どうもパソコンマニアのタケイ(@pcefancom)です。
今回はHPのCopilot+ PC「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」の実機レビューをお送りします!
- Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサーと45 TOPS NPU
- Copilot対応
- 高性能カメラとオーディオシステム
- 長時間バッテリー駆動と軽量デザイン
- 高度なセキュリティ機能
「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」は、Qualcomm Snapdragon X Eliteを搭載、次世代のAI機能(Copilot+ PC)に対応したビジネス向けノートパソコンです。
今回、一週間お借りしたのでじっくり使い込みました。
- Copilot+ PCとしてどうだったのか?
- 実際に使ってみて良かった点(メリット)
- この辺は改善点(デメリット)
と感じたところを口コミレビューしていきます!
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HP EliteBook Ultra G1q AI PCの特徴/スペック
「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」は、次世代のAI機能を搭載したビジネス向けノートパソコンです。
14インチの2.2K解像度タッチスクリーンディスプレイを備え、重量約1.35kgの薄型軽量設計なモバイルに特化したモデルです。
特徴はCPUにQualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサーと専用NPUを搭載、45TOPSの処理能力で言語モデルと生成AIをローカルで実行できること。
ElitebookシリーズはHPのフラグシップシリーズですが、その中でも「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」は、
- 唯一ARM版Windowsを搭載
- Copilot+ PCに対応
しているのがユニークなパソコンといえます。
ちなみにスペックは以下のとおりです。
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Windows 11 Pro(日本語) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon® X Elite X1E-78-100(最大3.4GHz、12コア) |
メモリ | オンボード16GB LPDDR5X |
ストレージ | 512 GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
ディスプレイ | 14インチワイド(16:10)2.2K液晶タッチディスプレイ(2240×1400ドット、300cd/m²) |
グラフィックス | Qualcomm® Adreno™ グラフィックス(プロセッサー内蔵) |
Webカメラ | HPプライバシーカメラ(5MP、視野角88度、開閉式スライドカバー)、IRカメラ |
無線LAN | Qualcomm FastConnect 7800 Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4 |
バッテリー | リチウムイオンポリマーバッテリ(3セル、59WHr) |
重量 | 約1.349kg |
サイズ | 約312.9 x 223.5 x 14.4 mm |
このHP EliteBook Ultra G1q AI PCは、QualcommのSnapdragon X Eliteプロセッサーを搭載し、AIパフォーマンスに特化した設計となっています。
高解像度のタッチディスプレイや長時間バッテリー駆動、軽量なボディなど、モバイルでの生産性を重視した特徴を備えています。
使ってよかった点(メリット)
一週間使ってみて、実際に良かった点を紹介していきます!
ココがおすすめ
- AI機能が多彩|Copilotに加えてHPオリジナルAIソフトがある
- カメラが多機能で便利|Poly Studio Proで画質補正もOK!
- セキュリティソフトが標準添付|HP Wolf Security
- 重量|持ち運びしやすい重さ
- キー配列がUS配列|好きな人には突き刺さる
(1)AI機能が多彩|Copilotに加えてHPオリジナルAIソフトがある
新鮮で良かったのが「AI機能が多彩」なところですね。
さすがAI PCを名乗っているだけあって、今使えるAI機能をできるだけ盛り込んでいたのが印象的でした。
Copilot+ キーは当然搭載していますが、更にHPオリジナルのAIソフトも搭載しています。
『HP AI Companion』というアプリがプリインストールされていて、オリジナルの生成AIを利用できます。
マルチモーダル対応で、GeminiでいうところのGemにも対応。
ライブラリの作成で返答ソースをカスタマイズできるAIソフトが搭載されていました。
ブラウザを起動することなく気軽に生成AIを使えるのはちょっと未来でしたね。
もちろんCopilot+ PCなので、ペイントも生成AI対応しています。
ただのCopilot+ だけではなくて、プラスアルファでオリジナルの生成AIが使えるのは、未来志向でナイスと感じました。
(2)カメラが多機能で便利|Poly Studio Proで画質補正もOK!
WEB会議でも何回か活用してみたのですが、Polyアプリの出来も良かったです。
ビジネス向けモデルでは、Polyのカメラアプリが搭載されています。
HPがビジネス向けオーディオ、カメラのメーカー「Poly」を買収してから、搭載されるようになったのですが、これがとびきり高機能でした。
このアプリが思いの外高機能でびっくり!
背景ぼかしにくわえて
- オートフレーミング
- AIズーム
- スポットライト
- フィルタ
- 画質補正(輝度、彩度、コントラスト)
まで可能でした。
ほかメーカのアプリでもぼかしはできますが、画質の色味やAIズームまで搭載しているのは早々ありません。
Polyの外付けWebカメラをつけてもしっかり認識してくれました。
仕事・プライベートに限らず、ウェブ会議は当たり前になりましたし、画質はそれなりに大事です。
何の設定もなくプロのようにこだわり設定ができるのはメリット感じました。
(3)セキュリティソフトが標準添付|HP Wolf Security
セキュリティソフトが標準添付のなのも素晴らしいです。
HP Wolf Securityが標準でついているので、ウイルス対策ソフトを買う必要がありません。
マルウェアも検索してくれます。
家族用に買う場合、何もせずともセキュリティ対策ができているっていうのはすごく安心だと思います。
セキュリティはHPのビジネスPC全般素晴らしいですね。
よく考えられていると思います。
(4)重量|持ち運びしやすい重さ
次はハードウェア的な面で良かったのが軽さと薄さです。
片手で持っても全くに苦になりませんでした。
カバンから取り出して、ヒョイッと持ち上げられるくらいに楽でついつい、持ち運びしたくなりましたね。
指で挟んで持つ形でもらくらく持ち運ぶのも余裕で。
スペック的には1.3kgありますが、14インチという大きさもあってスペック以上の軽さを感じました。
(5)キー配列がUS配列|好きな人には突き刺さる
刺さる人は少ないかもしれませんが、キーボードの配列が貴重なUS配列なのもメリットと感じましたね。
日本語で発売されるほとんどのパソコンはJIS配列です。
ただ、配列にちょっとクセがあったり、絶対に使わない無変換キーがあったりで正直いけてません。
そんな中、「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」はなんとUS配列を採用してくれています。
実際にWindowsで使ってみましたが、打ちやすくキーストロークもなかなかあって快適でした。
US配列が欲しいかたはこのキー搭載だけでも買う価値があると思います。
印字もレイアウトもシンプルなのが最大の魅力です。
改善点(デメリット)
ただ、いくつか注意点もあります。
ここは改善点と思ったところを紹介します。
ココに注意
- HDMIポートがない
- 日本語入力はMicrosoftIMEのみ、ATOK、Google日本語入力は使えない
(1)HDMIポートがない
一つがHDMIポートがないことですね。
スリム化に特化しているためか、インターフェースはUSB-CとUSB-Aポートのみになっています。
なので外付けのディスプレイに画面を表示したい場合には、HDMIポートを搭載したハブか、USB -C入力を備えたディスプレイが必要です。
わかっていればなんてことないところですが、HDMIはついていないので注意してください。
(2)日本語入力はMicrosoftIMEのみ、ATOK、Google日本語入力は使えない
IMEについては、ARM版Windows全般ですが、注意が必要です。
Google日本語入力、ATOKはインストールできましたが、実際には使えませんでした。
日本語入力はMicrosoft IME限定になっています。
入力に関しては自由さがないことには注意してください。
※HDMI、ATOKが必要な方にはElitebook 1040シリーズがおすすめ
この辺、HDMIやATOKが必須、でもElitebookが良い方には「1040」シリーズがおすすめです。
ポイント
- Intel Core Ultraプロセッサーを搭載
- 最大32GBのLPDDR5X RAM
- 二つのThunderbolt 4ポートを搭載
- Intel Arcグラフィックスによる優れたグラフィック性能
- 最大1,000 nitsの高輝度ディスプレイオプション
- TPMやHP Wolf Security Suiteなどの高度なセキュリティ機能
- Microsoft Copilotキーを搭載し、AIアシスタントに素早くアクセス可能
同じ位の性能のフラグシップモデルで、HDMIはついていますしCPUがIntelなのでATOKも使えます。
性能は申し分ないので、汎用性を求めるならこちらもおすすめです。
レビューもしているのでよかったらご覧ください。
-
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以上、実際に使ってみて感じたメリットと注意点でした!
ココがおすすめ
- AI機能が多彩|Copilotに加えてHPオリジナルAIソフトがある
- カメラが多機能で便利|Poly Studio Proで画質補正もOK!
- セキュリティソフトが標準添付|HP Wolf Security
- 重量|持ち運びしやすい重さ
- キー配列がUS配列|好きな人には突き刺さる
ココに注意
- HDMIポートがない
- 日本語入力はMicrosoftIMEのみ、ATOK、Google日本語入力は使えない
「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」を買うべきユーザ
「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」はこんな方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 仕事、ブログでAIを活用していきたい
- 高セキュリティなパソコンが欲しい
- US配列のモバイルパソコンがほしい
仕事、ブログでAIを活用していきたい方にはとにかくおすすめです。
一番の特徴はSoCにQualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサーを搭載していること。
この点を活かさない手はないですし、買う理由になると思います。
ちょっとイラストが欲しければペイントで作れますし、ウェブ会議の背景ぼかしはローカルAIで行えます。
AIをドンドン活用していきたい方にはピッタリ合うと思います。
もう一つは高セキュリティなパソコンが欲しい方です。
ウイルス対策、暗号化、マルウェア対策が標準でついていて、ユーザ側で余計な工夫をしなくて済みます。
安心して高セキュアなパソコンを使いたい方にはぜひ安心して買ってほしいですね。
US配列のモバイルパソコンがほしい方。
「HP EliteBook Ultra G1q AI PC」は何より貴重な「US配列」です。
- パソコンのキーボードはUS配列がいい!
- Enterキー周りが小さいJIS配列には飽き飽き
- シンプルでカッコイイキーボード使いたい!
という方にこそおすすめしたいですね。
レビューまとめ|高機能でUS配列なCopilot +が欲しい方向けのモバイルPC
以上、HP EliteBook Ultra G1q AI PC」の実機レビューでした!
一週間使ってみましたが、AI機能が豊富でちょっとパソコンの未来を垣間見られる、使っていて楽しいパソコンでした。
IMEはマイクロソフト日本語入力でいい方には本当におすすめです!
是非チェックしてみてください!
- Qualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサーと45 TOPS NPU
- Copilot対応
- 高性能カメラとオーディオシステム
- 長時間バッテリー駆動と軽量デザイン
- 高度なセキュリティ機能