どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
2023年になってChromebookで一番使っているのが
「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」
です。
と良い点を上げればきりがないほど満足感が高いモデルです。
高価格・ハイエンドのChromebookは敬遠されがちですが、半年間使い込んでみて実際に何が良かったのかを紹介します!
HP EliteDragonFly Chromebook とは
「HP EliteDragonFly Chromebook」は、2022年に発売開始になったビジネス向けのChromebookです。
HPがWindowsで展開している「Dragonfly」シリーズのChrome OS版で、デザインは「HP Dragonfly G3」を踏襲しており、13.5インチ(アスペクト比3:2、フルHD、1000ニト、プライバフィルター、USIによる手書き入力にも対応)のディスプレイを搭載。
CPUにも第12世代Core i3〜7、メモリも最大16GBを積んでいる、Chromebookの中でもハイエンド中のハイエンドモデルです。
Pixelbook以来の超ハイエンドとモデルとして、Chromebookユーザ愛好家の注目を一心に集めました。
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特徴は全てにおいてハイエンドなこと。
- 13.5インチ、3:2アスペクト比ディスプレイ
- AIで強化されたビデオとオーディオ、高解像度カメラ搭載のHP Presenceによるバーチャルコラボレーション
- ウイルス対策機能を搭載
- インテル® Evo™ プラットフォーム認定モデルを提供
- USB-C® Thunderbolt™ポート2基搭載
- バッテリ急速充電対応
- 軽量なマグネシウムとアルミニウムのハイブリッド素材を採用
- クリック感を体感できるハプティック(触覚)トラックパッド
- ワイヤレスチャージングペン標準添付
- 「5G」通信モジュール選択可能
- WUXGA+液晶タッチディスプレイ
とミドルレンジWindows以上のスペック、Chromebookの中ではダントツの最高峰のスペックを誇っています。
HP EliteDragonFly Chromebook リアルに感じた良かった点(メリット)
そんな「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」を使い始めて半年以上が経過。
実際に使い込んでみて、リアルに感じた良かった点を紹介します。
(1)ブラウザが見やすい!アスペクト比が3:2
1番の良さはなんといっても「ブラウザ」が見やすいことです。
画面が縦に大きい「アスペクト比(3:2)」がたまらなくいいです。
くわえて縦横にもベゼルが細いので、スプレッドシートを開いたり気になるニュースを読んでみたり、ブログで記事を書いていたりするとき、とにかく表示できる量が多いので快適です。
2023年になってこそ「16:10」は増えてきましたが、「3:2」は少数派。
特にChromebookだ現行モデルだと唯一無二の存在です。
ビジネスモバイルの王様「レッツノート」のアスペクト比が「3:2」なのでわかるとおり、王道のサイズ。
それをChromebookでも味わえるのは本当に素晴らしいです。
(2)タブを50枚開いても安定動作する大量のメモリ
そして大量のタブを開いてもびくともしない安定性もまた魅力です。
Chromebookを使っていると、どんどんウェブサービスや拡張機能、PWAを活用するようになるので、開くタブの量も必然的に増えていきます。
さすがのChromebookでもタブを50枚以上開くと、メモリ4GBではもたつくときがあります。
メモリが8GB以上あれば80枚開いてもびくともしません。
メモリセーバーが導入されてから更に軽くなりました。
Windowsだとメモリ32GBあっても落ちるときあるのにChromebookだとそれがない不思議。
OSのシンプルさがそうさせるのでしょうね。
タブに関する動作の安定さの高さはさすが「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」です。
(3)Zoom、画面共有、ディスプレイ3枚つけても重くならないCPU性能
CPUも妥協がないので、重めの作業をしても動作がものすごくスムーズです。
例えば
・PWAでZoom
・Androidアプリで開いているVDIアプリのパワーポイントを画面共有
・さらにバックでChromeのタブが50枚開いている
という状態でも全部スムーズに動きます。
これがCPUがCore i5なWindowsでうごかした場合、タブが50枚の時点でアウトだったり、動いてもZoomがいきなり落ちたりTeamsなら割と落ちる)なんてことは日常茶飯事です。
でも「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」だとほとんどゼロ。
どんな作業をしても安定動作する安心感は「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」だからこそ。
さすがビジネス向けモデルだけあるよなあと日々実感しています。
(4)日中でも快適!1000ニトのすごい明るさ
そして画面の明るさもこれ以上ない明るさです。
スペック上で「1000ニト」もあるので場所を問わず視認性が良いです。
Chromebookはもちろん全パソコンのなかでも最高クラスの明るさだと思います。
実際に使っていて、画面の明るさで使いづらさを感じたことは皆無。
外でも日光が当たってもしっかりと見えるクオリティは本当に気に入っています。
(5)電車やイベントで使っても安心、プライバシースクリーン内蔵
そしてプライバシースクリーンもモバイルで使うときに重宝しています。
イベントの講義、カフェで作業する時もボタン一つでプライバシースクリーンをオンにできます。
前モデルは正面から見た時も見にくくなっていましたが、SureViewになって改善。
横から見ると全く見えないのに前から見たときは
「画面が暗くなったな」
と感じるくらいです。
電車でもカフェでも他の人の目を気にせず使えるのは「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」のメリットですね。
会社によってはプライバシースクリーン必須なところもあります。
そんな場合でも安心です。
(6)ウェブ会議が快適、内蔵マイクもノイズキャンセリング搭載
本体に内蔵しているマイクもハイクオリティーです。
ノイズキャンセリングに対応しており、MeetはもちろんPWAなZoomでも使えます。
ノイキャンの品質も、後ろで工事の音がしている状態でも工事音が「聞こえない」と言われたくらいにはしっかりしていました。
(7)水をこぼしても安心な防滴性、たわみのないキーボード
キーボードもぬかりありません。
防滴キーボードを備えているので、万が一、飲み物をこぼしてもすぐには壊れません。
個人的にはレッツノートの同じくらいの耐久性かなと感じています。
そしてキートップにも全くたわみがないので、長時間使っていても疲れにくいのが良いです。
さすがビジネス向けだけあるなと。
ついつい触りたくなる出来だと感じています。
キーストロークは浅めが好きな方には極上でしかないキーボードだと思いますね。
(8)片手で持てる、カバンに入れても方がこらない重さ
そして持ち運びがしやすいのも気に入っています。
13.5インチで大きくて高性能なのに1.27kgです。
さすがにレッツノートとかFMVと比べたら重いですけど、ThinkPadと同じくらいには軽い。
どこにでも持ち運びできるので、モバイルでパソコン作業するのは、ほとんど
「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」
になっていますね。
軽いのに高性能のバランスを高次元で達成していると思います。
(9)一瞬でスリープ解除な指紋認証、Macのような触覚トラックパッド
そして細かな使いがっての部分も最上なのが気に入っています。
まず指紋認証も本当に早い。
指をそっと置くだけですぐに作業可能で本当に一瞬な感じです。
これだけでついつい使う気になれちゃいます。
HP Elite Dragonfly Chromebook
指紋認証がはやい。
すぐに作業に取りかかれる。
これが快適でついつい使う割合が増える。 pic.twitter.com/qzWmVNetXD— タケイマコト (@pcefancom) September 20, 2023
そしてChromebook唯一「触覚トラックパッド」に対応しているのもナイス。
電源が入ると感触が変わる、Macに搭載されているのと一緒と考えてもらえればよいです。
やっぱりノーマルなものよりも、操作していて気持ちが良いのでやっぱりついつい使ってしまいます。
トラックパッドは品質に妥協が出やすい部分なのですが、最高級のパーツで仕上げているのはさすが。
隅から隅まで快適に使えるように設計されているなと感心しています。
(10)HDMIもUSB-A、USB-C、豊富なインターフェース
あとはインターフェースの充実度も気に入っていますね。
薄型13インチ台のChromebookでは、その充実度はダントツで、
とイーサネットとVGA以外は全部ついています。
マルチディスプレイするときに、HDMI、Type−cには本当に助けられています。
これだけあるとモバイルするときには、まず困りません。
荷物が一つでも減るのはありがたい限りです。
以上、実際に使ってリアルに感じたメリットでした!
HP Elite Dragonfly Chromebook Enterpriseの注意点
とはいえ、
「高価格」
「購入方法が限られている」
なところは、注意というかデメリットです。
価格は、はっきりいって高いです。
以下が価格表ですが、20万円近くからと決して安くはありません。
商品名 | 最低価格 (円) | 主な仕様 |
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Elite Dragonfly Chromebook Enterprise 6Z0M5PA#ACF (スレートブルー) | 284,497 | 13.5型画面, 第12世代 Core i7, 256GB SSD, 16GB RAM |
Elite Dragonfly Chromebook Enterprise 6Z2B0PA#ABJ (スレートブルー) | 194,243 | 13.5型画面, 第12世代 Core i3, 128GB SSD, 8GB RAM |
Elite Dragonfly Chromebook Enterprise 6Z0R4PA#ABJ SIMフリー (スレートブルー) | 274,686 | 13.5型画面, 第12世代 Core i5, 256GB SSD, 8GB RAM |
Elite Dragonfly Chromebook Enterprise 6Z0R9PA#ABJ (スレートブルー) | 215,825 | 13.5型画面, 第12世代 Core i3, 128GB SSD, 8GB RAM |
Elite Dragonfly Chromebook Enterprise 6Z2B1PA#ABJ (スレートブルー) | 255,066 | 13.5型画面, 第12世代 Core i5, 256GB SSD, 16GB RAM |
販路も代理店や個人で買う場合には「B to B to C」のショップに限られるのにも注意です。
家電量販店では売っていませんし、Amazonでも同じです。
個人で買う場合、楽天市場などの法人限定モデルの販売店(B-to-B-to−C)で注文する必要があります。
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ちょっと触ってみようか?が気軽にできない、購入するのにも発注ご納品で手元に届くのには多少時間がかかる点は、どうしても注意が必要ですね。
スタンスとして
と考えているのなら「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」を買う価値が十二分にあると思います。
まとめ 業務に使える信頼性が魅力!Chromebookがわかっている人向け
以上、「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」について半年間以上使ってみてリアルに感じたメリット・デメリットでした!
これまで15台以上使ってきましたが、1,2位を争う名モデルと感じています。
※ちなみに衝撃度で行くと、Pixelbook、Galaxy Chromebook、HP Elite Dragonfly Chromebookがトップ3
満足度は非常に高いです。
Chromebookの良さがわかっている人であれば買ってよし!
予算に余裕があれば、ぜひ手を出していただきたいなと思います。
個人であれば楽天市場で買えます。
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そして「Elite Dragonfly」シリーズだけあって、信頼性も担保されています。
なので業務用パソコンとしても十分戦力になり得る存在です。
特に
- Google WorkSpaceを会社で使っている
- シンクライアントに近い形で社員にパソコンとして使わせたい
- それをできるだけ快適な形で使わせたい
という会社には本当にフィットすると思います。
法人であれば代理店(シネックス、ダイワボウ、ソフトバンクC&S)でも発注できますし、なんならHPさんの営業からでも大丈夫です。
※なんなら私からつなぎます。
かえすがえすも名モデルなので、ぜひちょっとでも興味があって、予算があったらぜひ手にとってみてください!