どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
ASUSから24日に発売するモバイルゲーミングパソコン「ASUS ROG ALLY X 」レビューをお送りします!
- バッテリー容量が80whrに増加
- メモリが24GB、ストレージ1TBに増強
- グリップが持ちやすいように改良
- 冷却システムとオーディオ
- USB-Cポートも2つに増加
こんな方におすすめ
- SteamやXboxのゲームをカフェでも遊びたい
- 脱ゲーミングパソコンしたいけどパソコンゲームは遊びたい
- パソコンゲームをスキマ時間で進めたい
レビューにあたって、事前に2週間ほど貸与いただいていますが、評価には影響しません。
ASUS ROG ALLY Xのスペックと進化点
「ASUS ROG ALLY X 」は、ASUS が24日に発売開始するモバイルゲーミングパソコンです。
初代「ASUS ROG ALLY」から数えて2代目、ユーザからのフィードバックを受けて改善を施し、アドバンスドモデルとして登場しました。
いつでもどこでもXbox、Xbox Cloud Gaming、Steam、Geforce Nowが遊べるようになっています。
ASUS ROG ALLY Xのスペック
「ASUS ROG ALLY X 」のスペックは以下のとおり。
赤文字な点が進化しました。
Spec | ROG Ally | ROG Ally X |
---|---|---|
Processor | AMD Ryzen Z1 Extreme | AMD Ryzen Z1 Extreme |
Storage | 512GB PCIe 4.0 SSD | 1TB M.2 2280 NVMe PCIe SSD |
Memory | 16GB LPDDR5 (6400MT/s) | 24GB LPDDR5X-7500 |
Display | 7-inch FHD 120Hz | 7-inch FHD 120Hz |
Battery | 40Whr | 80Whr |
USB Ports | 1x USB-C, 1x PCIe, 1x microSD, 1x headphone jack | 1x USB-C Thunderbolt 4, 1x USB-C 3.2 Gen 2, 1x microSD, 1x audio combo jack |
Weight | 608g | 678g |
進化(1):バッテリー容量が80whrに増加
まず強化されたのがバッテリーです。
ROG Ally Xのバッテリー容量は80Whに増加し、長時間のプレイセッションが可能になりました。
これにより、途中でバッテリーが切れることなく、ヘビーゲームでもMAX3時間のバッテリー性能を実現しています。
進化(2):メモリが24GB、ストレージ1TBに増強
メモリも増強されて16GBから24GBになりました。
VRAMとも共有できるようになっていて、1GB事に調整可能。
パフォーマンスとグラフィクス性能をバランスよく両立させながらゲームを遊べるようになっています。
ストレージも1TBにまで増加。
多くのゲームをインストールできるようになりました。
進化(3):グリップが持ちやすいように改良
ROG Ally Xはグリップを改良し、よりラウンドしたデザインとなってりました。
この改善により、手持ちの快適さが向上し、ボタン入力も改善されています。
実際に旧モデルと比較して触ってみましたが、特に十字キーは突起も触りやすくなっていて操作のしやすさが向上しているなと感じました。
進化(4):冷却システムとオーディオ
新しいデュアル77ブレードファンと追加の通気口により、内部とタッチスクリーンの冷却性能が向上しています。
また、大型スピーカー室を採用し、より豊かで大音量の音声体験をできるようになっています。
進化(5):USB-Cポートも2つに増加
ROG Ally Xは2つ目のUSB Type-Cポートを追加しており、アクセサリーや外付けGPU接続のための柔軟性が向上しています。
こちらはユーザの声を聞いて改善。
倍増されて周辺機器を繋げやすくなりました。
ASUS ROG ALLY Xの良かった点(メリット)
初代から着実に進化を遂げた「ASUS ROG ALLY X 」ですが、実際に使ってみていい方向に変わったなと思いました。
具体的に以下の点が良かったです。
ココがおすすめ
- バルダーズ・ゲート3が快適にプレイ可能!
- Xbox、Steam、Xbox Cloud Gaming、GeforceNowが快適に遊べた
- カフェで遊んでも余裕の重さ!どこでも遊べる
- 操作がXbox、PS5と違和感全くなし
- ゲーム起動アプリの使い方がわかりやすい
- 音がすごくいい!画面もきれい
- 画面タッチも精度が高くて快適
(1)バルダーズ・ゲート3が快適にプレイ可能!
「ASUS ROG ALLY X 」を実際にゲームに使ってみて良かったのが、重いゲームも快適にプレイ可能だったことです。
Steam版のバルダーズ・ゲート3を実際にインストールしてプレイしたのですが、快適そのものでした。
設定を上げてもカクつくことはなくスムーズに動作。
ゲーミングパソコンをそのまま手のひらに持ってきた感覚を味わえました。
重いゲームでもバッチリ動くというのはすごく良かったですね。
(2)Xbox、Steam、Xbox Cloud Gaming、GeforceNowが快適に遊べた
Steamの思いゲームだけではなくて対応しているプラットフォームのゲームも快適に遊べたのは良かったです。
- Xbox
- Xbox Cloud Gaming
- Steam
- Geforce Now
で遊んでみましたが、描画はスムーズだし正常に動作しました。さすがROGというか、ゲーミングブランドだけあって作りがこなれているなと感じましたね。
(3)カフェで遊んでも余裕の重さ!どこでも遊べる
またモバイル性能の高さも良かったですね。
お借りしている間に、スターバックスコーヒーで2時間ほどゲームをプレイしたのですが、狭いテーブルでも普通にプレイできました。
ニンテンドーのSwitchよりは大きいですが、それでもカフェで遊べるくらいにはコンパクト。
重さも700グラム以下で、両手で持っても疲れない重さはナイスでした。
持ち運んで遊べるゲーム機だと思います。
(4)操作がXbox、PS5と違和感全くなし
操作キーが使いやすいのも良かったですね。
この辺はさすがASUSなところで、抜かりはないできになっています。
スティックの位置も絶妙に良いですし、十字キーも押しやすい。
普段Xboxのコントローラーを使っている方なら全く違和感なく遊べると思います。
(5)ゲーム起動アプリの使い方がわかりやすい
あと画面のUIが本当によく出来ているなと思いました。
トップ画面からワンタップで、好きなゲームプラットフォームを起動できるようになっていて、ゲームを横断的に探すことも出来ます。
ゲームは、「ランチャーからすぐ起動できるか?」は快適度に直結しますからね。
ユーザを惑わせない、よくこなれているユーザインタフェースは「ASUS ROG ALLY X 」の強みと感じました。
(6)音がすごくいい!
あとはスピーカーと画面。
こちらも思った以上に良くてびっくりしましたね。
以下は実際にオクトパストラベラーを遊んだ時の様子です。
美しいBGMも低音の効いた音になっていて迫力がありました。
動画鑑賞マシンとしても良いかもしれません。
音は本当に素晴らしいです。
(7)画面タッチも精度が高くて快適
モバイルゲーミングパソコンにはキーボードが付いていないので、アイコンをタッチ、ちょっとキーボードで記入といったときも画面タッチする場面が増えます。
タッチ精度が高かったのも良かったですね。
Windowsでタッチパネルはあまりいい印象がなかったのですが、「ASUS ROG ALLY X 」では快適でした。
ヌルヌル動くので、この辺で不快に感じることはないと思います。
ASUS ROG ALLY Xの注意点
以上、実際に使ってみて感じたメリットでした。
次に実際に利用していくうえで「ここは注意!」と感じた点を紹介します。
ココに注意
- 2時間以上のプレイにはバッテリーかアダプタは必須
- 持ち運びに専用ケースは必須
- ASUSあんしん保証プレミアムの対象外
(1)バッテリー持ちはゲームと設定次第
まずはバッテリー持ちですね。
時間は最大3時間となっていますが、当然ですが、実際にはゲームと設定次第でどうにでも変わります。
OSがWindowsなので負荷がかかればどんどん短くなります。
バルダーズ・ゲート3でモバイル回線をつなぎながらやってみたところ大体2時間でした。
暑い場所でやればもっと短くなると思います。
1時間を切ることはないですが、大体3時間持てば良い方です。
外で使うときはモバイルバッテリーかアダプタは必須で、買うならAnkerかUGREENの65W以上のものにしておくことをおすすめします。
(2)持ち運びに専用ケースは必須
あと持ち運びには専用ケースは必須な点に注意してください。
以下のように結構厚みがありますし、スティックが凸状になっているので、そのままカバンに入れると危ないです。
持ち運んで遊ぶ場合には、必ずケースに入れるようにすることをおすすめします。
おそらく画面も擦れるので専用に作られたものにしておきましょう。
(3)ASUSあんしん保証プレミアムの対象外
あと保証についてですが、1年だけな点には注意が必要です。
ASUSには3年保証を14,800円で入れるApple Care的なサービスがあるのですが、残念ながら「ASUS ROG ALLY X 」は対象外です。
ゲーム機ということで対象外になっているのかもしれませんが、OSはWindowsですしパソコンと同じ扱いにしてほしかったなと思います。
とはいえ、当面は保証が薄いのでいざというときの修理代金が不安な方は、パソコンの保証も受けられる「モバイル保険」などの加入をおすすめします。
-
Dynabook C70|自立式 2in1 デタッチャブルなChromebook|12月発売開始
どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。 DynabookからGIGAスクール向けの新しいChromebookが正式発表されました! モデル名は「Dynabook C70 ...
続きを見る
ASUS ROG ALLY Xはこんな人にオススメ
「ASUS ROG ALLY X 」を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットでした。
踏まえてどんな人におすすめなのかを紹介します。
こんな方におすすめ
- SteamやXboxのゲームをカフェでも遊びたい
- 脱ゲーミングパソコンしたいけどパソコンゲームは遊びたい
- パソコンゲームをスキマ時間で進めたい
(1)SteamやXboxのゲームをカフェでも遊びたい
まずオススメなのが、カフェでもパソコンゲームを遊びたい方ですね。
「ASUS ROG ALLY X 」だからこその良さはモバイル性です。
持ち運びが難しいゲーミングパソコンを持ち運べてしまうところに意義があるので、そういった使い方をしたい方にこそ向いているといえます。
(2)脱ゲーミングパソコンしたいけどゲームは遊びたい
あとは脱ゲーミングパソコンしたい、けれどもパソコンゲームは遊びたい方にオススメです。
どうしてもゲーミングパソコンというと大型になりがち。
排熱もすごいし、持ち歩けないしで「もう少しコンパクトにならないかな?」と思う方も多いと思います。
※私はそうです。
「ASUS ROG ALLY X 」そんな願望も叶えてくれるなと感じました。
リビングでもトイレでも遊べるし、何なら膝の上でも遊べてしまいます。
脱ゲーミングパソコンをしながらもパソコンゲームを捨てきれない人には大ヒットな選択肢だと思います。
(3)パソコンゲームをスキマ時間で進めたい
社会人になると、まとまったゲーム時間を取るのは難しいです。
ドラクエ3もHD版が間もなく発売になりますが、しっかり遊ぶのならスキマ時間の活用が大事になるでしょう。
そんなときにも「ASUS ROG ALLY X 」はぴったりです。
オクトパストラベラーもスキマ時間で遊んでみましたが、中断から再開もスムーズでした。
スキマ時間でパソコンゲームを遊ぶというスタイルにも合うと思います。
ASUS ROG ALLY Xを買う方法
最後に「ASUS ROG ALLY X 」を買う方法ですが、以下のストアで購入可能です。
どこにでもある感じなので、買いやすくはありますね。
ROG ALLY Xを買えるお店
ちなみに価格ですが、執筆時点(2024年7月22日)ではどこも一緒で139,800円でした。
1%ポイント還元がある分、Amazon、ソフマップのほうがお得ではありますね。
普段利用するショップでお買い求めいただくのが良いと思います。
ASUS ROG ALLY Xレビューまとめ|ゲーミングPCをモバイル、ミニマム化できる神ガジェット!
以上、「ASUS ROG ALLY X 」の実機レビューでした!
2週間ガッツリ使いましたが、パソコンゲームを手のひらで遊べるのは本当に快適でした。
ほんとにこれからドラゴンクエスト3に向けて、導入を検討します。
ちょっとしたカフェタイムに遊べるとすごくいい時間になりそうです。
同じようなクラスタの方は、是非チェックしてみてください!