どうもスマホ大好きなのタケイ(@pcefancom)です。
今回は2025年期待のゲーミングスマホ
「ASUS ROG Phone 9」
の実機レビューをお送りします!
「ASUS ROG Phone 9」は26日にASUSが発表したゲーミングスマホの新モデルです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサを搭載
- 6.78インチのLTPO AMOLEDディスプレイを搭載
- リフレッシュレートは最大185Hzに対応し
- 広角カメラに6軸のジンバルモジュールを搭載
- ROG Phone 9は、最大6000mAhのバッテリーを搭載、65Wの急速充電に対応
- AeroActive Cooler X Proによる冷却機能に対応
- 生成AIによる壁紙作成や写真検索機能、通話翻訳機能、文字起こしなどのオンデバイスAIに対応
- ゲームプレイに特化した機能を多数搭載
発売に先駆けて2週間ほど実機を触ってゲームや実生活で使ってみました。
普段はPixel 9 Proを使っているユーザ目線から
- 実際に使ってみて感じて良かった点、注意点
- 買うべきおすすめのユーザ
をレビューとして紹介します!
製品はお借りしていますが、評価には影響しません
ROG Phone 9とは|特徴とスペック、価格
「ASUS ROG Phone 9」は、ゲーミングスマートフォンとして最新の技術を搭載したモデルです。
Qualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサを採用。
6.78インチのAMOLEDディスプレイは最大185Hzのリフレッシュレートに対応しています、
カメラは5000万画素のメインカメラと1300万画素の超広角カメラを備え、手振れ補正も強化。
バッテリーは5800mAhで、65Wの急速充電に対応しています。
さらに、背面にはアニメーション表示機能「アニメビジョン」も搭載されました。
あらゆる面でパワーアップ、ハイエンドのゲーミングスマホとして満を持しての登場となりました。
エディションとしては
- ROG Phone 9
- ROG Phone 9 Pro※KDDI限定
- ROG Phone 9 Pro Edition
の3つが存在。
SoCの性能は変わりませんが、メモリ、カメラ性能、価格が異なっています。
スペックと価格
スペックと価格は以下のとおりです。
スペック | ROG Phone 9 | ROG Phone 9 Pro | ROG Phone 9 Pro Edition |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.78インチ LTPO AMOLED 解像度: 1080 x 2400ピクセル リフレッシュレート: 165Hz/185Hz HDR10+ |
6.78インチ LTPO AMOLED 解像度: 1080 x 2400ピクセル リフレッシュレート: 185Hz HDR10+ |
6.78インチ LTPO AMOLED 解像度: 1080 x 2400ピクセル リフレッシュレート: 185Hz HDR10+ |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 8 Elite | Qualcomm Snapdragon 8 Elite | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
RAM | 12GB/16GB/24GB | 16GB/24GB | 24GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 512GB/1TB | 1TB |
カメラ | リアカメラ: 50MP + 13MP + 5MP フロントカメラ: 32MP |
リアカメラ: 50MP + 13MP + 32MP フロントカメラ: 32MP |
リアカメラ: 50MP + 13MP + 32MP フロントカメラ: 32MP |
バッテリー | 5800mAh 65W急速充電 |
5800mAh 65W急速充電 |
5800mAh 65W急速充電 |
OS | Android 15 | Android 15 | Android 15 |
その他 | Dual SIM, 5G, Wi-Fi 7, NFC, IP68防水 | Dual SIM, 5G, Wi-Fi 7, NFC, IP68防水 | Dual SIM, 5G, Wi-Fi 7, NFC, IP68防水 |
価格 | ¥159,800 | ¥189,800 | ¥239,800 |
-
ROG Phone 9: 基本モデルで、ゲーム向けの高性能と長持続バッテリーが特徴です
-
ROG Phone 9 Pro: 高性能なRAMとストレージを搭載し、カメラやAniMe Vision機能が強化されています。
-
ROG Phone 9 Pro Edition: 最高性能のRAMとストレージを搭載しています。

二週間使って良かった点(メリット)と注意点(デメリット)
Google Pixel 9 Proを使っているユーザ目線から
「ASUS ROG Phone 9」
を2週間じっくり使ってみて良かった点、ここは注意かなという点を素直に紹介します。
良かった点(1)重いゲームが快適に動く、原神、Diablo、レースゲームが快適!
「ASUS ROG Phone 9」で良かったのが、やはり圧倒的なゲーム性能ですね。
原神やDiablo Immortalのような、スマホの性能を限界まで使うような重いゲームも滑らかに動作してくれました。
特に原神は快適そのものでしたね。
リフレッシュレートが高いのが効いているのか、読み込みが早い!
画面の回転もスムーズでしたし、動作もヌルヌルでビックリしました。
※改めてPixel 9 Proなどでプレイするとかくつきがあったのだと実感。
ゲームのロード時間も非常に短く、ストレスなくゲームを楽しめました。
また、「ASUS ROG Phone 9」は、ゲームパッドのような操作感を実現する「AirTriggers」という機能も搭載しています。
画面上の特定の場所をボタンとして割り当てることができ、マクロ的な事もできました。
あまり使い込めませんでしたが、普通に快適でした。
Geforce Nowでモンハンとかやったときに使えそうな気はしましたね。
良かった点(2)ベンチマークも高得点!Pixel 9 Proよりも超スピーディ!
「ASUS ROG Phone 9」の性能を客観的に評価するために、ベンチマークアプリで計測してみました。
予想は出来たことですが、ハイスコアで良かったです、
AntutuでPixel 9 Proと並べて測ってみたところ
- ROG Phone 9|2821030
- Pixel 9 Pro|849233
とダブルスコアの差に。
Pixel 9 Proも一応17万円近い価格だったのでそこまで差は出ないだろうと思っていたら、すごい差でびっくりしてしまいましたね。
以下が実際にならべてベンチマークを流したときの映像です。
3Dオブジェクトの描画周りはかなり差が出たなという感じです。
ベンチマークの強さはさすがROG Phoneだなと実感しました。
良かった点(3)ディスプレイ表示、スピーカーの音がいい!映画鑑賞にも最適!
ディスプレイ品質と音質もとても良き!でした。
まさに「ASUS ROG Phone 9」の強みというか、6.78インチのAMOLED、解像度は1080 x 2400ピクセルだけあって表示はとっても綺麗。
音質も実際にクラシックを聞いたりYouTubeを鑑賞してみたのですが、背面のスピーカーが最高すぎ!
Pixel 9 Proが前世代のスマホに思えてしまいました(笑)
特にスピーカーが背面全体にあるのか、スマホ全体から流れてくる感覚に病みつきでした。
音質重視の方は、スピーカー目的で「ASUS ROG Phone 9」を買ってもいいと思います。
良かった点(4)縦でも横でも充電できるのは便利
充電がよく考えられているのも良かったです。
「ASUS ROG Phone 9」は、本体下部と側面の2箇所にUSB Type-Cポートを搭載しています。
これにより、縦持ちでも横持ちでも、充電しながら快適にゲームをプレイできます。
従来のスマホでは、横持ちで充電するとケーブルが邪魔になり、ゲームの操作性が悪くなっていたりするんですよね。
でも、ROG Phone 9なら、ケーブルが邪魔になることなく、快適にゲームをプレイできました。
ROG Phone 8からある作りですが、地味に便利で変わらず良い点だと思います。
充電のスタイルを横にでも縦にでもできるのはROG Phoneくらい。
このオリジナリティは大事にしてほしいです。
良かった点(5)ゲーム管理アプリがわかりやすい
ROG Phone 9には、「Armoury Crate」というゲーム管理アプリがプリインストールされています。
このアプリも使いやすかった!
このアプリのお陰でゲームのパフォーマンス設定を簡単に行えましたし、ゲームを起動するとスマホ通知をオフにしてくれたりするのも便利でした。
さらに、ゲームパッドの設定や、AirTriggersの設定なども行えます。
スマホでゲームをしているとそれ以外のアプリが邪魔することが多くてなえるのですが、そのへんこのアプリがうまく制御してくれるのは良かったです。
※特に通知系
ゲームを快適にプレイするためのノウハウがアプリに詰め込まれているのはROG Phoneの強みだと思います。
良かった点(6)カメラも高機能!クリエイタースマホとしてもいける
カメラも普通にハイエンドスマホクオリティだったのも良かったです。
「ASUS ROG Phone 9」のレンズは広角、超広角、マクロの3つ。
実際に写真を撮影してみたら普通に綺麗に撮れて満足でした。
部屋で物撮りしてみましたが、ボケも自然で不満を感じることなかったです。
今回、あまり使えませんでしたが、動画撮影も4K/60fpsに対応しているのもナイス。
手ブレ補正も強力で、歩きながらの撮影でも滑らかな動画を撮影もOK。
これらのカメラ性能は、クリエイターにとっても大きなメリットとなるのではないかなと思いましたね。
動画編集アプリもサクサク動くでしょうし。
クリエイタースマホとしても十分すぎる性能は率直に素晴らしいと感じました。
良かった点(7)かこって検索などAI機能が充実している
AIもかなり実用的になったのも良かったです。
ほぼPixel 9 ProやGalaxy AIとほぼほぼ同じ機能を搭載してくれました。
「かこって検索」は、画面上の気になる部分を囲むだけで、その情報を検索できる機能ですが、
「ASUS ROG Phone 9」
でもいよいよ搭載。
実用的なAI機能がついてくれたのはポイント高いです。
ちなみにオンデバイスAIに対応している機能は以下のとおり。
AI機能については、GoogleやGalaxyに後塵を拝していたなと思っていましたが、「ASUS ROG Phone 9」で一気にまくった感じがします。
カテゴリ | 機能名 | 説明 |
生成AI | AI壁紙 |
コンテンツを選択していくことで、生成AIによって自分だけの壁紙を作成できる機能です。
|
生成AI | AI文字起こし |
サウンドレコーダーで会話の内容を録音し、リアルタイムで文字起こしができる機能です。
|
生成AI | AI通話翻訳 |
通話内容をリアルタイムで文字起こし/翻訳ができる機能で、複数言語に対応しているのも特徴です。
|
システム系AI | 写真・画像検索機能 |
「ギャラリー」アプリは、写真や画像を文字で検索できる機能を搭載しています。
|
システム系AI | 設定内検索機能 |
「画面の設定」などのざっくりとした検索内容でも、設定内での検索結果が表示されます。
|
システム系AI | アプリ検索機能 |
「地図」などのざっくりとした検索内容でも、該当するアプリの検索結果が表示されます。
|
カメラ系AI | AI流し撮り |
撮影時に動いている被写体ではなく、背景にぼかし効果を加える写真を撮影することができます。
|
カメラ系AI | ドキュメントキャプチャー |
先進のAIアルゴリズムによって、撮影した写真(例えば書類など)の画像や文字の歪みを補正し、さらに写り込んだ影を除去することもできます。
|
カメラ系AI | ポートレート動画 |
被写体以外の背景をぼかして動画を撮影することが可能で、まるで映画のような動画を簡単に撮影することができます。
|
ゲーム系AI | AI Grabber |
ゲーム内に表示されているテキストデータをキャプチャーすることができます。さらに、画面内のテキストを翻訳することも可能になりました。
|
ゲーム系AI | X Sense |
ゲーム中のキーイベントを自動的に検出し、有益な情報がポップアップでユーザーに通知されます。
|
ゲーム系AI | X キャプチャー |
ゲーム中のキーイベントや勝利の瞬間などに、自動的にショート動画が録画されます。
|
ゲーム系AI | AIノイズキャンセリング |
AIにより現在の環境音を分析し、最適な状態でノイズキャンセリングを実行することが可能です。
|
良かった点(8)おサイフケータイ、防水・防滴にも対応!普段づかいできるスマホ
ゲーミングスマホでありながら、おサイフケータイにも対応してるのも良かったです。
普段の買い物や電車での移動も、ROG Phone 9一台で完結できるのは大きいですね。
防水防塵性能もIP68に対応しているのもナイス。
雨の日やアウトドアでも安心して使えるようになりました。
結構いいお値段なので、ゲーミングだけではなくて日常のメインスマホとして使いたい方がほとんどだと思います。。
日常使いに必要な機能にそしっかり対応しているのは素晴らしいと思います。
メインスマホになり得ますよね。
注意点(1)カメラは出っ張っている
ここが注意だなと思ったのがカメラの出っ張りです。
ROG Phone 9のカメラは、高性能なセンサーを搭載しているため、本体から少し出っ張っています。
裸で置くとガタガタして不安定に感じることがありました。
気になる場合は、カメラ部分を保護するケースを使うのは必須かなと思います。
注意点(2)背面がツルツルしているのでケースは必須
ROG Phone 9の背面は、光沢のあるガラス素材でできており、非常に美しいですがツルツルしていて滑りやすいです。
裸運用していると確実に落とすなと感じました(苦笑)
落としてしまうと、価格が高い分、修理代もすごいことになりそうなので、ケースを使うことをおすすめします。
買うのなら、純正のケースがおすすめです。
冷却性能も優れています。
買うべきオススメのユーザ
ROG Phone 9は、以下のようなユーザーに特におすすめです。
こんな方におすすめ
- 原神、Diablo、Call of dutyなど重めのゲームが好き
- 画像、動画編集スマホとしても使いたい
- バッテリーや熱対策がしっかりしているスマホがほしい
(1)原神、Diablo、Call of dutyなど重めのゲームが好き
重いゲームを最高画質で快適にプレイしたい方には間違いなくおすすめです。
原神、Call of Duty、PUBG Mobile、ディアブロなど動作が重めのゲームをたくさんしてみましたが、どれも起動がはやくて画面描画もヌルヌルでとにかくプレイしていて気持ちよかったです。
- 起動したときになかなか起動してこない
- 豪華な画面の時に急にカクつく
なんてことが無かったです。
ROG Phone 9には専用の冷却装置もありますし、重いゲームをする方にはまずおすすめです!
(2)画像、動画編集スマホとしても使いたい
画像、動画編集スマホとしても使いたい方にもおすすめです。
カメラ性能は高いですし、SoCが強力なのでクリエイターパソコンならぬ、クリエイタースマホになると思います。
ストレージも大容量なので搭載しているので、大量の写真や動画を保存できます。
スマホでガンガン、画像や動画編集していきたい方に超おすすめです!
(3)バッテリーや熱対策がしっかりしているスマホがほしい
スマホがどんなに高性能でも熱対策ができていなければ猫に小判、正直言っていりません。
結局サーマルスロットリングで性能ガタ落ち、バッテリーがすぐ切れて使う気がなくなります。
この点、ROG Phone 9は、強力な冷却システムを搭載していて、しかもオプション製品を使えば長時間ゲームも問題ありません。
性能が高いスマホをせっかく買っても
- トップ性能は高いけど、熱対策が弱い
- 熱くなるとパフォーマンスが落ちる
- バッテリーもすぐなくなる
のが嫌で結局使い方がいつものスマホと一緒となってしまっている人に特におすすめしたいですね。
まとめ|ゲームと映画、映像編集がとっても快適!普段使いもできる高機能スマホ
ROG Phone 9は、ゲーム性能だけでなく、普段使いでも快適に使える高性能スマホでした!
重いゲームを最高画質で快適にプレイしたいなら、ROG Phone 9は間違いなくおすすめです。
また、高性能なカメラとディスプレイは、画像や動画編集にも最適。
クリエイターのスマホとしても、十分すぎるほどの性能を持っています。
バッテリー持ちと熱対策も優れているので、長時間のゲームプレイや動画鑑賞も安心です。
ゲームも普段使いも、これ一台で快適にこなしたい方はぜひチェックしてみてください!

- Qualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサを搭載
- 6.78インチのLTPO AMOLEDディスプレイを搭載
- リフレッシュレートは最大185Hzに対応し
- 広角カメラに6軸のジンバルモジュールを搭載
- ROG Phone 9は、最大6000mAhのバッテリーを搭載、65Wの急速充電に対応
- AeroActive Cooler X Proによる冷却機能に対応
- 生成AIによる壁紙作成や写真検索機能、通話翻訳機能、文字起こしなどのオンデバイスAIに対応
- ゲームプレイに特化した機能を多数搭載