どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
「HUAWEI Watch 4」の発表があった日に「HUAWEI MeetUP」がありました。
内容は開発担当の方によるプレゼン説明、著名YouTuberのトークセッション。
その後、タッチアンドトライと開発者の方との懇談タイムでした。
イベントで受けた新製品のポイント説明、タッチアンドトライしてみての第一印象をレポートします!
(1)「HUAWEI Free Buds Pro3」の特徴
イベントではまず「HUAWEI FreeBuds Pro 3」から説明がスタート。
まずはケースの説明から。
ケースにはナノガラスを採用。
ヒンジのデザインを見直しより持ちやすくなりました。
そしてサイズもより小型に。
4.5%スリム化したそうです。
たしかに「Pro2」よりもちょっと小さくなった気はしました。
本体で一番変わったのが操作のしやすさ。
操作部分をくぼみデザインに変更。
指で触ったときに触る部分を物理的にわかりやすくしたそうです。
ワイヤレスイヤホンは
「どこを触ればいいのか?」
分かりづらくなりがちですが、それが解消。
良いアップデートだなと感じましたね。
そしてイヤーチップのサイズもより増加。
XSが追加となりました。
「Sサイズでも大きすぎる」
という声からフィードバックしたそうです。
サイズのバラエティが増えるのはナイスですね。
色は3色展開。
単色になりがちなワイヤレスイヤホンなのでバラエティ豊富なのはありがたい。
そして肝心の音質部分について
こちらは11mmマグネットダイナミックドライバを採用とのこと。
コーデックはHWAとLDACに対応しました。
対応するコーデックの多さは、さすがフラグシップモデルといったところですね。
そしてイコライザーも強化。
リアルタイムで音質最適化する機能がパワーアップしたとのことでした。
そしてすごかったのがノイズキャンセリングのアップグレード。
ANCエンジンが3.0になり、精度は前モデルから50%向上しました。
実際に試しましたが、Air Pods Pro(第2世代)並かそれ以上にすごかったですね。
マイクのノイズキャンセリング機能も同じようにアップグレードされ、ノイズを軽減度合いが2.5倍に向上したそうです。
バッテリー紹介。
ANCありで4.5時間、なしで6時間ほど。
ここは前モデルをそれほど変わっていないところでしょうか。
最後は前モデルとの比較。
特に違うところが赤文字で紹介されました。
ポイントは以下の通りです。
- ケースのサイズ、イヤホン本体の重さが軽量化
- ノイズキャンセリング性能が50%向上
- 通話ノイズリダクションが2.5倍向上
- バッテリー時間が少し延びる
使い勝手に関するところがアップデートされたのは嬉しいところですね。
最後はAmazonブラックフライデーの予告でした
なんと24日からのセール対象になるとのことでした。
どれだけ安くなるのか今から楽しみですね!
※現状は29800円
(2)「HUAWEI Watch 4」の特徴
続けて「HUAWEI Watch 4」、イベント当日に発表があったeSIM対応のスマートウォッチについての発表です。
発表したてなのもあり、会場でも注目の的でした。
まずは位置づけの説明から。
そもそも「HUAWEI Watch 」はビジネスモデルとしてラインナップされていますが、その中でもスマート(カジュアルより)とのこと。
- ハイエンド:Ultimateシリーズ
- クラシック:GTシリーズ
- スマート:Watch 4(無印)シリーズ
※今回の発表にはありませんでしたが、廉価版としてSE、ランナー特化のRunner、血圧測定可能なD、イヤホン内蔵のBuds、フェイス交換可能なCyberもあり。
「HUAWEI Watch 4」はビジネスモデルの仲でも一番カジュアル。
使う対象が幅広いモデルになっているとのことでした。
位置づけの後は一番の特徴の説明、「eSIM」についての解説でした
「HUAWEI Watch 4」はスタンドアローン形式に対応、スマートウォッチ単体で電話番号を保持。
音声通話、SMS、アプリの通信が可能になっています。
機能の後は、スマートウォッチでeSIMが利用できることのメリットについて。
以下のようなメリットがあると考えているとのことでした。
- シングルSIMスマートフォンの2台目
- スマホ操作が大変な子どもや高齢者の位置共有
- 緊急時の連絡手段
個人的には「スマホが持てない高齢の親用にいいかな?」とは感じましたね。
続けてeSIMのキャリア対応について。
ドコモ、ソフトバンク本体の他に、MVNOにも対応していると発表されました。
※au、楽天はデータ通信のみ。音声通話SIMに非対応。ワンナンバーサービスにも非対応。
率直にMVNOでも使えるのには驚きでした。
これまでのスマートウォッチSIMは、キャリア契約必須だっただけに。
Y!mobileなどはシェアSIMに対応しているので、余っているSIMを使うのはありですね。
またSIMの活用法についても説明がありました。
SIMがついているおかげで「Mapのナビもウオッチ単体で出来る」点がアピールされていました。
確かに、Bluetooth連携だと切れることも多いので、単体でGPSと通信が出来るのは精度が高くなりそうで良さそうですね。
最後はデザインについて。
3Dカーブガラスの説明がありました。
曲線にしたことでベゼルが他のモデルより小さく、画面占有率もアップしたとのこと。
また、同時に薄型化、軽量化も同時に達成。
着け心地は格段に良くなっているそうです。
常時点灯ディスプレイにも対応。
リフレッシュレートが1Hzのため、常時点灯させても最大14日間もつ省電力性を達成しているそうです。
睡眠モニタリングは、TruSleep 3.0を搭載。
しっかりと最新化されています。
カジュアルモデルでもしっかり健康トレンド分析にも対応。
分析できる内容は「Ultimate」「GT」と変わりません。
※対応しているワークアウトには差があり。
最後は「HUAWEI Watch 4」の発売日、価格、キャンペーンについて。
発売日は24日。
予約キャンペーン中で、レジで9%割引き。トラッキングが出来る「S-tag(7千円前後)」がもれなくついてくるとのことでした。
実際のサイトがこちら。
発売してすぐ実質2万円引きになるのはさすがHUAWEIさんといったところ。
eSIM対応、ヘルスケア機能は10万円するWatchと遜色がなくて5万円台はすばらしいです。
(3)「HUAWEI FreeBuds Pro 3」トークセッション:かじかじさん登壇
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」、「HUAWEI Watch 4」の説明の後はスペシャルイベント。
ワイヤレスイヤホンを200個以上持っているブロガー/Youtuberのかじかじさんのトークセッションでした。
かじかじさんによる「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のリアルな感想、参加者からの質問に答える形で「ワイヤレスイヤホンで選ぶ際に重視している機能」「Free Buds Pro3がおすすめな人」などのアンサーが語られました。
ちなみに選ぶときに重視している機能は「外音取り込み機能」だそうです。
この機能がしっかりしていると、家でつけているときに「家族の声が聞こえる」ので便利。
また静かすぎないので「作業に没頭しすぎない」効果があるそうです。
そのため「外音取り込み機能」には注目しているとのことでした。
最初は「さすがプロだけあって、目の付け所が深いな」と思いましたが、実際に使ってみるとなるほど家族の声が聞こえるって大事だなと実感できました。
自宅でワイヤレスイヤホンをつけていると声をかけられても気がつかないことも多いですから。
ちなみにこの点、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は優秀だそうです。
それにしてもかじかじさんの話は分かりやすくてよかったです。
さすが「e☆イヤホン」の店長をつとめられていただけある。
着眼点も伝え方もプロでした。
ブログもさんこうなるのでぜひご覧になってください。
「HUAWEI Free Buds Pro3」ハンズオン感想
トークセッションのあとは、ハンズオンと開発担当の方との懇談会でした。
実際に1時間触ってみて感じた良さを紹介します。
(1)サイズが小さい
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」ですが、性能の割にはサイズが小さいのに好印象でした。
ハイエンドモデルだとケースも本体も大きくなりがちですが、すごくスリム。
下の画像は家に帰ってきてから撮りましたが、Air Pods ProやPixel Buds Proと変わらない大きさでした。
それでいて11mmのダイナミックドライバとかだったりするのはすごいです。
(2)カラバリが多数
カラバリの豊富さもよかったですね。
ワイヤレスイヤホンは単色展開になりがちなので3色展開はすばらしいです。
(3)ノイズキャンセリングがすごい
あとすごかったのが「ノイズキャンセリング」。
こちらは文章だけで伝えるのがなんともですが、会場でつけてみた限り、周りの会話は一切消えてビックリしました。
自宅に帰ってからも使ってみましたが、電車の走行音、車の音も聞こえないくらいに静か。
電車だとアナウンスがかろうじて聞こえるくらいでした。
それでいて圧迫感を感じないのがすごいですね。
ノイズキャンセリング精度が50%向上は伊達ではないと感じました。
Pixel Buds ProやAir Pods Pro以上のノイズキャンセリングが欲しい方は買って良しです。
「HUAWEI Watch 4」ハンズオン感想
「HUAWEI Watch 4」もしっかりとハンズオンしましたが、こちらも素晴らしい製品でした。
(1)MVNOも含めてのeSIM対応がすごい
まずはなんと言っても「eSIM」対応ですね。
実際にY!mobileで通信できる端末も展示されていて、通信のスムーズさもしっかりと感じられました。
やっぱりMVNOにも対応しているのは嬉しいですよね。
とにかくスマートウォッチでSIMを試すハードルが思いっきり下がるのがありがたい。
これまでPixel WatchやApple Watchでも使いたいと思うことはありましたが、ドコモやソフトバンク本家の契約するほどの気力ありませんでした。
でもMVNOだったら数百円から単体で使えますからね。
同じような人は多いと思います。
(2)細いベゼルで画面が見やすい
また画面が見やすく、動作がヌルヌルしていたのもよかったですね。
まず画面が大きいのでまずMapが普通に見やすい。
ディスプレイ自体が局面になっていてベゼルが限りなく狭いのも寄与しているのでしょうね。
「HUAWEI Watch GT3 SE」と比べるとベゼルがないに等しいレベル。
見やすさは抜群でした。
(3)アプリの動作もスムーズ
あとはアプリの動作もスムーズで良かったです。
Y!mobile通信が出来る端末でMapのナビを試してみたのですが、スクロールがとってもスムーズ、ストレスゼロでした。
eSIM対応のHUAWEI Watch4
地図が便利!
Y!mobileのSIMをつかった状態。
地図の読み出しも早いしスクロールもスムーズ。 pic.twitter.com/19TOO3BlRD— タケイマコト (@pcefancom) November 17, 2023
Mapをスクロールをするとカクつくウオッチも多いのですが、「HUAWEI Watch 4」ではナシ。
本当に実用的な出来でしたね。
(4)au、楽天、ワンナンバー、モバイル決済対応は今後に期待
ちょっと残念というか今後に期待だったのが対応回線の種類とモバイル決済への対応です。
音声通話に関してはauと楽天回線は未対応となっていました。
auには維持費がかからない、必要なときだけ使える「Povo2.0」があります。
これこそ「HUAWEI Watch 4」にピッタリなサービスとも思うんですよね。
必要なときに集中して使いたいときにトッピングは便利ですし、維持費も安く済みます。
今も検証中と言っていたので、今後のアップデートに期待です。
あとはモバイル決済ですね。
こちらにも対応してくれたら本当に文句の付けどころのないスマートウォッチになったと思います。
単体で通信が出来てモバイル決済端末ができる、それでバッテリーが3日もったらもはや弱点ナシといっても過言ではありません。
ぜひ今後の進化に期待したいところです。
まとめ:Watch 4とFree Buds Pro3のコスパはすごい!
以上、HUAWEIの11月の新製品イベントのレポートとハンズオン感想でした!
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」「HUAWEI Watch 4」どちらも魅力あふれるガジェットでした。
イベントで聞いて触って感じたのが「コスパの良さ」ですね。
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は実際に「3万円以下でいいの?」と思える使い勝手ですし、「HUAWEI Watch 4」もeSIM対応で5万円台ってすごい。
価格を聞いてハッキリ言って安く感じました。
※少なくとも競合に比べて確実に3割は安い。
どちらの製品も「HUAWEI」というメーカーに拒否感が無ければ本当にオススメです!
24日からブラックフライデーも始まるので、ぜひこの機会にチェックしてください!