どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
タブレットと言えば「iPad」が定番ですが、価格も高く手が出しづらいのがネックでもあります。
そんな時に低価格かつiPadと同じくらいにアプリを使えるのが「Androidタブレット」。
タブレットはつかいたけど、iPadに手を出す歩と予算がない人におススメです。
今回はその中でもiPadProライクに使えるタブレットをレビューします。
モデル名は「Lenovo Tab P11 Pro」。
Snapdragon730GHを搭載した有機EL搭載Androidタブレットです。
今回、3週間じっくりと使ってみました。
リアルな感想として「良かった点」「注意点」を中心にお伝えします。
LenovoのAndroidタブレットの購入の際の参考にしてみてください!
本記事は、Lenovo様から実機をお借りしてのレビューとなります。
Lenovo Tab P11 Pro スペックと特徴
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 730G プロセッサー |
初期導入OS | Android 10 |
ディスプレイ | 11.5型ワイドOLEDパネル (2560x1600ドット) マルチタッチ対応(10点) |
メモリ | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB |
カメラ | インカメラ:800万画素+800万画素 アウトカメラ:500万画素(広角カメラ)+1300万画素 |
インターフェース | USB: USB 3.1 Gen1 Type-Cポート(OTG機能付き) オーディオ:なし その他:スマートコネクタ(専用アクセサリ接続用) |
通信方式 | - |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth v5.0 |
スピーカー | ドルビーアトモス JBLスピーカー×4 |
スロット | microSDメディアカードリーダー(最大256GBまで対応可能) |
センサー類 | 指紋センサー、加速度センサー、光センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、TOFセンサー、GPS、GLONASS |
サイズ | 約 264.28x171.4x5.8mm |
重さ | 約 485g |
バッテリー | 約 15時間 |
オプション | キーボードカバー |
価格 | 5万円台~ |
特徴:有機EL、11.5インチの大型ディスプレイ、キーボードカバーオプション
「Lenovo Tab P11 Pro」はLenovoのタブレットの中でもミドルレンジのAndroidタブレットです。
最も特徴的なのがディスプレイに「有機EL」を採用していること。
液晶ではないので、非常に黒に締まりの映像体験が可能です。
またディスプレイがiPad Pro並に大型なのも特徴の1つ。
スマホアプリを大きな画面で利用できます。
そして他には中々無いのが「専用キーボード付き」なこと。
専用コネクタがついており、パソコンライクにも使うことができます。
以上がスペックと主な特徴です。
性能はミドルレンジながら表示品質はハイエンド、コストパフォーマンスの良いモデルといえるでしょう。
次にスペックレビューをお伝えします。
Lenovo Tab P11 Pro スペックと外観レビュー
スペックレビューではベンチマークスコアや実物画像を使っての外観レビューを紹介していきます。
(1)プロセッサー:Snapdragon730G、ミドルレンジな性能を発揮
「Lenovo Tab P11 Pro」はプロセッサーに「Snapdragon730G」を搭載しています。
これはクラスでいったらミドルレンジな性能のモノ。
GeekBenchアプリでベンチマークを測ってみたところ以下の数値でした。
Single Core | 524 |
Multi-Core | 1597 |
スコア的には、もろにミドルレンジといったところでした。
体感した感じも一緒ですね。
同じスコアのスマホだと「Galaxy M51」があたりますが、大体4万円台のスマホと同じスペック感です。
重いゲームをやらない限り、使っていてもっさり感はありませんでした。
(2)ディスプレイ:優秀!有機EL(2k)表示は綺麗、見開きOKなのもナイス
11.5型ワイドOLEDパネル (2560x1600ドット)、マルチタッチ対応(10点)となっていますが、これは優秀でした。
さすがに有機ELだけあって画面が綺麗です。
とくにGoogleフォトの写真を表示させたときに威力を感じました。
液晶だと白みがかかりがちですが、有機ELはそんなことはなし。
黒の締まりもバッチリで、ついつい写真チェックをしたくなる出来でしたね。
また大きさもナイスでした。
11.5インチあるので電子書籍の見開きも余裕。
Kindleで漫画を見開きで読んでみましたが、文字も潰れず快適によめました。
表示性能は総じて優秀だと思います。
(3)インターフェース:可も不可もなし、構成は「iPad Pro」とほぼ一緒
次にインターフェースについてです。
以下のような構成になっています。
1. ボリュームボタン
2. 電源ボタン/指紋センサー
3. USB 3.1 Gen1 Type-Cポート
良くも悪くもiPad Proと一緒の構成です。
iPadユーザなら違和感なく使えるでしょう。
キーボードも専用コネクタに繋ぐだけでつかえます。
ただ割り切り具合も一緒なので、イヤホンを繋ぎたい場合はワイヤレスイヤホンかType-Cの変換ケーブルが必要です。
(4)カメラ:値段なり、アウトカメラはメモ程度、インカメラはWEB会議に使えるクオリティ
カメラについて、こちらは値段なりの出来と感じました。
アウトカメラは500万画素(広角カメラ)+1300万画素(AFつき)と最新のスマホよりは明らかに低スペック。
3~4年前のスマホ、といった出来でした。
風景は厳しいですが、AFはしっかりしているのでメモ程度の写真なら行けると思います。
上の写真は片手持ちでお菓子を撮ったやつです。
やはりブログで使える程度には使えるかな?というクオリティですね。
インカメラも同様で800万画素なりの映りでした。
以下が実際にZoomでインカメラしてみたところ。
とびきり綺麗ではないですが、WEB会議するには十分なクオリティだったと思います。
(5)サイズと重さ:ほぼiPadPro、ギリギリ片手で持てる大きさ、背面カバーのファブリックは良し
最後にサイズと重さです。
これも「iPad Pro11インチ」とほぼ一緒の感覚でした。
以下が実際に手持ち、アプリを表してみたときの写真です。
11.5インチと0.5インチだけ「iPad Pro11インチ」よりも大きいですが、体感としては全く変わりませんでした。
重さも485グラムなので片手でも持てましたし、アプリの表示具合も一緒ですね。
手持ちの感覚は「ほぼiPadPro11インチ」といっていいでしょう。
あと背面カバーの薄さとファブリックの作りもナイスに感じました。
片手で持ってもツルツル滑らない手触りはいいと思います。
以上、外観とスペックレビューでした。
性能はスペックなり、表示はハイエンド、外観はiPadPro並といったところ。
コストパフォーマンスには優れているモデルだと感じました。
Lenovo Tab P11 Pro リアルに使って感じたメリット
最後に3週間使ってリアルに感じたメリット・注意点について紹介します!
まずはメリットから。
以下の点はナイスと感じました。
ココがおすすめ
- 発色がキレイな有機EL
- iPadProと同じサイズ感
- SIMなしでもGPSを内蔵
メリット(1)発色がキレイな有機EL
なんといってもディスプレイですね。
有機ELの威力を感じました。
発色がキレイなので写真チェックが捗りましたし、動画鑑賞もついついしたくなりました。
スピーカーも4つあるので音の迫力も問題なし。
表示品質が高いのは一番のメリットといえるでしょう。
メリット(2)iPadPro(11インチ)と同じサイズ感
後はiPadPro(11インチ)なサイズ感も好印象でした。
なんだかんだ、タブレットの標準は「iPad」です。
タブレットを検討している方も『iPadと比べてどうなのか?』と考えている方も多いはず。
この点「Lenovo Tab P11 Pro」は、ほとんど同じ感覚で使えました。
とくに手に持った感覚がiPadPro(11インチ)と一緒なのは、メリットといえるでしょう。
メリット(3)SIMなしでもGPSを内蔵
細かいところですが、SIM無しモデルでもGPSを内蔵しているのはメリットと感じました。
タブレットは、SIMカードがGPSを兼ねていて「Wi-FiモデルはGPS非対応」と言うことがほとんど。
この点、「Lenovo Tab P11 Pro」はSIMがなくてもGPSを内蔵しています。
Wi-Fiに繋いでさえいれば、精度高くGoogleマップが使えたり、現在位置がわかるのは便利でした。
『GPS付きタブレットが欲しいけど、SIM搭載モデルで値上がるのはイヤ』
なんて人にはピッタリですね。
Lenovo Tab P11 Pro リアルに使って感じた注意点
次に注意点です。
以下の点はにはくれぐれも注意というかデメリットに感じました。
ココに注意
- パソコンの代わりにはならない
- iPadよりもアプリが少ない
注意点(1)パソコンの代わりにはならない
「Lenovo Tab P11 Pro」はタッチパッド付きキーボードがつけられます。
外観はパソコンそのものなので
『パソコンライクに使えるのではないか?』
と思ってしまいますが、これは大きな勘違いです。
正直、パソコンのようには使えないので注意が必要です。
これはどういうことかというと「結局AndroidはAndroidでしかない」という点につきます。
たとえばChromeブラウザ。
キーボードを繋げても使えるブラウザはあくまでスマホ版です。
タブはウィンドウ化できませんし、Gmailの表示もスマホ表示を間延びしたような表示にしかなりません。
もちろん拡張機能は使えません。
メニュー表示もスマホと一緒です。
あと
『パソコンライクに使えるならOffice編集パソコンにもいいよね』
と思いがちですが、これもとんでもない勘違いです!
Android版で使える機能は限定的、表示できるフォントも限られています。
編集済みのファイルのチェックにはいいですが、イチから作成するのには向いていないと思いました。
さらにクセがあるのが、アプリの画面表示です。
アプリによって縦画面のみのものが散在。
キーボードを付けて表示するとに見づらい場合も多くありました。
Androidキーボードは
- パソコン代わりに使うものではない
- あくまで文字入力の補助装置と考える
- SNSでの文字投稿、ブログ下書きをより早くするための装置
と考えておきましょう。
注意点(2)iPadよりアプリが少ない
これはAndroidタブレット全般にいえる注意点ですね。
実質的に使えるアプリが「iPad」よりも少ないです。
スマホ画面をただ間延びして表示だけさせるアプリがほとんど。
どちらかというとタブレットに最適化されている方が珍しいくらいです。
超大手の「原新」「マインクラフト」といったアプリ対応しています。
この辺は快適にプレイできましたが、問題はグローバルではないアプリですね。
とくに日本製のアプリはそこまで手が回ってないことが多いです。
どのアプリがどうとは言えませんが、
- iPadと比べたら確実に少ない
- iPadユーザからすると使いにくいと実感できる
のには注意しましょう。
今後、Googleがタブレット最適化にも力を入れるといっているので徐々に解消されるとは思いますが。
まだまだ発展途上であるという点には、くれぐれも注意してください。
まとめ:画面がキレイなタブレットを6万円台で欲しい人向けのタブレット
以上、「Lenovo Tab P11 Pro」のレビューでした!
3週間使ってみましたが、トータルとしては「読書や動画、写真閲覧タブレットとして優秀なガジェット」と感じました。
具体的には以下のような方におすすめと思います。
こんな方におすすめ
- 画面がキレイなタブレットがほしい
- 大画面なスマホがほしい
- 予算を6万円台を抑えたい
画面は本当にキレイなので、画面がキレイなタブレットが欲しい方には自身を持って勧められます。
あとは「大画面なスマホがほしい」と考えている方にもぴったりです。
3週間使ってみて
「Androidタブレット=画面の大きいスマホ」
というのは実感しました。
Androidはタブレットとスマホでアプリは共通、表示大画面に最適化した形で使う仕様です。
スマホをそのまま11.5インチの画面で使いたい人にこそ向いているいえます。
あとは「予算を6万円台に抑えたい」人ですね。
直販モデルなら6万円以下で購入できます。
この価格は「iPadPro11インチ」なら最低でも11万円からです。
使える予算が限定的な方におすすめです。
Lenovo Tab P11 ProはLenovo直販、Amazonで購入可能
最後「Lenovo Tab P11 Pro」が買えるショップを紹介します。
以下のショップで購入可能です。
執筆時点(2022/08/16)では、直販と楽天でのみ在庫有りとなっていました。
発売が2020年なのでしょうがありませんね。
どちらも価格は一緒。
5万9千円前後で購入可能です。
※ポイントが付く分、楽天のほうがお得かも。
まだまだ購入可能なので、是非チェックしてみてください。
Lenovo製品レビューはこちら
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