どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
今回はASUSから発売されている
「Chromebook Detachable CM3」
のレビューをお送りします。
モバイルパソコンを選ぶポイントとして「軽量性」「省スペース」がよく求められます。
とはいえ、モバイル性を求めすぎると性能が犠牲になってしまいます。
2つのバランスが取れたパソコンというのはなかなかありません。
今回紹介する
「Chromebook Detachable CM3」
はどちらも高いバランスを保っています。
Chromebookのなかでも、とくにオススメしたいモデルです。

縦おきもできる
今回はそんな「ASUS Chromebook Detachable CM3」について
「特徴」「スペック」「レビュー」、実際に使ってみて感じた「メリット」「改善点」
について書いていきます!
レビューのポイント
「Chromebook Detachable CM3」の
- 特徴
- スペック
- 実機レビュー(カカクコム視点)
- 実際に使って感じた「メリット」「改善点」
- こんな人にオススメ
- 買える場所の紹介

「Chromebook Detachable CM3」の特徴
「ASUS Chromebook Detachable CM3」は、2021年3月に発売開始となったChromebook(クロームブック)です。
特徴はというと、
- 取り外し可能なキーボード
- 縦にも横にも立てられる背面カバー
- 10.5インチ(16:10比率)の見やすいフルHDディスプレイ
- USIペンを本体収納
- 持ち運びが楽な重さ(920グラム)
なところ。
とくに際立っているところが背面カバーです。
Microsoftの「Surface Pro」のように使えるのはもちろん、縦おきもできるようになっています。

Surface ProやGoのように使える

縦おきもできる
さらに手書きスタイラス(USIペン)を本体に収納できるのも特徴です。
思い立ったときに、サッと取り出して書けるようになっています。

ペンの取り出しも簡単
数あるChromebookのなかでも
- 限りなくタブレットに近い
- 色々なスタイルで作業ができる
ユニークなモデルに仕上がっています。

「Chromebook Detachable CM3」のスペック
「Chromebook Detachable CM3」のスペックは以下のとおりです。
モデル名 | ASUS Chromebook Detachable CM3(CM3000) |
---|---|
CPU | MediaTek™ MT8183 2GHz |
メモリ | 4GB LPDDR4X |
ディスプレイ | 10.5型ワイドTFTカラー液晶 1,920×1,200ドット (WUXGA) IPS-level Panel |
カメラ | インカメラ 192万画素Webカメラ内蔵 アウトカメラ 800万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応) |
内蔵ストレージ | 64〜128GB |
無線LAN | Wi-Fi5 |
LTE | なし |
インターフェース | USB2.0 (Type-C)×1 ※6 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
MILスペック | N/A |
生体認証 | なし |
ペン入力 | USIサポート ※本体内蔵型 |
本体サイズ | 本体 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ7.9mm 本体 + デタッチャブルキーボード 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ13.3mm 本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ16.9mm 25.54 x 16.72 x 0.79 ~ 0.80 cm (10.06" x 6.58" x 0.31" ~ 0.31") |
バッテリー | 本体 約12.3時間 本体 + デタッチャブルキーボード 約12時間 |
質量(重さ) | 本体 約506g 本体 + デタッチャブルキーボード 約748g 本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー 約915g 0.51 kg (1.12 lbs) |
自動更新ポリシー | N/A |
価格 | 39,800円(64GB) 50,800円(128GB) |
「CPU」にはMediaTekの「MT8183」を搭載しています。
性能としてはエントリーモデルに近い感じですね。
Chromeのタブは開いても10枚程度、Androidアプリを使う分には不満を感じることは少ないでしょう。
通信こそ「Wi-Fi5」と控えめですが、ハード的には
- ヘッドホンジャック搭載
- USIペンも本体収入可能
など他メーカーのデタッチャブル製品にはない工夫がなされています。
「Chromebook Detachable CM3」の実機レビュー
それでは「Chromebook Detachable CM3」の実機レビューをお送りします。
評価基準は「価格.com」にあわせています。
満足度 (モバイル好きなら満足なでき!) |
|
外観 (ファブリック素材のカバーはおしゃれ) |
|
処理速度 (処理速度は中程度、ブラウジングは快適) |
|
液晶 (16:10で縦長がナイス) |
|
キーボード (傾きがあって使いやすい) |
|
拡張性 ( USB Type-C1つと少ない) ( イヤホンジャックはありがたい) |
|
使いやすさ (縦と横、どちらにでも置けるカバーがナイス) |
|
持ち運びのしやすさ (小さいかばんにも入るコンパクトさがナイス) |
|
バッテリー (Chromebookの中ではトップレベル) |

外観
本体は、キーボードカバーを含めてもネットブックのような大きさです。
コメダ珈琲の小さいテーブルでも使えるコンパクトさが特徴です。

コメダ珈琲のテーブルでも使える大きさ
背面カバーも薄く、持ち運びしやすくなっています。
ファブリック素材なので手触りが良いのも特徴ですね。

背面カバーも薄くてナイス

片手で持てる重さ
処理速度
Octane2.0で測ってみたところ
「9,500前後」
でした。
スペックとしてはエントリーモデルレベルといったところですね。
ハイエンドモデルの3分の1くらいの数値です。

液晶
液晶は「TFT」となっています。
よくある「IPS」よりも、スペックダウンしているところですが、実際は思いのほかキレイでした。
画像だと伝わりづらいですが、発色も豊か。
体感条「ほぼIPS」といっても遜色ない出来ですね。
キーボード
キーボードもモバイルパソコンにしては使いやすいです。
デタッチャブルタイプは右側のキーがつまり気味になりがちですが、CM3は余裕があります。
Enterが縦に長いのも打ちやすくて良いですね。
カーソルキーもしっかり「逆T字型」になっています。

つまり気味の右側もほどほどに余裕あり

カーソルキーも逆T字型
キーピッチも「1.7mm」。フルサイズほどではありませんが、モバイルにしては広め
打ちにくさは感じませんでした。

キーピッチは1.7mm
また傾きがつけられるのは、本当に高ポイントです。
平らだと打ちにくいですが、浮かせられる分、非常に打ちやすくなっています。

キーボードに傾きがつけられるのはナイス

拡張性
拡張性は最低限です。ポートはUSB Type-Cが1つのみとなっています。
本体がタブレットなのでしょうがないところではありますね。

拡張ポートはUSB Type-Cが1つ
使いやすさ
使いやすさは、Chromebookの中でもかなり上位と感じました。
特に「縦おき」できるところがナイス。
タブレットでもクラムシェルでもOK。
色々なスタイルで使えるフレキシブルさは、突き抜けています。

縦おきできるスタイルがナイス
持ち運びのしやすさ
持ち運びのしやすさも「Chromebook」の中でもトップレベルですね。
キーボートとセットで「920グラム」という軽さはもちろん、「ボディバッグ」に入るコンパクトさは大きな魅力です。
以下の写真は「ひらくPCバッグnano」に入れてみたところです。
こういったボディバッグサイズのものでも入る機動性の良さにはハマりました。

ひらくPCバッグnano。ボディサイズのコンパクトなバッグです。

カバンにいれてみたところ。

手帳とDetachableCM3を入れても余裕です。
特に
「ちょっとした散歩に小さいパソコンも持っていきたい」
「でも重いのはイヤ」
「ポメラとかだと力不足」
など感じていたら、ものすごくフィットすると思います。

バッテリー
バッテリーはスペック通り「12時間」もちました。
朝から夜まで使っても充電無しでいけました。
USBアダプターも「30W」と電力少なめのも充電可能でした。
バッテリー周りは非常に優秀ですね。

スマホ感覚で充電可能

30Wの小電力のアダプターでも充電OK

実際に使ってみて感じた「メリット」「改善点」
最後に実際に2週間使ってみて感じた
「メリット」
「改善点」
を紹介します。
メリット① とにかく持ち運びしやすい
一番のメリットは「持ち運び」のしやすさですね。
「1kg切りの重量」と「ボディバッグサイズにはいるコンパクトさ」
がセットになっているモデルは、なかなかありません。
どんな時でも持ち運びが苦にならないのは、大きなメリットです。
メリット② カフェやイートインのテーブルでも使いやすい
2つめもサイズに関するところで恐縮ですが、
「どこでも置いて使える」
のも良い点と感じました。
サイズがコンパクトなので、コンビニのイートイン、コメダの2人席のテーブルのような狭い場所でも快適に使えます。

ファミマのイートインでDetachable CM3

コメダのテーブルでDetachable CM3

メリット③ 縦置きでのサイト閲覧が便利
「縦置き」できるのもメリットですね。
あまり期待していなかったのですが、実際に使ってみると快適でした。
ニュース、Twitterなど、縦長のほうが見やすいサイトも「CM3」なら難なく表示できます。
使用用途が、縦表示メインのでサイト閲覧なら、快適に使えると思います。

縦表示はサイト閲覧がとても便利
メリット
- 持ち運びしやすい
- カフェやイートインのテーブルでも使いやすい
- 縦置きでのサイト閲覧が便利だ
改善点 USIペンが四角形で持ちづらい
ペンの形は改善点と感じましたね。
CM3のペンは四角になってます。
長時間使っていると、角が指に食い込んで痛くなりました。
※メモする程度であれば問題ありません。
あくまで「メモ用途」と考えておいた方がいいでしょう。
後継モデルではリアルのボールペンライクにしてほしいところです。

四角形なのでちょっと持ちづらい
改善点
USIペンが四角形で持ちづらい
購入の決め手は?「モバイル特化のパソコン」が欲しかったら買い
以上「ASUS Chromebook Detachable CM3」のレビューでした!
このモデルは以下のような方にオススメです。
こんな方におすすめ
- モバイルに特化したパソコンが欲しい
- ASUS Chromebook Flip C101PAの後継を待っている
- Chromebookの予算は3万円台に抑えたい
「ASUS Chromebook Detachable CM3」の良いところは、とにかく
「モバイル性能が高いところ」
です。
あなたが
『何時でもどこでもサクッとChromebookを使いたい』
『モバイルに特化したパソコンが欲しい』
と考えていたら、本当にオススメです。
あと、モバイル特化したASUSの名機「Chromebook Flip C101PA」。
これの後継を待っている方もそろそろ買ってもいいかと思います。
タイプこそ違いますが、性能や使い勝手はかなり近いモノを感じました。
また価格も「実質3万円台」と安いので、予算も安く抑えたい方にもオススメです。

購入はAmazon、直販店、ASUSストアがオススメ
購入は「Amazon」が在庫も多く納期も早いのでオススメです。
他にも量販店(ビックカメラグループ)も在庫が多いので、Amazonが売り切れている場合はチェックしてみてください!
※2021/04/17時点、在庫が復活、発送も始まっているようです。

[2021年モデル]「ASUS Chromebook Detachable CM3 」の特徴、スペック・価格とオススメポイントまとめ | タケマコブログ
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