どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
日本国内では需要の関係で「学校・法人向け」がメインです。
新製品が発表されても「個人向けへの販売は未定」というアナウンス。
がっかりすることも多いのではないでしょうか。
しかし、個人でも法人向けChromebookを買う方法はあります。
この記事では法人向けhromebookを買う方法とおすすめモデル、選ぶときのポイントを紹介します。
個人・個人事業主の場合:「B to B to C」のショップを利用
個人や個人事業主が法人用のChromebookを購入する場合、B to B to Cのショップを利用することをおすすめします。
B to B to Cのショップは、法人向けの製品を取り扱っているだけでなく、個人や個人事業主にも販売しているため、法人用のChromebookを手に入れることができます。
おすすめのショップは以下のとおりです。
ショップ名 | 特徴 |
---|---|
OCNオンラインショップ | 法人向けモデル販売している |
ISダイレクト楽天市場店 | 事務機器を販売しているショップ。楽天市場で購入可能 |
イートレンド楽天市場店 | 法人、個人向けモデルを販売している |
Lenovo Pro | Lenovoの直販サイト。個人でも購入可能。 |
Amazon.com | アマゾンのアメリカサイト。法人向けモデル取り扱いのセラーが多数 |
e-bay | 世界最大の通販サイト。法人向けモデル取り扱いのセラーが多数 |
(1)OCNオンラインショップ(旧NTT-X)
「OCNオンラインショップ(旧NTT-X)」は法人向けのオフィス製品、パソコンを販売しているショッピングサイト。
個人でも注文が可能で、会員登録(無料)すれば誰でも発注可能です。
Chromebookも法人向けモデルもほぼラインナップ。
超ハイエンドの「HP Elite DragonFly Chromebook」も購入可能です。
販売もはやいので、検討するときは第一にチェックしておきたいですね。
(2)ISダイレクト
ISダイレクト楽天市場店は、創業60年以上を誇る大阪のオフィス製品を販売する商社です。
楽天市場で個人が発注可能な窓口を作ってくれています。
Chromebookも最新の法人向けモデルをラインナップ。
基本的に受注販売ですが、個人でも法人限定モデルを購入できます。
楽天ポイントがもらえたり活用できるのも便利でおすすめです。
(3)イートレンド
イートレンド楽天市場店もオフィス製品を販売する商社が運営するショップです。
法人向け・個人向けChromebookを発売。
種類こそ絞ってありますが、価格もセール価格になることがあり、お得度は高いです。
お目当てのモデルがあるとお得度は一気に増します。
コスパ重視のかたは是非チェックしてみてください。
(4)Lenovo Pro
Lenovo Proは、直販で運営する法人向けモデルを販売するサイトです。
法人限定モデルを購入可能で、個人でも登録ができます。
購入に当たっては専門員がつくので心理的なハードルはちょっとありますが、Lenovoの法人限定モデルがほしいときに便利です。
(5)Amazon.com
ここからは国外です。
アメリカのAmazonでは色々なセラーが法人向けモデルを売ってくれています。
日本に発送してくれるかは、時の運も左右しますが、数は相当なもの。
US配列が好きでかつ法人向けモデルがほしい方はぜひチェック視することをおすすめします。
(6)e-bay
e-bayは世界最大の通販サイトです。
Amazonと同じく海外で発売された法人向けモデルが多数ラインナップされています。
種類だけで言えばAmazon.com以上です。
個人輸入に抵抗がない日本にはないスペックのChromebookがほしい方におすすめです。
私もGalaxy Chromebookは「e-bay」で購入しました。
会社の場合:代理店、パートナーを利用して法人向けChromebookを買う
会社の場合、Chromebookを購入する際には代理店やパートナーを利用することがオススメです。
代理店やパートナーは、Chromebookを取り扱っている専門の業者であり、最適なモデルの選定やセットアップ、トレーニングなどもサポートしてくれます。
代表的な代理店、パートナーを紹介します。
ショップ名 | 特徴 |
---|---|
TD Synnex | Chromebookのディストリビューター、ラインナップは国内最多。 |
韋駄天(DIS) | Chromebookのディストリビューター、購入も手軽。 |
電算システム | Chromebook、ChromeEnterpriseの導入ベンダ。 実績も豊富です。 |
日本事務機 | 社員の方もChromebook。実用経験に基づいた提案をしてくれる。 |
サテライトオフィス | Chromebookに適したプラグインが豊富。運用の知識が豊富。 |
会社で購入する場合は、Chromebookの本体だけではなく
- 「Google WorkSpace」:会社のドメインでユーザー、メール、ストレージを利用するためのサービス
- 「ChromeEnterprise」:Chromebookをデバイス管理するためのソリューション
が必要です。
すでにGoogle WorkSpaceを利用済み、本体とChromeEnterpriseだけの購入であれば「TD Synnex」「韋駄天(DIS)」がお手軽です。
ただ、キッティングや導入に関わる設定はユーザーで行う必要があります。
- 「Google WorkSpace」のライセンス管理やドメインの設定
- 「ChromeEnterprise」とのひもづけ
- 「Chromebook本体」のキッティング
も頼みたいのなら「電算システム」「日本事務機」「サテライトオフィス」などに依頼するといいでしょう。
また「ChromeEnterprise」については50ライセンス以上、Enterprise向けのプランを契約するには販売パートナーからでないと購入できません。
必要に応じて選んでみてください。
本体ライセンスの購入だけでいいのなら代理店(TD Synnex、DIS)、導入も頼むなら販売パートナーにしておくことをオススメします。
法人向けChromebookのオススメ 5選
法人向けのChromebookはビジネス用途に特化した機能を備えていることがあります。
例えば、ChromeEnterpriseのサポート、vProの採用、プロフェッショナルなデザインや耐久性などが挙げられます。
おすすめの法人向けChromebookとしては、以下の5つがあります。
おすすめ
- 「HP Elite DragonFly Chromebook」- セキュリティ機能と高性能を兼ね備えたハイエンド。
- 「HP Elite c645 G2 Chromebook Enterprise」- 長時間バッテリー駆動と頑丈なボディが特徴。
- 「ASUS Chromebook CX34 Flip」- 2in1、ビジネス向けの機能が充実。
- 「ASUS Chromebook CM14 Flip」- プロフェッショナルなデザインと耐久性が魅力。
- 「ASUS Chromebook CX1」- 高性能とセキュリティを兼ね備えたコストパフォーマンスに優れている
「HP Elite DragonFly Chromebook」
2023年時点で国内発売されているChromebookで一番のハイエンドモデルです。
スペックが豪華で
- 第12世代のインテルCPUを搭載
- DragonFly G3をベースにした豪華パーツ仕様
- 1000ニトの明るい画面
- アスペクト比3:2の液晶
- HDMIポートを搭載
- オプションでSIMにも対応
と他の追随を許しません。
Chromebookとしては価格もそれなりですが、ビジネス用パソコンとしては普通です。
Googleも採用しているモデルなので品質は折り紙付き。
ぜひ一度は検討してもらいたいモデルですね。
「HP Elite c645 G2 Chromebook Enterprise」
価格が許容できないという場合は、ハイスペックモデルとしておすすめです。
こちらは2021年に出たモデルですが、2023年の今でも十分快適に使えます。
法人専用モデルでパーツの作りもしっかりしています。
耐久性の高いChromebookがほしい方におすすめです。
「ASUS Chromebook CX34 Flip」
ASUS製もビジネス用としておすすめです。
14インチでペン付き、2in1モデルがほしい方にぜひ手にとっていただきたい。
個人用としても販売されていますが、法人向けモデルも存在します。
法人向けだと発注台数によってカスタマイズも可能です。
性能も高いので動作でも不満はでないでしょう。
重いのでモバイルには向きませんが、オフィスなら余裕¥。
予算さえ許せばありなモデルです。
「ASUS Chromebook CM14 Flip」
ASUSの2023年モデルです。
こちらも個人・法人併売で性能的にはミドルレンジになります。
どうしても
「Chromebook1台に10万円の予算はない」
「Google WorkSpaceを含めて8万円以内に抑えたい」
「性能はブラウザとウェブ会議ができればいい」
のであれば、こちらのモデルがおすすめです。
14インチあるのでモバイルでも自宅でも快適にできますし、性能もブラウザ作業がもっさりするほどではありません。
「ASUS Chromebook CX1」
選ぶ際に
「Chromebookを選ぶのは予算ありき」
「性能やディスプレイ表示は多少妥協せざるを得ない」
といった場合におすすめのモデルです。
いくら妥協するといっても、メモリは最低「8GB」にしておいたほうがいいです。
メモリ8GBのモデルの中ではこのChromebookが最低限。
予算重視で安く済ませたい場合は、こちらのモデルをオススメします。
法人向けChromebookを選ぶ際に考慮すべきポイント
法人向けモデルを選ぶ際に考えておくべきポイントを紹介します
(1)価格:イニシャルと更新費用が大事
価格は確認しておきましょう。
基本的に法人向けモデルは値引きが入らないので表面的には高いです。
導入する台数によって値引きがきくので、購入する際に仕切りを確認するようにしましょう。
また、本体だけではなくChromeEnterprise、Google WorkSpaceの代金もかかってくるので
- 1台毎のイニシャルコスト
- 2年目以降の更新費用
も確認する必要があります。
以下の記事で見積もり方法も紹介しているので気になる方は読んでみてください。
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(2)性能:メモリは8GB以上
性能要件ですが、いくら予算が関係するとはいえ仕事で使う場合にはメモリを「8GB」以上にしておいたほうが無難です。
メモリ4GBだと、Zoom会議ですら落ちることがあります。
画面共有をしようものなら確実にカクつきます。
仕事用ならメモリ8GBモデルをベースに考えるようにしましょう。
(3)セキュリティ:ChromeEnterprise(CEU)の有無
会社でデバイス管理を行うなら「Chrome Enterprise Upgrade(CEU)」が必要です。
Googleが提供するMDM(モバイルデバイスマネジメントシステム)で、社員が利用するChromebookのインベントリ管理、リモート管理を行えます。
端末にライセンスがセットになっているモデルとそうで無いモデルがあります。
たとえば誰かが紛失した場合、リモートワイプをさせるなどであればこのライセンスが必要です。
セットにしない場合、サブスク形式で購入して適用するか、もしくはデバイス管理をしないになります。
購入する際にはCEUの有無を検討しましょう。
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(4)サポート体制:紛失、故障した場合の補償
補償プランも確認しておいた方がいいです。
標準だと1年補償がついていますが、落下・水濡れ・破損は対象外、また本体だけが対象。
アダプタなどは買って1年でも有償ということもしばしばです。
個人補償とはプランも内容が違ってきますので、必ず確認するようにしてください。
ココがポイント
- 価格:イニシャルと更新費用が大事
- 性能:メモリは8GB以上
- セキュリティ:ChromeEnterprise(CEU)の有無
- サポート体制:紛失、故障した場合の補償
まとめ:法人向けChromebookを買うならハイエンドモデルがおすすめ
以上、法人向けのChromebookを買う方法とおすすめモデル、実際に製品を選ぶときのポイントの紹介でした。
日本国内のChromebookはGIGAスクール、法人向けが中心で個人向けは限定されています。
とはいえ、購入できる手段は残っていますので、欲しいモデルがあったら今回紹介したショップで探してみてください。
ちなみに個人的にオススメなのが
「HP Elite Dragonfly Chromebook」
です。
やはり価格が20万円以上からと高いだけあって、作りも性能も最高です。
性能が低くて噴出しがちな不満点も出てきません。
「HP Elite Dragonfly Chromebook」に特化したサイトやレビュー記事もあり、HPさんも力を入れた良モデルです。
ぜひ、一度はチェックしてみてください!