どうも、ガジェットの匠のタケイ(@pcefancom)です。
コンパクトで持ち運びやすく、それでいてビジネス利用に必要な性能をしっかり備えたパソコンをお探しの方は多いのではないでしょうか。
今回は、HPのビジネスパソコンの上位シリーズ「Elitebook」シリーズでの最新モデル
「HP EliteBook 8 G1i 13」
を紹介します!
HPのビジネスパソコンのラインナップはどんな感じ?
HPのビジネスパソコンは、用途や予算に応じて5つのシリーズに分かれています。
シリーズ名 | 特徴 | ターゲット/用途 |
---|---|---|
Elitebook AI | Copilot + PC、軽量性、AIのパワーを兼ね備えたフラッグシップモデル | 最新のAI機能を活用したい方向け |
Elitebook | ハイブリッドワークの生産性を高める、最上位のモバイルノートブックシリーズ | 品質と信頼性を重視するプレミアムライン |
Probook | 幅広いビジネスに対応、実用性を備えたスタンダードシリーズ | コストパフォーマンスを重視する企業 |
ChromeEnterprise | Chromebookシリーズ | Chromebookが好きな方向け |
HP | コスト重視のエントリーモデル | コストを重視するユーザー |
Elitebook AIは、Coplilot + PC、軽量性、AI のパワーを兼ね備えたシリーズです。
今回レビューするHP EliteBook X G1i 14 AIもこのカテゴリに含まれ、最新のAI機能をフル活用できるフラッグシップモデルとなっています。
Elitebookは、ハイブリッドワークの生産性を高める、最上位のモバイルノートブックシリーズです。
従来からのEliteBookの品質と信頼性を継承しつつ、リーズナブルなのが特徴です。
Probookは、幅広いビジネスに対応する実用性を備えたスタンダードシリーズで、さらにコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
ChromeEnterpriseは、Chromebookシリーズでクラウドベースの業務に最適化されています。
最後にHPシリーズは、コスト重視のエントリーモデルとなっています。
この中で今回レビューする「HP EliteBook 8 G1i 13」は、上から2番目のシリーズとなります。
※G1i=Intel、G1a=AMD、G1x=Snapdragon
HP EliteBook 8 G1i 13|どんなパソコン?スペックと特徴は?どこで買える?
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 11 Pro |
プロセッサー | インテル® Core™ Ultra 7 255Uプロセッサー |
メモリ | 32GB (オンボード、LPDDR5) |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(PCIe NVMe) |
ディスプレイ | 13.3インチ・WUXGA(1920×1200)・非光沢 |
グラフィックス | インテル® Graphics(プロセッサー内蔵) |
無線機能 | インテル® Wi-Fi 7 BE201(2×2)+ Bluetooth 5.4 |
通信モジュール | なし |
オフィスソフト | なし |
保証 | 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)+ Elite Premium サポート |
その他 | なし |
HP EliteBook 8 G1i 13は、13.3インチディスプレイを搭載したコンパクトなビジネスパソコンです。
プロセッサーには最新のIntel Core i7を搭載し、メモリは32GBという大容量を標準装備しています。この構成により、外出先でも本格的なビジネス作業をストレスなく実行できるように設計されています。
接続ポートはUSB-Cが左右両側に配置され、利便性が高くなっています。
無線通信はWi-Fi 6に対応し、Bluetoothも最新規格をサポート。
バッテリー駆動時間も実用的なレベルを確保しており、外出先での作業にも安心して持参できます。
絶妙なバランスに仕上がっているモデルです。
価格については、19万円からとなっています。
LTEなしなら、インテル® Core™ Ultra 7 255Uプロセッサー、メモリ32GBモデルが23万円台。
メモリこの高性能・高品質な仕様とコンパクトな筐体を考慮すると、妥当な設定となっていえるでしょう。
一週間使って良かった点と注意点
良かった点(1)ボディがかっこいい!マグネシウム採用で仕事にマッチ
まず使ってみて「良いな」と思ったのがボディの質感ですね。
マグネシウムボディの質感は、いかにもプロフェッショナル向けの製品にふさわしい仕上がりというか、手に持った時の上質感は、流石に感じました。
表面の処理も上質で、安っぽさを全く感じさせません。
全体的なデザインは非常にシックな仕上がりになっているなという感じ。
無駄な装飾を排したミニマルなスタイルというの仕事用パソコンにマッチしているなと感じました。
良かった点(2)打ちやすい!キーボードが日本人に打ちやすいレイアウトになっている
キーボードが日本向けにカスタマイズされていてナイスでした。
さすがHPだけあって、日本のビジネスユーザーのことを十分に考慮した設計になっています。
特にEnterキーや¥キーなどの日本語特有のキーも使いやすい位置にあります¥キーは適切なサイズで配置されており、日常的に使用する頻度の高いキーとして、ストレスなく使用できます。
また、Enterキーや Backspaceキーなどの重要なキーも十分な大きさが確保されており、誤入力のリスクが低減されています。
打ちやすいキーボードはこのモデルの魅力ですね。
良かった点(3)やはり便利!USB-Cが左右両側についている
USB-Cポートが両側についているのは便利です。
実際の使用場面(コワーキングスペースやカフェ)で非常に便利でした。
デスクの配置や電源コンセントの位置に応じて充電ケーブルを接続できるため、ケーブルの取り回しで困ることがありません。
テーブルの片側にしか無いコメダ珈琲でも快適でした。
良かった点(4)Office作業に最適!ノングレア液晶で目が疲れにくい
ノングレア液晶なので長時間画面を見ていても疲れないのも良かったです。
グレアパネルと比較すると確かに色の鮮やかさは控えめですが、その分、長時間の使用でも目の疲労を大幅に軽減してくれます。
特に、白い背景の文書作成やスプレッドシート作業では、その効果を強く実感できましたね。
オフィスの照明や窓からの自然光による画面への映り込みもほとんどないのは快適です。
良かった点(5)安心!セキュアブラウザ、マルウェア対策ソフトが標準でついている
ビジネスモデルならではのメリットで、セキュリティ関係のソフトが標準でついているのもメリットです。
- マルウェア対策ソフト
- セキュアブラウザ
がついているのは便利です。
オンラインバンキングやクレジットカード決済など、金融関連の操作を行う際には、セキュアブラウザがあると心強いです。
通常のブラウザよりも高いセキュリティレベルで保護されているため、フィッシング攻撃やマルウェアによる情報窃取のリスクを大幅に軽減できる安心感が良いですよね。
「HP Wolf Security」で包括的なマルウェア対策機能が標準搭載されているため、別途ウイルス対策ソフトを購入する必要がないのもありがたいです。
年間数千円のライセンス費用を節約できるだけでなく、定期的なアップデートもメーカーから提供されるため、常に最新の脅威に対応できます。
トータルコストの削減と安全性の確保を両立できるのは、大きなメリットだと思います。
注意点(1)Office作業向け!OLEDに慣れていると映画鑑賞はきつい
ディスプレイはSureViewなので視野角は広くないのには注意です。
HP SureView技術により、プライバシー保護機能が強化されている一方で、視野角に制限があります。
隣席からの覗き見を防ぐ効果がある反面、斜めから見づらくなります。
以下が実際の斜めからの見え具合ですが、結構みづらいです。
実際に、映画鑑賞や動画視聴を重視する場合は、グレア液晶やOmnibookなどの個人向けでOLED(有機EL)なモデルをを選ぶことをお勧めします。
注意点(2)ゲームにも向かない|ゲームは動作困難レベル
あとゲームには向きません。
本機に搭載されているのはIntel Arc内蔵グラフィックスではなく、より基本的な統合グラフィックスです。このため、3Dグラフィックスの処理能力は限定的で、CADソフトウェアや3Dモデリングソフなどの本格的な3D処理には不向きです。
ベンチマークでも動作困難レベルでした。
ゲームを楽しみたい方は、Intel Arcを積んでいるモデル化、別途ゲーミングパソコンを検討しましょう。
注意点(3)メモリ使用量は常に16GB前後!できるだけ32GBモデルを選んでおくメモリは32GBのほうがいい
実際に使ってみて分かったのは、AI機能やマルチタスクを快適に行うには、メモリ容量が重要だということです。
- ブラウザを起動、タブを3〜4枚を開いた時点13GB
- 別のアプリを立ち上げたらもれなく16GB
は超えていました。
さらにOfficeをつかったり、WEB会議をすれば16GBだと確実に足りなくなります。
メモリ不足になると、せっかくの高性能なプロセッサーも本来の力を発揮できません。
このパソコンのポテンシャルを最大限に活かすためにも、予算が許すなら32GBモデルを選択することをおすすめします。
価格は高くなりますが、長期間使用することを考えれば、この投資は十分に価値があると思います。
買うべきおすすめのユーザは?どんな人におすすめ?
どんな人におすすめか?を紹介します。
こんな方におすすめ
- Officeが快適に使えるパソコンを探している
- 持ち運んで使うパソコンがほしい
- 目が疲れにくいパソコンがほしい
こんな人におすすめ(1)Officeが快適に使えるパソコンを探している
このパソコンはOfficeを使う分には快適でした。
※ゲームは辛い
- パソコンは欲しいけど、メインはスマホ
- Windowsを使うのはOfficeを使うときくらい
- Officeの最新版が快適に使えればいい
- ゲームはしない、映画とかも見ない
のであれば非常におすすめです。
本機の設計思想は明らかにOffice作業を中心としたビジネス用途をターゲットにしており、そのための最適化が随所に施されています。
Office利用が利用の中心となる方には心からおすすめできます。
こんな人におすすめ(2)持ち運んで使うパソコンがほしい
HP EliteBookシリーズの中でも、13.3インチモデルは最もコンパクトで携帯性に優れています。
1.29kgという軽量性と相まって、毎日の持ち運びでも負担を感じることが少ないのがこのモデルの強みです。
持ち運んで使うことが多い方にぜひ選んでいただきたいですね。
※自宅やオフィス内利用がメインであれば14インチモデルをおすすめします。
こんな人におすすめ(3)目が疲れにくいパソコンがほしい
あとはパソコンを選ぶなら目が疲れにくいパソコンが欲しい方にもおすすめします。
このモデルの良さはというと、ディスプレイがノングレアでSure Viewがついていることです。
長時間作業して揉めが疲れにくいのが利点なので、目への負担を重視する方にすごくフィットすると思います。
HP EliteBook 8 G1i 13 実機レビューまとめ|安全、持ち運びしやすい仕事用パソコン
以上、「HP EliteBook 8 G1i 13」の一週間使ってみての実機レビューでした!
実際に触ってみて「安全で持ち運びしやすい仕事用パソコン」として非常に完成度が高いと感じました。
Office作業を中心とした業務、外出先での作業、長時間のPC使用が多い方は、ぜひチェックしてみてください!
HP EliteBook 8 G1i 13の価格はどれくらい?どこで買える?
「HP EliteBook 8 G1i 13」ですが、HPの直販サイトのみで購入できます。
価格ですが定価は高いですが、だいたいキャンペーンで
- メモリ16GBモデル|19万円台
- メモリ32GBモデル|23万円台
- メモリ32GB+LTEモデル|27万円台
で購入できます。
おすすめとしては、長く使う意味も考えてメモリ32GBモデル以上をおすすめします。