どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
絶賛開催中の開発者向けのイベント「Google I/O」の基調講演でChrome OS向けの新機能も発表されました。
セッションの映像は以下から視聴可能です。
ちなみにセッションは全て英語です。
見にくい方もいらっしゃるかと思うので、映像の中でピックアップされている新機能を紹介します!
新機能➀ Fast Pair(イヤホンなどの即時接続)に対応
最初に紹介したのが「Fast Pair」です。
これはいわばAppleのAir Pods ProがすぐiPhoneやMacにつながる機能のGoogle版といったところ。
現在、PIxel6とPixel Buds Series-Aなどで利用可能ですが、それがChromebookにも拡がります。
夏に出る「Pixel Buds Pro」はマルチポイントに対応しています。
PIxel6とChromebookにつなげば、どちらか近い方をシームレスに使うといこともできそうです。
ガジェットをGoogleで固めている人には非常にありがたい機能ですね。
私もPixel Buds ProをChromebookで使うことをとても楽しみにしています。
新機能② Phone Hubがカメラロールにも対応
Phone Hubがスマホのカメラロールにも対応するそうです。
現在はスマホ通知のみがChromebookと同期していますが、それが拡張されます。
特に
『スマホの写真をパソコンで編集したいけど転送が面倒』
というときにありがたい機能ですね。
SNSでのシェアやブログ執筆がより捗りそうです。
新機能③ Appストリーミング
Appストリーミングは、スマホのアプリ画面をそのままChromebookに表示できる機能です。
たとえばスマホのLINE画面をそのままChromebookで開いてメッセージの返信などができてしまいます。
この機能があれば、わざわざChromebookにAndroidアプリを入れる必要がなくなるかもしれませんね。
個人的には期待大の機能です。
新機能④ 機械学習対応 Chromebook向けアプリキュレーション
機械学習で利用しているChromebook向けに最適なアプリを提案してくれます。
これまでのキュレーションは固定的でしたが、AIによる機械学習で各個人向けにカスタマイズされるそうです。
その人の使い方にあったアプリが表示されるとより便利になりそうですね。
新機能⑤ ランチャーからアプリ検索が可能に
ChromebookのランチャーからGoogleドライブ上のファイルやPlayストアのアプリを直接検索出来るようになるそうです。
これまではインストールしてあるアプリやWebの検索結果だけでした。
アプリやファイル探しがより楽になりそうですね。
新機能⑥ 再起動後のブラウザやAndroidアプリのフルリストア(再起動前の状態を復元)に対応
フルリストアは再起動後に、ブラウザやAndroidアプリの状態を復元してくれる機能。
再起動したあとも中断したところからすぐに作業を再開できます。
これまではブラウザはタブは開き直してくれましたが、作業状態は残りませんでした。
そこを記録してくれるように進化するそうです。
不意に電源が落ちたときも安心できそうですね。
新機能⑦ FileHandling
これは、Chrome OSとAndroidアプリのファイル処理をよりスムーズにするというモノ。
ローカルにあるファイルをクリックしたら、Androidアプリがそのまま起動というのもできるようです。
よりWEBアプリとAndroidアプリの境目がなくなりそうですね。
新機能⑧ Cloud storage integration(好みのクラウドストレージを選択可能に)
これはChromebookのストレージに関する機能でローカルファイルをGoogleストレージ以外にも広げる機能のようです。
現在は自動でGoogleストレージに保存されますが、それを選べるようになるとのこと。
プロバイダーは明かされてませんでしたが、OneDriveあたりと連携してくれるとありがたいですね。
新機能⑨ App fidelity
これは、Chromebook上でのAndroidアプリのサイズ最適化についての機能です。
現在も対応しているアプリはありますが、より進化するようですね。
新機能⑩ TikTokがChromebookに最適化
TikTokはいまさら説明不要ですね。
動画サービスがPWA化。
Chromebookに最適化されるそうです。
対応は2022年を予定
新機能⑪ KritaがChromebookに最適化
Kritaはイラストアプリ。
これもAndroidアプリですが、Chrome OSに最適化されるそうです。
もはや画面がデスクトップアプリそのもの。
こうしたアップデートには期待大です。
新機能⑪ LuimafusionがChromebookに最適化
Lumafusionは動画編集アプリです。
iPadだと定番となっていますね。
そのアプリがChromebookに最適化というのも期待が持てます。
iPad版と同じ機能と安定性があるならば一気に定番化しそう。
実際の使い勝手に期待です。
新機能⑫ WebexがChromebookに最適化
最後に紹介されたのが、Ciscoの会議アプリ「Webex」。
こちらもPWA化されてChromebookでも快適に利用できるようになるそうです。
仮想背景がChromebookだと使えないので、この辺改善してくれると良いですね。
Zoomに続いてのPWA化。
会議アプリはこの流れが続いてほしいものです。
夏以降のChromebookの進化に期待!!!
以上、Google I/Oで発表されたChromebook関連の新機能の紹介でした!
個人的には、Fast PairとカメラロールとAppストリーミング、Lumafusionに期待しています。
この辺が実現してくれると、プライベートはいよいよスマホとChromebookでほとんど事足りそう。
夏以降のChromebookの進化にぜひ期待しましょう!