どうもChromebookマニアのタケイ（@pcefancom）です。
アメリカ最大の家電見本市「CES2021」でサムスンが「Galaxy Chromebook2」を発表しました！
洗練されたフォルムはそのままにスペックはミドルレンジクラスになっています。
その分価格は499ドルからと「Galaxy Chromebook」の約半額。
求めやすい価格でのリニューアルとなりました！
スペックや価格の詳細、初代「Galaxy Chromebook」との違いについて紹介します！
Galaxy Chromebook2のスペックと価格
まずは現在までに判明している「Galaxy Chromebook2」のスペックと価格を紹介します。
Galaxy Chromebook2のスペック
まずはスペックからです。
赤文字はスペックダウンしているところ。
| モデル名 | Galaxy Chromebook2 | Galaxy Chromebook(初代) |
|---|---|---|
| CPU | Celeron N5205U Core i3-10110U |
Intel® 10th generation Core™ Processor |
| メモリ | 4～8GB | Up to 16GB (LPDDR3) |
| ディスプレイ | 13.3-inch QLED display フルHD |
13.3-inch OLED display 4K |
| カメラ | N/A | 1MP (Front), 8MP (on Keyboard deck) Internal Digital Dual Array Mic Mono Mic |
| 内蔵ストレージ | 64GB 128GB eMMC |
Up to 1TB SSD |
| 無線LAN | Wi-Fi6 Bluetooth5.0 |
Wi-Fi 6 (Gig+), 802.11 ax 2x2 |
| LTE | なし | なし |
| インターフェース | USB 3.0 Type-A×1, USB 3.0 Type-C×2 MicroSDメモリーカードスロット×1 |
USB-C (2) | 3.5pi HP/Mic UFS/MicroSD Combo |
| 生体認証 | なし | 指紋認証 |
| ペン入力 | USI ペンは別売り |
EMR Sペン(本体収納) |
| 本体サイズ | 304.8×203.2×14mm | 302.6 x 203.2 x 9.9mm |
| 質量（重さ） | 約1.23kg | 約1.05kg |
| 価格 | Celeron:549ドル Corei3:699ドル |
999ドル |
ディスプレイはQLED（量子ドットディスプレイ）を採用
ディスプレイは幾分スペックダウン。
初代はOLED（有機EL）の4K液晶でしたが、Galaxy Chromebook2は「QLEDのフルHD液晶」となっています。
Chromebookとしては初の採用。色域の広さなどはIPS液晶より豪華なモノになりそうです。
QLEDとは
バックライトの光源として青色LEDを利用。「量子ドット/Quantum Dot」技術による波長変換を行うことで、一般の液晶パネルと比べて、より豊かな色再現と低消費電力を実現する方式。
CPU、ストレージはスペックダウン、重量も1.05kg⇒1.23kgに増加
こちらは初代Galaxy Chromebookと比べてかなり落としてきました。
CPUは同じ第10世代ですがCeleronとCorei3となっています。初代はCorei5でした。
スペックダウンしているのは主にディスプレイ。13.3-inch QLED display（フルHD）となっています。初代は「4K」「有機EL」でしたが普通のスペックになりました。
ストレージも同様で「NVMe」だったのが「eMMC」となっています。あと指紋認証もなくなっていますね。
重量が1.05kgから1.23kgに上がってしまったのは、バッテリー問題からの模様です。
価格は549ドル・699ドル、初代の約半額
価格はその分長おさえられました。
Celeronモデルが549ドルからと初代から400ドル値下げとなりました。
今回は価格重視が鮮明となっています。
Galaxy Chromebook2は「後継機」ではなく「廉価モデル」
以上、Galaxy Chromebook2についての紹介でした。
スペックを見た限りでは初代「Galaxy Chromebook」の後継というよりは「廉価モデル」ですね。
初代がiPhoneProなら、「Galaxy Chromebook2」はiPhoneSEといったところ。
これからも「Galaxy Chromebook」も併売されるでしょう。
購入するなら「初代」がオススメ
今回の発表をみた限りでは、もし買うなら「初代Galaxy Chromebook」をオススメします。
「Galaxy Chromebook2」は買いやすい価格を優先してスペックを決めた感じがあります。
正直、
- CPUがCeleronまたはCorei3
- ストレージがeMMC
- 生体認証もなし
となると、他のメーカーでもいくらでも変わりはあります。
「Galaxy Chromebook2ではなくてはいけない」
という要素はボディカラーくらいしか見当たりません。
「Galaxy Chromebook」が目を惹いたのは「4K」「有機EL」「CPUも当時としては最上位」と尖った高性能さにあったからです。
今回のモデルはどうも「強み」がどこにも見当たらない。
どうせ買うなら「初代Galaxy Chromebook」をオススメします。
レビューもしていますので、良かったら読んでみてください！
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ニュースリンク
CES 2021: Samsung introduces the Galaxy Chromebook 2 with a $550 starting price - TechRepublic
https://www.techrepublic.com/article/ces-2021-samsung-introduces-the-galaxy-chromebook-2-with-a-550-starting-price/
