
はじめてのChromebookシリーズ。今回はChromebookの「メリット・デメリット」についてです。
Windows10やMacと比べてどんなメリット・デメリットがあるのか?を解説します。
ポイント
- Chromebookのメリット紹介
- Chromebookのデメリット紹介
- まとめ
スマホの延長で使える新しいタイプのパソコン
Chromebookのメリット・デメリットについて代表的なものには以下のようなものがあります。。
それぞれ具体的にみていきましょう。
Chromebookのメリット
- 価格が全体的に安い
- 起動が10秒以下
- バッテリーの持ちがいい
- セキュリティが安心
- OSのアップデートは長くても数分
Chromebookのデメリット
- Windowsアプリがつかえない
- 暗号化、ドライバが必要なUSBがつかえない
- ドメインに参加、共有フォルダへのアクセスができない
Chromebookのメリット
まずはメリットからです。
価格が全体的に安い
価格はWindows、Macに比べて相対的に安いです。
価格設定は大まかには以下のようになっています。
- Googleが出している超ハイエンド=180,000円前後
- サードパーティのハイエンド=100,000円前後
- 〃のミドルレンジ=50,000円前後
- 〃のエントリー=30,000円前後
各クラスの価格は「WindowsやMacのおおむね半額」と考えておいていいでしょう。
Chromebookのいいところは「エントリー機種でも動作がサクサク」というところですね。
Windowsのエントリー機種はWindowsアップデートすらままならないものがありますが、Chromebookではありえません。安心して使えます。
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Chromebookの相場感
Chromebookの選び方、最新人気ランキング、メーカー別に最新モデルを紹介している記事をまとめました。
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起動が10秒以下
Chromebookにハマるユーザーの多くがきっかけに上げる理由の1つです。
電源オフ状態から使えるようになるまで本当に10秒かかりません。
スリープならもっと速い。使おうと思ったときにすぐ使えるのは大事ですね。
ポメラのような使い勝手です。
バッテリーの持ちがいい
ほとんどの作業をChromeブラウザで行うため、バッテリー持ちが非常にいいです。
Windowsだとカタログに12時間とあったら6時間持てばいいほうですが、Chromebookだと本当に12時間持ちます。
スリープ時の消費も少ないです。
※最もAndroidを使えるようになって多少変わってきていますが。>アプリによってはバッテリーを大量消費する。
セキュリティ対策が無料
ウイルス対策をユーザーでなにかする必要がありません。
すべてGoogleが用意していくれています。
加えてインターネットをする上で安心な機能が無料でついています。
ウイルス感染してなにか情報を盗まれてしまう、という可能性は他のOSに比べて極めて低いです。
セキュリティ機能 | 内容 |
---|---|
OS自動更新 | Chromebook ではアップデートが自動的に行われるため、常に最新で最も安全なバージョンが動作するようになっています。 |
サンドボックス | Chromebook でウイルスに感染したページを開いたとしても、他のタブ、アプリ、その他の要素に影響が生じることはなく、脅威は封じ込められます。 |
確認つきブート | Chromebook では起動時に毎回、「確認付きブート」と呼ばれるセルフチェックが行われます。システムで改ざんや破損が検出された場合、通常は自己修復により、オペレーティング システムが新品同様の状態に戻されます。 |
データの暗号化 | Chromebook でウェブアプリを使用するとき、重要なデータはすべてクラウドに安全に保存されます。不正利用対策を施したハードウェアを使ってこのデータが暗号化されるので、ファイルに簡単にアクセスされないようになっています。 |
OSのアップデートは長くても数分
Windowsのメジャーアップデートなら数ギガダウンロードして、完了まで数十分、下手をすると半日かかります。
Chromebookならアップデートも数分です。Chromebookならメジャーアップデートでもかかる時間は10分程度です。
Chromebookのデメリット
つぎにChromebookのデメリットについてみていきましょう。
クラウドファーストなOSゆえにWindows、Macにはない制限があります。
Windowsアプリが使えない
当然ですが、インストールして使うアプリが使えません。
Word、EXCEL、パワーポイントもインストール型はつかえません。
GSuiteか、Android版かブラウザ版を使う必要があります。
暗号化、ドライバが必要なUSBがつかえない
USBはついていますが、認識するのに暗号解除ソフトが必要なもの、ドライバのインストールが前提のものは使えません。
いわゆる「USBマスストレージ」というクラスのもののみ利用が可能です。
ディスプレイ、マウス、キーボード、プリンタ、外付けハードディスクなどは使えます。
ただしディスクが暗号化されていてメーカー独自のアプリで複合するような使い方はできません。
USBマスストレージとは?
USBマスストレージとは、USBを通じてパソコンと接続された周辺機器がドライブとして認識されるしくみのこと。USBマスストレージにより、特別なアプリケーションソフトがなくても周辺機器が認識されます。マウス、キーボード、プリンタなど対応している製品は接続すればすぐに使えます。
一眼レフ、スマホなども外付けハードディスクと同じ用にフォルダでファイルのやり取りができます。
ドメインに参加、共有フォルダへのアクセスができない
ChromebookではOS自体にWindowsのような「ドメイン」の仕組みがないです。
ADサーバの情報を使って共有フォルダにアクセス、ということはできません。
仕事でWindowsパソコンの代わりに使う場合には注意が必要です。
モバイルパソコンとしての利用価値は大
以上、Chromebookのメリット、デメリットについてでした!
WindowsやMacで使える定番アプリが使えないデメリットはありますが、それ以上にモバイルパソコンとしてのメリット(起動、セキュリティ、価格)が多いです。
どのサービスも最近はWEB版が充実してきています。
ノートパソコンでやる作業は全部ブラウザで済んでいてるという方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにはピッタリなパソコンです。
Amazonでさくっと買えますし、実物もビックカメラで触れます。
是非一度トライしてみてくださいね!
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