どうもガジェットマニアのタケイ(@pcefancom)です。
「HP ProBook 460 G11 」は16インチ(ノングレア)のOffice作業向け大型ノートパソコンです。
一週間の間、実際に使ってみて感じた良かった点(メリット)、注意点(デメリット)、買うべきユーザをレビューします。
製品は貸与いただいておりますが、評価には影響ありません。
HP ProBook 460 G11|特徴とスペック
「HP ProBook 460 G11 」は、2024年10月24日に発売された、16インチの大画面を搭載したビジネス向けノートPCです。
主にハイブリッドワークやオフィス業務をターゲットとして設計されています。
CPUにインテルCore Ultraプロセッサー(125Uまたは155U)を搭載し、省電力性と高い処理性能を両立。
最大32GBのDDR5メモリや1TBまで拡張可能なM.2 SSDストレージに対応しており、複数のタスクや大容量データ処理にも対応可能です。
ディスプレイは16インチのWUXGA(1920×1200)非光沢パネルで、アスペクト比16:10を採用。
広い表示領域により、ExcelやWordなどの複数ウィンドウ操作が効率的に行えます。
さらに、300ニトの輝度とブルーライト低減機能を備え、目への負担を軽減します。
重量は約1.84kgで、16インチモデルとしては比較的軽量でありながら、MIL-STD-810H準拠の堅牢性も兼ね備えています。
スペックは以下のとおりです。
16インチのOffice作業向けのモデルとしてはハイエンドなつくりになっています。
OS | Windows 11 Home (日本語) / Windows 11 Pro(日本語) |
---|---|
プロセッサー | インテル Core Ultra 5 プロセッサー125U (最大周波数 4.3GHz※2、Performance-cores 2個Efficient、-cores 8個、低消費電力 Efficient-core 2個 / スレッド数14/キャッシュ 12MB) インテル Core Ultra 7 プロセッサー1550 (最大周波数 4.8GHz※2、Performance-cores 2個、Efficient-cores 8個、低消費電力 Efficient-core 2個/スレッド数 14/キャッシュ 12MB) |
インテル® vPro | 未対応 |
チップセット | プロセッサー内蔵 |
メモリ メモリスロット ストレージ ※4 Webカメラ ネットワークコントローラー 無線LAN/Bluetooth |
8GB (8GB×1)/16GB (16GB×1)/16GB (8GB×2) / 32GB (16GB×2) SO-DIMM DDR5-5600、最大32GB 256 GB M.2 SSD (PCIe NVMe)/512 GB M.2 SSD (PCIe NVMe)/ 1TB M.2 SSD (PCIe NVMe) フルHD Webカメラ、プライバシーシャッター付き LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 Realtek RTL8852CE WI-FI 6E 802.11a/b/g/n/ac/ax (アンテナ数:送信2、受信2) (Wi-Fi準拠) Bluetooth5. 3 / インテルWI-FI 6E AX211 a//b/gn/ac/ax (アンテナ数:送信2、受信2) (Wi-Fi準拠) + Bluetooth5. 3 |
WWAN | なし |
SIMカードスロット | なし |
グラフィックスタイプ | インテル・グラフィックス (CPU内蔵) |
ディスプレイタイプ (液晶表示最大解像度)※5 |
16インチワイド (16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 300cd/m²、LEDバックライト) |
ポインティングデバイス | クリックパッド (マルチタッチジェスチャー対応) |
キーボード | HP Premium Keyboard (電源ボタン搭載)、防滴機能付き、キーピッチ: 18×18mm、キーストローク:1.5mm.JIS標準準拠 OADG準拠配列、テンキー |
インターフェイス | 右側: ネットワークポート (RJ45) x1, SuperSpeed USB Type-A 5Gbps signaling ratel 左側: HDMI 2.1ボート×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps signaling rate (チャージング) ×1、 SuperSpeed USB Type-C 20Gbps signaling rate (USB Power Delivery DisplayPort 1.4)×2、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1 |
オーディオ機能 | Audio by Poly Studio 内蔵デュアルステレオスピーカー、内蔵デュアルアレイマイク |
セキュリティ機能 | なし / HP Wolf Pro Security Edition 1年版※6/HP Wolf Pro Security Edition 3年版※6/ HP Wolf Pro Security Edition 4年版※6/HP Wolf Pro Security Edition 5年版※6 HP Wolf Security for Business 7 (HP Sure Sense, HP Sure Start、HP Sure Click, HP Sure Run, HP Sure Recover HP Sure Admin HP BIOSphere HP Secure Erase (NIST準拠))、HP Tamper Lock, ナノセキュリティロック ケーブル用スロット (約2.5×6mm)、Enhanced Signin -Security (ESS) 有効 |
セキュリティチップ | TPM 2.0準拠 |
指紋認証センサー | パームレストに内蔵 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約359.4 × 251.0×10.9(前部)/17.0(後部) (突起部含まず) |
質量※8 | 約1.84kg~ |
ACアダプター | なし※9/ HP 45W USB Type-C アダプター(HP ファストチャージ対応、動作電圧:100-240 VAC (電源コードは100VAC)、動作周波数:47-63 Hz) |
省エネ法に基づくエネルギー消費効 率※ |
12 区分 23.6 kWh/年(AAA) |
各種規格適合 | RoHS指令、国際エネルギースタープログラム、VCCI、J-Moss (JIS C0950) ※11、EPEAT Gold※111、PCグリーンラベル (★★★Ver. 14) ※IV、MIL-STD-810H (19項目) |
標準バッテリ | リチウムイオンポリマーバッテリ(3セル、56WHr、高耐久性(充電回数1000回、ロングライフ)) |
バッテリ駆動時間 | MobileMark 25:最大約13時間00分、JEITA測定法Ver3.0:約8.9時間(動画再生時)/約14.9時間(アイドル時) |
プリインストール/プリロー ド ソフト |
HP Wolf Security for Business, HP Support Assistant等 |
ウェア オフィス |
なし / Microsoft Office Personal 2021/Microsoft Office Home & Business 2021/ Microsoft Office Professional 2021/Microsoft Office Home and Business 2024 (日本語) デジタルアタッチ版 |
リサイクルラベル | なし あり |
リカバリメディア | リカバリメディアは製品に付属しません。HP Cloud Recovery ツールをご使用ください |
主な添付品 | ACアダプター※15、電源コード、保証書等 |
保証期間 | 標準保証:1年 (1年間引き取り修理サービス※17、1年間パーツ保証/電話サポート)、グローバル保証※18 |
使って感じた良かった点(メリット)
まずは実際に使って良かった点(メリット)から紹介していきます!
ココがおすすめ
- 画面が16インチ、ノングレアで見やすい
- テンキーで数字の入力が楽
- キーボードレイアウトが日本人好み
- 指紋認証のおかげでログインが楽
- MILスペックに準拠していて水溢れにも安心
メリット(1)画面が16インチ、ノングレアで見やすい
まず良かったのが、ディスプレイサイズとノングレアな液晶なところですね。
アスペクト比16:10の縦長画面により、ExcelやWordなどの複数ウィンドウを効率的に操作できて快適でした。
さらに、非光沢(ノングレア)パネルを採用しているため、光の反射を抑え、明るい環境でも画面が見やすかったです。
最大輝度300ニトの明るさと広い視野角のおかげで、カフェなどでも快適に作業できました。
狭額縁デザインにより画面占有率が高く、大画面ながらもコンパクトでスタイリッシュな外観が使っていて、気分が良かったですね。
メリット(2)テンキーで数字の入力が楽
「HP ProBook 460 G11 」は、フルサイズキーボードを搭載しており、日本語配列にも対応したテンキーが標準装備されています。
テンキーのおかげでスプレッドシートでの数字入力が楽で良かったです。
テンキー部分には適度なキーピッチが確保されており、ミスタイプを防ぎつつ快適に入力できたのも良かったです。
さらにバックライト機能も搭載されているため、暗い場所でも正確に操作できました。
テンキーを愛用される方にはすごくメリットになると思います。
メリット(3)キーボードレイアウトが日本人好み
「HP ProBook 460 G11 」のキーボードは、日本人ユーザーの使いやすさを考慮したレイアウトなのもめりっとと感じましたね。
JIS配列に準拠しつつも、18.7mmの広いキーピッチと1.5mmのキーストロークを採用してくれており、実際に使っていても快適でした。
「Enter」キーや「Backspace」キーなど頻繁に使用するキーは大きめに設計されており、タイピングミスを減らす工夫が施されているのはHP全般にいえることですが、素晴らしいと思います。
また、防滴仕様になっているため、不意の水こぼれにも耐えられる堅牢性があるのもナイス。
タイピングのしやすさと防水性を兼ね備えたこのキーボードは、ユーザーにとって非常に魅力的と感じました。
メリット(4)指紋認証のおかげでログインが楽
紋認証センサーが標準搭載されており、安全かつ迅速なログイン体験を提供します。この機能によりパスワード入力の手間を省きながら、高いセキュリティレベルを確保できます。
日々のPC利用時にログイン操作の煩わしさから解放されたい派なので、この指紋認証機能は非常に有用でした!
メリット(5)MILスペックに準拠していて水溢れにも安心
「HP ProBook 460 G11 」は米軍調達基準(MIL-STD-810H)に準拠した堅牢設計が特徴であり、水こぼれや衝撃など過酷な環境にも耐える性能を備えています。
※この規格では19項目以上の厳しい試験が実施されており、高温・低温環境や振動・落下試験など、多様な状況下で安定した動作を保証されている。
不意の水こぼれから内部コンポーネントを保護する設計となっており、安心して使用できるのは素晴らしいです。
実際にこぼしたわけではありませんが、カフェでも安心して使えるのは素晴らしいと思います。
使って感じた注意点(デメリット)
次に使って感じた注意点についてです。
ココに注意
- USB-Cポートが左側のみについている
- 約1.84㎏あるので持ち運びは辛い
- ゲームには向かない
デメリット(1)USB-Cポートが左側のみについている
「HP ProBook 460 G11 」はのUSB-Cポートは左側にしか配置されていない点は注意が必要です。
このモデルにはThunderbolt 4対応のUSB-Cポートが2つ搭載されていますが、どちらも左側面に集中しており、右側にはUSB-Cポートがありません。
このため、周辺機器を接続する際にケーブルの取り回しが制限される場合があります。
特に右利きのユーザーで右側にマウスを使用する場合、左側から伸びるケーブルが作業スペースを邪魔する可能性があります。
左右両方にあるのに慣れている方は注意してください。
デメリット(2)約1.84㎏あるので持ち運びは辛い
「HP ProBook 460 G11 」の重量は約1.84kgであり、16インチノートPCとしては比較的軽量な部類ではありますが、モバイル用途として頻繁に持ち運ぶには少し重く感じるかもしれません。
特にACアダプター(約275g)を含めた総重量は約2.07kgとなり、バッグに入れて長時間持ち歩く際には負担になる可能性があります。この重量は、大画面ディスプレイや堅牢なボディ設計を採用していることによるものですが、軽量さを重視するユーザーにはやや不向きです。
実際に持ち運んでみましたが、肩にずっしりきたので、一回で止めました。
持ち運びするには辛い重さという点には注意してください。
デメリット(3)ゲームには向かない
「HP ProBook 460 G11 」はビジネス用途に最適化されたノートPCであり、ゲーミング用途には適していません。その主な理由は専用GPU(グラフィックスカード)が搭載されていないからです。
高負荷の3Dゲームやリアルタイムレンダリングを必要とする作業には十分な性能を発揮できません。
また、ディスプレイも最大300ニトの輝度とWUXGA解像度(1920×1200)を備えていますが、高リフレッシュレートや広色域対応といったゲーミング向け仕様ではありません。
実際にベンチマークをしてみましたが、動作困難の判断ででした。
ゲーム目的でHPのノートパソコンを買うのなら、OMENシリーズがオススメです。
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HP ProBook 460 G11|買うべきユーザ
こんな方におすすめ
- ノートパソコンの画面は大きい方がいい
- キーボードにテンキーはあったほうがいい
- 使う場所がオフィスや自宅だけだ
ノートパソコンの画面は大きい方がいい
16インチの大画面ディスプレイを搭載しており、ノートパソコンの画面が大きい方が良いと考えるユーザーにオススメです。
「HP ProBook 460 G11 」の価値は何か?というと、MacBook Pro 16インチと同じ大きさのディスプレイという点です。
そういった意味で、大画面かつ高品質なディスプレイを求めるユーザーにまずオススメしたいですね。
キーボードにテンキーは絶対必要!数字入力の快適さを重視している
フルサイズキーボードを搭載し、日本語配列にも対応したテンキーが標準装備されているのも強みといえます。
数字入力を多用するビジネスユーザーや学生にとって非常に便利でああることは間違いありません。
キーボードのテンキーは普通に使う、とにかく数字入力の快適さを重視する方オススメです。
使う場所はオフィスや自宅だけ
そのため
「使う場所がオフィスや自宅だけ」
というユーザーには特におすすめです。
このモデルはMIL-STD-810H準拠の堅牢設計を採用しており、自宅やオフィス内での移動時にも安心して使用できます。
また、有線LANポートやHDMIポートなど、多様な接続性を備えているため固定された環境での利用にも適しています。
ノートパソコンをデスクトップパソコンライクに使いたい方にオススメしたいですね。
HP ProBook 460 G11 を買う方法
最後に買う方法を紹介します。
「HP ProBook 460 G11 」は「HP ダイレクトストア」で購入可能です。
ビジネス向けのため量販店やAmazonに置いてありません。
「HP ダイレクトストア」で注文してください。
頻繁にセールをやっているので、個人向けと同じような価格で購入できます。
まとめ|大きい画面でOffice作業をこなしたい方にオススメのノートパソコン
「HP ProBook 460 G11 」は、16インチの大画面ディスプレイやテンキー付きフルサイズキーボード、高い耐久性を備えたビジネス向けノートPCとして、特にオフィスや自宅での作業を重視するユーザーに最適なモデルです。
総じて、大画面で効率的に作業したい方や、オフィスや自宅での使用をメインとする方にとって非常にオススメなので、使い方が合いそうな方はぜひチェックしてみてください!