いスコアになりました。
他にもPentium Goldが第10世代のCore i7よりも早かったのにびっくり。

さらに第12世代になると20%増しといったところ。
1年経つだけで1.2倍〜1.5倍。
2年経つと2倍と時の流れの速さを感じられずにはいられません。

意外に弱いなと感じたのが「MediaTek MT8183」。
2018年のCeleronと同等だったのには驚きました。

Octane2.0のスコア比較

Octane2.0は、ウェブ版のJavascriptベンチマークソフト。
ブラウジングの性能をスコア形式で計測が可能です。
開発は止まっていますが、Chromebookではおなじみのベンチマークです。

CPU名 Ontane2.0
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) 77,000
Intel Core i5-1135G7 62,000
Intel Pentium Gold 7505 47,826
Intel Core i7 10510U 38,924
AMD Ryzen 5 3500C 38,075
Intell Core m3-8100Y 32,000
Intel Core i5-10210U 30,980
Pentium Silver N6000 24,000
AMD Ryzen 5 3500C 22,971
Intel Core i5-7Y57 21,301
AMD 3015Ce 21,699
Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 21,125
Qualcomm Snapdragon 7c Gen2 21,125
Intel Celeron 6305 19,518
MediaTek Kompanio 820(MT8192) 19,514
Intel Pentium N5030 19,484
Intel Celeron 5205U 15,516
Intel Celeron N3350 12,134
MediaTek MT8183 10,986
Intel Celeron N4100 10,386
MediaTek MT8183 9,000

PRT 2のスコア比較

CrXPRT2は、ChromeOSに対応したベンチマークアプリ WebXPRTで計測される写真エフェクト、顔認識、オフラインノート、株式のダッシュボード表示、DNAシーケンス分析、WebGLによる3D表示、写真コラージュという3つのベンチマークが行えます。

CPU名 CrXPRT 2
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) 150
AMD Ryzen 5 3500C 100
Intel Core i7 10510U 99
Intel Core i5-10210U 90
Intel Core i5-7Y57 72
AMD Ryzen 5 3500C 71
Intel Celeron N3350 37
MediaTek MT8183 37
Intel Celeron N4100 未計測

JetStream2.0のスコア比較

Jetstream2.0は、JavaScriptの統合ベンチマークソフトウェア。
JavaScript技術を使った場合のベンチマークが取れるようになっています。

CPU名 JetStream2.0
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) 182.844
Intel Core i7 10510U 110.674
Intel Core i5-10210U 91.527
Intel Core i5-7Y57 64.325
Intel Celeron N3350 39.681
Intel Celeron N4100 36.558
MediaTek MT8183 35.531
AMD Ryzen 5 3500C 計測不可
AMD Ryzen 5 3500C 計測不可

Speedmeter2.0のスコア比較

Speedmeter2.0は、Webブラウザー向けのベンチマークソフトウェア。 ユーザによるブラウザ操作をシミュレート。
実際の操作感を測るのに適しています。

CPU名 Speedmeter2.0
Intel(R) Corei5-1245U(スレッド数 12、3.67 GHz) 28.5
Intel Core i7 10510U 94
Intel Core i5-10210U 92.3
Intel Core i5-7Y57 36.3
Intel Celeron N3350 29.44
Intel Celeron N4100 27.6
MediaTek MT8183 27
AMD Ryzen 5 3500C 計測不可
AMD Ryzen 5 3500C 計測不可

 

印象に残ったこと(1) Ryzen 3500cは電源の有無で数値に違いがでる

ベンチマークで面白かったのは「ThinkPad C13 Yoga(Ryzen 3500c)」ですね。

こちらは電源の有無によってスコアが変わっています。
電源につないでいるときは、第10世代のCore i5並の数値。
しかしバッテリー駆動のときは、第7世代のPixelbook並という結果になりました。

スコアにして40%減くらいな感じです。

これはおそらくですが、

  • Ryzenで電源の有無を判断
  • 電源接続時はファンを回してブースト
  • バッテリー駆動時は節電

する仕組みになっているのかなと思います。

実際、使っていての体感では違いを感じます。

体感としては、
・電源接続時=Core i5なChromebook
・バッテリー=CeleronなChromebook
な感じです。

正直、バッテリー接続のときはもっさりに感じてしまいますね。
現状は電源接続してしか使う気がなくなってしまいました(苦笑)。

ここらへんの制御はぜひ改善していただきたいなと思います。

印象に残ったこと(2) CPUは2世代古くなると型落ち感が強くなる

2つ目に印象的だったのが、第10世代のベンチマークの速さ。

Octane2.0に限って言えば、

  • Pixelbook(第7世代Core i5):23000
  • Galaxy Chromebook(第10世代Core i5):33000

と2世代アップしただけで、1.5倍以上数値を叩き出す結果となりました。

さらに言えば次世代の
HP Chromebook x360 14ha(Core i3):19000
ともほとんど変わりません。

こう見てみると
「Core i5」「Core i7」だからむやみに早いわけではない。
というのがよくわかります。

古いのは買っても1世代前までにしておくのが無難だなと、今回ベンチマークして実感しました。

まとめ:Chromebook性能調査は「モデル名 ベンチマーク」での検索がおすすめ

以上、Chromebook 機種別ベンチマーク結果の紹介でした!

ChromebookでもCPUはIntelだけでなくAMD、MediaTel、Qualcommと増えてきました。
CPUの名前だけでは性能を一概にわからなくなってきています。
そんなときでも「ベンチマーク」の数値を知っておけば、おおよその性能は把握できます。

これからChromebookの性能が気になったら

「モデル名 ベンチマーク」

で検索して、性能をチェックすることをオススメします!

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たけいまこと

名前:タケイマコト 埼玉県在住のサラリーマン。Chromebook(クロームブック)の魅力を広めるために勝手に活動する「Chromebookマニア」です。パソコン7割(Chromebook、レッツノート、マウスコンピュータ)、ガジェット3割(デジタル手書き、スマホ)でやってます。 他メディアにも寄稿しています。 ■寄稿記事 2万円〜のPC「Chromebook」を15台買ったマニアが、選び方とおすすめモデルを徹底解説 | bizSPA!フレッシュ WindowsやMacより「Chromebookがテレワーク最強」な理由(タケイ マコト) | マネー現代 ライターとしてIT・ガジェット系記事も執筆中です! 武井誠 | BIGLOBEハンジョー ■レビュー、原稿依頼 レビュー依頼やご質問は以下にお願いします。 ツイッター お問い合わせフォーム

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名前:タケイマコト 埼玉県在住のサラリーマン。Chromebook(クロームブック)の魅力を広めるために勝手に活動する「Chromebookマニア」です。パソコン7割(Chromebook、レッツノート、マウスコンピュータ)、ガジェット3割(デジタル手書き、スマホ)でやってます。 他メディアにも寄稿しています。 ■寄稿記事 2万円〜のPC「Chromebook」を15台買ったマニアが、選び方とおすすめモデルを徹底解説 | bizSPA!フレッシュ WindowsやMacより「Chromebookがテレワーク最強」な理由(タケイ マコト) | マネー現代 ライターとしてIT・ガジェット系記事も執筆中です! 武井誠 | BIGLOBEハンジョー ■レビュー、原稿依頼 レビュー依頼やご質問は以下にお願いします。 ツイッター お問い合わせフォーム

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