どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
Acerがグローバルで、ハイエンドのChromebookとサイネージにぴったりなChromeboxを発表しました!
Acer Chromebook Plus Spin 514|MediaTek Kompanio Ultra搭載のハイエンドモデル、699ドルから9月に発売開始
「Acer Chromebook Plus Spin 514」は14インチのハイエンドモデルです。
AI機能の強化、長いバッテリー寿命、耐久性の高いデザインが特徴で、
- MediaTek Kompanio Ultra 910プロセッサとNPU(Neural Processing Unit)を搭載
- 長いバッテリー寿命(最大17時間)
- 360度ヒンジによるコンバーチブルタイプ
- WQXGA+(2880x1800)またはWUXGA(1920x1200)タッチディスプレイ
- USI 2.0スタイラスをサポート
- DTSオーディオ対応のデュアル上向きステレオスピーカーを搭載
- Wi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応
- 重さは1.36kg
とフラグシップといっても過言ではない豪華なスペックに仕上がっています。
価格は699.99ドルから。
発売は上位モデル(749ドル)が9月4日にアメリカのAcerストアで、下位モデルが19日からBest Buyで開始されます。
日本での発売は未定です。
Chromeboxも2モデルを発売開始!
Chromebookの他にも、2つの新しいAcer Chromeboxモデルも発表しました。
これらは、学校の実験室、中小企業、ロビー、小売店でのキオスクやデジタルサイネージなどのりようを想定したデスクトップ方のChrome OS端末です。
「Acer Chromebox CXI6」は最大Intel® Core™ 7 150Uプロセッサーを搭載したハイエンドモデルです。
5つのUSB 3.2 Gen 2ポート、1つのUSB 3.2 Type-Cポート、デュアルHDMIポートを備え、最大4つの独立したモニターをサポート。
Wi-Fi 6Eと2.5G LANポートも搭載しています。
デスクトップでもChrome OSを使った作業をしたい方向けのモデルと言えるでしょう。
「Acer Chromebox Mini CXM2」はファンレスタイプの小型Chrome OSデバイスです。
Intel Core 3 N350プロセッサーを搭載しており、性能としてはエントリークラスのものとなっています。
インターフェースは、5つのUSB 3.2 Gen 2ポート、1つのUSB 3.2 Type-Cポート、デュアルHDMIポートを備え、最大3つの独立したモニターをサポートしています。
こちらのモデルは一般用途というより、デジタルサイネージやネット専用の共有端末といった立ち位置ですね。
価格ですが「Acer Chromebox CXI6」は北米で 519.99ドル、12月に発売予定で、「Chromebox Mini CXM2」は2026年第1四半期に329.99ドルで発売予定です。
こちらも例によって、日本での発売は未定です。
感想|注目はChromebook Spin 514!コンパーチブルで1.36kg、17時間バッテリーはすごい、価格も安い
Chromebook Plusで、CPUがLenovo Chromebook Plus 14と同じくハイエンドのMediaTek Kompanio Ultraというのがいいですね。
Googleが推し進めているAIを活用できるモデルになりそうです。
個人的に注目と思ったのが、360度回転するコンパーチブルモデルにも関わらず、1.36kgな重量と17時間の長時間バッテリーです。
重さについてはこれまで
- 画面がタッチ対応モデル
- 360度回転する
- ペン入力にも対応
- 画面は14インチ
となると、1.45kg以上は確定、重いモデルであれば1.85kgなモデルさえありました。
まさにMacbook Pro級なものもあったわけですが、一気に1.4kgの壁を破って1.36kg台を実現したのは素晴らしいと思います。
バッテリー時間もIntelなハイエンド機ならよくて5時間、スペックでも10時間以下はざら。
そこにスペック値とはいえ17時間ですから。
それでいて価格も699ドルで先に出ている「Lenovo Chromebook Plus 14」より50ドル安い価格設定。
いい感じに売れると思います。
以下はLenovo Chromebook Plus 14とのスペック比較。
ライバル機と比べてもすごくいい感じに仕上がっていると思います。
画面が液晶で良いのであれば、Acer機を選ぶのありかなと。
特徴 | Acer Chromebook Plus Spin 514 | Lenovo Chromebook Plus 14" OLED |
---|---|---|
プロセッサー | MediaTek Kompanio Ultra 910 プロセッサー 統合NPUを搭載し、最大50 TOPSのAI処理能力 |
MediaTek Kompanio Ultra 910 チップ |
GPU | Arm Immortalis-G925 MC11 | 不明 (MediaTek Kompanio Ultraチップに統合) |
ディスプレイ | 14インチ タッチディスプレイ、USI 2.0スタイラス対応
Corning Gorilla Glassと防指紋コーティング |
14インチ OLED 2Kタッチスクリーン (OLEDパネルはプロセッサーへの負荷と消費電力が高いことが性能差の一因と指摘されています) |
メモリ | 最大 16GB LPDDR5X SDRAM (下位モデルは12GB) | 16GB メモリ |
ストレージ | 最大 256GB UFS 4.0 (レビューモデルは256GB UFS) | 256GB UFS |
バッテリー駆動時間 | ウェブブラウジングで最大 17時間 | 12時間 |
重量 | 1.36 kg (2.99 ポンド) | 1.24kg |
冷却システム | アクティブ冷却ファン | ファンレスデザイン |
価格 (発売時) | 北米でUSD 699.99より 高解像度モデルは$749.99 |
$749.00 |
発売時期 | 北米: 2025年10月より 下位モデル: Best Buyにて2025年9月19日 高解像度モデル: Acerストアにて2025年9月4日 |
販売中 |
例によって日本での発売は未定ですが、ぜひChromebook Plusで14インチモデルは過去に国内投入されていますので期待して待ちましょう!