本日、 AWS SolutionArchitectProffetional(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)を取得しました。初めてのプロフェッショナル、80問170分の長丁場でしたが無事にパスできました!今回のエントリでは、試験の結果と感想、勉強方法、試験時の注意事項についてメモしておきます。
まずは結果から。総合評点は68%。65%前後が合格ラインとのことだったのでギリギリでの合格(-_-;)でした。
新試験での試験場ルールには注意が必要
試験結果
総合評点: 68%
トピックレベルスコアリング:
1.0 Network Design: 75%
2.0 Cloud Migration & Hybrid Architecture: 57%
3.0 Security: 93%
4.0 Scalability & Elasticity: 61%
5.0 Data Storage: 41%
6.0 Deployment Management: 50%
7.0 High Availability and Business Continuity: 75%
8.0 Costing: 100%
ネットワークとセキュリティ、ハイアベイラビリティと事業継続性、コスティングについてはそれなりに取得できましたが、デプロイ系がダメダメでした。
ちなみに5日前に受けた模擬試験の結果は以下です。
模擬試験結果
総合評点: 42%
トピックレベルスコアリング:
1.0 Data Storage: 33%
2.0 Costing: 0%
3.0 High Availability and Business Continuity: 66%
4.0 Scalability & Elasticity: 0%
5.0 Network Design: 100%
6.0 Security: 62%
7.0 Deployment Management: 0%
8.0 Cloud Migration & Hybrid Architecture: 50%
模擬試験、本試験共に同じ傾向になりました。
ネットワークはもともとインフラ系なので模擬試験も本試験も苦にならずそれなりに稼げましたが、辛かったのがデプロイアンドマネジメント。CloudFormationとかBeansTalkとか使ったことがないアーキテクトは細かいところを問われたらもうお手上げでした。
試験の感想
全体を通しての感想ですが、本試験は模擬試験よりも簡単だったと感じました。
模擬試験が終わった段階での「スコアが42%」という結果を見て
「5日後に合格ラインまでとか無理筋(;゜ロ゜)。」
と達観していましたが、模擬試験40問に対して本試験は80問と問題も多くその分基礎的な内容を問う問題も多かったです。
他の方のブログを読んでみても
・模擬試験に理解できなかったアーキテクトのデザインパターン、ベストプラクティスを頭にたたき込む
ことをしておけば1.5倍~2倍のスコアを稼げているようです。
出題範囲は広範でネットワークのインフラ周りからアプリのデプロイまでまんべんなく出題されてました。私みたいなアラフォーみたいな人は、インフラ屋かアプリ屋さん、どっちからか上がりで知識が偏っている人が多いかと思いますが、模擬試験で不得意分野を洗い出して、重点的にホワイトペーパーを読み込んで対応するのが合格への近道かとおもいます。
80問で170分と時間はあるので腰を据えて解くことは可能です。私の場合140分で全問をとき終わり残りの30分を見直しに当てました。
勉強法 問題を起点に知識を穴埋め 所要時間は30時間
私のAWS認定試験を受けるまでのバックグラウンドは以下。
・バックグラウンド
もともとはネットワークインフラ系を4年。その前は運用を3年。
AWSを業務で触り始めて1年半。2015年12月AWSに触り始めて、実際の案件はオンプレミスからのマイグレがほとんど。
AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA) 2016-09-10 取得
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA) 2017-04-23 取得
・勉強時間
トータル30時間ほど。通勤中の2時間×5日。土日にまとめて10時間
・勉強の行程
まずは試験に申し込みました。15日後を試験日としました。
0.合格者のブログを読み込んで自分にあいそうな勉強法を見出す
まずは成功者の勉強法を読み込みました。状況が近しい方(年齢とか)を参考にしました。
鯖系小路: AWS SA Proにスコア80%で合格!! アラフォー初心者の勉強法
http://sabakei.blogspot.jp/2016/05/aws-sa-pro80.html
AWS SA Pro用 アラフォー初心者の勉強法
https://www.slideshare.net/qt_takada/aws-sa-pro
私の場合、9月中の合格を職場にコミットしていたので時間的に(意欲的にも)限られていたこともあったので、問題を解いてわからないところを資料で埋めていくスタイルで取り組みました。
1.サンプル問題を全部解く
AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
そのままの問題もありましたし、文章は違えど聞いていることは一緒なものもあるので解いて知識の確認をしておきましょう。
2.模擬試験を受験する
ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの模擬試験を1回受けました。
模擬試験の意義は自分の実情を把握すること。苦手分野がはっきりわかりますし何の資料を読み込んでいけば良いのか?判然とするのでその後の勉強もスムーズです。
わからなかったアーキテクトについて考え方がわからなかったことをホワイトペーパー、活用事例集、BlackBeltで確認していきました。
実業でも役に立つのはホワイトペーパーのベストプラクティスあたりでしょうか。
また資料を読む際には、
・オンプレの構成を、どうすればコストを安く高可用性を保って持っていけるのか?
・そのままAWSに持っていかないようにすればどうすればいいのか?
の視点を忘れないようにするのが肝ですね。
この用語を覚えているか?という問題は出てこず、
デザインパターンがあってコスト重視、可用性重視、あるいは両方を重視した場合のベストプラクティスはどれか?
って聞かれ方になるので定義を覚えても意味はなく(前提)、自分だったらどう作るかを絵に書いて実際に照らし合わせて考え方のギャップを埋めていくのが正しいかと思います。
ただ、模擬試験は正解がわからないので答え合わせには自身も受験者で問題の答えを分析している海外のブログ、それを翻訳しているStay-kobeさんのブログを参考にすると良いでしょう。
[SolutionArchitect Pro] 合格者に学ぶ | STAY KOBE
http://www.stay-ko.be/aws/solutionarchitect-pro-learn-by-passed-people
AWS Certified Solution Architect - Professional Exam Learning Path
http://jayendrapatil.com/aws-solution-architect-professional-certification-exam-preparation-guide/
模擬試験の回答について自分の思い違いについて気がつけたのはすごく大きかったですね。
3.関連資料の読み込み
あとはひたすら、クラウドデザインパターンやホワイトペーパー、ブラックベルトで知識の再確認を勧めました。クラウドデザインパターンは聞かれたら空でぽっと出てくるくらいになっていると安心です。
AWSホワイトペーパー(日本語) - Qiita
http://qiita.com/k_m_/items/13fab46306f918249ad2
AWS クラウドサービス活用資料集 | AWS
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
AWS-CloudDesignPattern
http://aws.clouddesignpattern.org/index.php/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
4.書籍片手に手を動かす
ElasticBeansTalkも触れますし、数ある書籍の中で一番具体的でハンズオンにピッタリ。個人でもほぼ無料利用枠内で実践できます。ソリューションアーキテクトアソシエイトでも使えます。
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上記の手順を回せば合格はできるかと。何しろ模擬試験ですね。問題を解くことからスタートするのが肝要です。
受験時の注意 池袋は場所に注意
受験時の注意です。まずは場所。池袋で受験しましたが場所は池袋西武9階にあるコミュニティカレッジで受験だったのですが、、、
WEBで表示される住所は以下。
受験会場:
東京 - スーパーオフィスインク (NT) - キオスク 2
豊島区,
東京, 日本 171-8569
所在地: 東京都豊島区南池袋2丁目49−7
でもGoogleマップで検索するとただの雑居ビル。。。怪しいと思って会社のサイトを見てみると
受験会場はこちらと案内されました。
地図 - 池袋コミュニティ・カレッジ パソコン教室 PCカレッジ
http://www.pc-ikebukuro.jp/map/index.html
サイト記載の会社で検索すると見当違いの場所がでるので注意しましょう。
試験で用意するもの
写真入り身分証明書
健康保険証や社員証
試験時にやること
免許をスキャナに取り込む
カメラに向かって健康保険証を突き出す。
注意事項
耳栓(マフ)を使ったらそれはだめとチャットボックスで言われました。以前はOKだったのに。またメモボードとマジックも今回は使えませんでした。
問題文の整理を頭の中だけでやらなければならないので、構成図を頭のなかで思い描けるようになっておくことが重要です。
あと試験管とのやりとりはカメラ越しでのチャットです。トイレに行くときもそう。トラップなのがキーボードがUSなこと。半角全角ボタンもないですし、@マークは左上ですキーボードに表記もないので慣れていない方は注意しましょう。現地の人はなにも教えてくれませんので。
以上AWS Proの受験メモでした!これから受験する方の参考になれば幸いです!