先日、Chromebookを貸す機会がありました。そのとき感じたのが
「Chromebookって貸すのも簡単だし、借りる方も気楽、実はこれ以上ない共用パソコンだよな」
ということです。
どうしても、複数の人で共用するパソコンを利用する場合、パソコン内に保存されているデータがのぞかれないか、メールの内容を読まわないか、履歴残っていないかなど心配になってしまいますよね。
これがChromebookなら仕組みで回避できます。しかも簡単に。
なぜChromebookが「共用パソコン」に向いているのか?
5つの理由に分けて紹介します。
Chromebookが「共有・貸出パソコン」にピッタリな理由
1.ゲストモードを搭載、共有パソコンをすぐに作成可能
基本的にChromebookはGoogleアカウントでログインして利用しますが、ログインせず、ゲストとしてブラウジングする方法があります。
「ゲストモード」と呼ばれており、
ゲストモードは次のような場合に役立ちます。
- 自分の Chromebook を他のユーザーが使う場合
- 他のユーザーの Chromebook を使う場合
- 学校や図書館などの共有または公共の Chromebook を使う場合
使い方も簡単でログイン画面で下にある「ゲストとしてブラウジング」を押すだけ。
ゲストとして Chromebook を使用する - Chromebook ヘルプ
https://support.google.com/chromebook/answer/1057090?hl=ja
2.自分のデスクトップだけに安全にログイン可能
ログインして使ってもらう場合も簡単、安全です。
貸した人にログインして使ってもらう場合は「ユーザーを追加」を押してログインするだけ。それだけでいつものChromeブラウザをつかってもらえるようになります。
また、ログインした場合、ネットワークなどの一部の設定は、すべてのアクティブ ユーザー間で共有されます。それ以外のプロフィール画像やブックマークなどの設定は、ユーザーごとに固有となっており、
他人のデータは一切見れないですし、みられることもありません。
ちょっと友達にパソコンを借りたいと行ったときにでも安全、安心に貸し借りができるのです。
参考
複数のユーザーが同時にログインする - Chromebook ヘルプ
https://support.google.com/chromebook/answer/6088201?hl=ja
3.パワーウォッシュ(5分作業)ですぐに初期状態に戻せる
ログインした形で貸した場合に、
「安全とはわかってはいるけど安心の意味でパソコンは初期化したい」
という場合にもChromebookは安心です。
向上出荷状態への初期化(パワーウォッシュ)も、他OSなら数時間かかるところ、Chromebookならかかっても「10分」です。
もとに戻す運用が楽なのもおすすめの理由のひとつです。
4.共用パソコンでやる作業に十分対応可能
Chromebookは基本的にブラウザでの作業、Androidアプリをインストールしての作業しかできません。
ただ、共用パソコンでやる作業と言ったら、ネットの閲覧、ブラウザを使った作業くらいではないでしょうか?
やっても簡単な作成済みオフィスファイルの編集くらい。
そんな作業だったら十分Chromebookでまかなえます。
5.1台辺りの価格が圧倒的に安い
Chromebookの価格は、他OSと比較して、圧倒的に安いです。
一番安いものであれば、定価ベースで「35,000円(税別)」からあります。
どんなに高くても100,000円前後。
デバイス管理システムの「ChromeEnterprise」をセットで入れても、
「コミコミで5万円」
ですむことがほとんどです。
ウェブアクセスなどのポリシーの管理もActiveDirectoryなど一切必要ありません。
とにかく安価、手軽に貸し出し環境を構築できるのがChromebookのよさですね。
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[まとめ]Chromebookの価格相場まとめ~グレード別に解説~
どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。 今回はChromebookの価格相場まとめをお送りします。
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参考
【Chromebook】第11回 Chrome Enterprise (旧Chrome管理コンソール) おすすめ設定3選
https://www.dsk-cloud.com/blog/cmc-recommend-settings
「共用・貸出パソコン」にリプレースにはChromebookがぴったり
上記の理由から考えていくと、家族との共用、図書館やホテルといった公共の場所での「共用パソコン」にChromebookほど向いているパソコンはないと感じていただけたのではないでしょうか?
パソコンをちょっと貸したりするとき、インターネットの履歴やフォルダに保存してある画像などデリケートになりますよね。
それこそ変なファイルが残っていないとか(笑)
それは借りる方でも一緒で。下手にログインをしてなにかすることは、アカウントとパスワード漏れたらどうしようとか、プライバシ^を気にするのは当然です。
これが「Chromebook」ならデスクトップ自体がクラウドにありデータが本体に残らない仕組みになっています。
他人のデスクトップも覗きようもないし、覗かれようないようになっているので、まさに
貸す側、借りる側双方にとって安心なパソコン
といえるのです。
また、管理面から観ても
- アカウントの登録、削除もボタン一つ、5分で完了
- 出荷状態の初期化(パワーウォッシュ)も10分で完了
- 価格が安い
とメンテナンスが楽なのもおすすめな理由の一つですね。
「共用パソコンが必要だけれど、プライバシーの面が不安。管理も負担」
と思っていたら、ぜひChromebookを使ってみてほしいです。
特に図書館や学校、職場の共用パソコン管理を行っているかたは、ぜひ検討してみてください!
とくに共有パソコン(Windows7)のリプレースにはぴったりだと思います(^^)
おすすめのランキングも作っていますのであわせて、読んでいただけると嬉しいです!